蛇谷・手取峡谷と白山比神社

先日バスツアーで石川県・岐阜県間のスーパー林道蛇谷峡谷（手取川）と続く下流の手取峡谷、更に下流の白山比神社へ行って来た。スーパー林道の「とがの木台」は霊峰白山諸峰が展望できる筈だが、残念なが生憎雲がかかり見えなかった。

秘境の林道開発は森林資源の有効活用と森林管理が目的で、加えて地域振興と国立公園内の公園道路として開発されたとある。山々も建築用材になるような森林は見あたらず、日曜日というのに観光客も疎らで行き交う車も少ない。多分紅葉の時期は相当の混雑だろうと思うが、維持管理費が税金かと思うと考えさせられる。スーパー林道は有料道路で通行料金は添乗員の話によるとすこぶる高いらしい。

蛇谷峡谷は岐阜県・富山県の県境の峠から石川県白山市一里野に下る林道沿いの峡谷（手取川）で険しい谷は当然であるが、手取峡谷は平野の田圃の中を流れる手取川で、まさか峡谷を形作っているとは思いもよらなかった。残念ながら水害復旧工事で本年度は川下りも中止で、展望のよい処までも通行止めで行けなかった。林の隙間や橋の上から垣間見るだけだった。ミニグランドキャニオンと言われる素晴らしい峡谷なので誠に残念だった。

白山比（しろやまひめ）神社は御祭神が白山比大神で、霊峰白山（はくさん）を御神体山としている。全国の白山神社の本宮で、加賀一ノ宮として尊崇されている北陸鎮護の大社（旧国幣中社）である。奥の宮は白山嶺上にあり、白山比神社境内には参詣用に奥の宮を模した小さな拝殿がある。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蛇谷峡谷　　　　　ふくべの大滝　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　手取峡谷　ミニグランドキャニオン

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　白山比神社本殿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白山比神社境内の「奥の宮」拝殿