言葉って面白い!

この日本語、英語でなんていうの?その奥に深い文化の違いが見えてきませんか。

バドミントンの人気の裏で

2008年08月14日 | オリンピック
このオリンピックでバドミントンが俄然メジャースポーツになった感があります。

小椋・潮田組、いわゆるオグシオの人気もさることながら、最強の中国ペアを破って一躍注目を浴びた末綱・前田組の貢献も大です。
残念ながら韓国戦には敗れはしましたが、見ごたえのあるラリーが続き、感動的なゲームでした。

ところで、「スエマエ」というコンビのニックネームが急にできました。
当然、「オグシオ」を意識して作られたネーミングでしょうが、本人たちはあまり喜んではいないようです。
この手のニックネームは、インパクトと言い易さが定着の何よりの秘訣です。

その点、本人たちの人気や実力はさておき、スエマエというネーミングは、オグシオには一歩劣るようです。
母音の位置、バリエーション、それぞれの文字のインパクトなどを比べると、オグシオの方が言いやすく、耳に残りやすいようです。

「グ」という文字が一つの秘密です。
ある考察によると、「G」の子音は、ヒーローもののキャラクターには欠かせないそうです。
「ガンダム」「ゴジラ」「マジンガーゼット」「エヴァンゲリオン」…
ある種の強さとインパクトを聞く者に与える子音のようです。

その強い音と、小椋・潮田の華麗なプレーのちょっとした違和感が、またインパクトの強さにつながっているのかもしれません。

もちろん、名前を組み合わせて作るニックネームですから偶然の産物であり、本人たちの努力や実力とは何の関係もありません。
しかし、宣伝やプロデュースの世界では、こうしたネーミングは人々の記憶に残る決定的な役割を果たすもので、いわば生命線といえるものです。

スエマエも、よりよいコンビ名ができると、記憶に残る存在になるのでしょう。


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