言葉って面白い!

この日本語、英語でなんていうの?その奥に深い文化の違いが見えてきませんか。

濃霧で飛ばなかった飛行機

2006年08月22日 | 旅の話し
青森への旅の最終日。
夜9時前の最終便に乗るべく空港に向かいました。
青森空港は市内から車で30分ほどかかる山中にあります。
車を走らせていくと、徐々に天気が怪しくなっていきます。
あれよあれよという間に、周りは霧で包まれてしまいました。

空港の近辺では百メートル先も見えないくらい。
不安に包まれたまま空港に到着すると、案の定、夕方から飛行機の欠航が相次いでいました。
しばらく待機していたのですが、天候は回復せず、最終便も欠航に。
やむなく青森市内でもう一泊することになりました。

ところで、この日は濃霧注意報が出ていましたが、気象庁によると、濃霧という言葉は「濃霧注意報と同一基準で用いる」となっています。
つまり、注意報の出ない「濃霧」というのはないんですね。

濃霧でなければ、単なる「霧」です。
霧は「微小な浮遊水滴により視程が1km未満の状態」を言うんだそうです。
1kmをこえて10km未満だと「もや」。
「霧」と「もや」は見通しのきく距離によって定義が分けられているんですね。

ちなみに「夜霧が出ると翌日は晴れ」という俗説があるとか。

でも翌日もしっかり霧でした。
おかげで翌朝の便も一時間遅れ。
後できいたのですが、青森空港は霧が多くて有名で、パイロット泣かせの空港の一つなんだそうです。

ずっと天気に恵まれた旅でしたが、最後の最後で思わぬハプニングでした。

http://blog.goo.ne.jp/syusakuhikaru/e/127e7693f704c6ce362dd43cf5d8c198
http://blog.goo.ne.jp/syusakuhikaru/e/0e6c52fa0ab8f620c528bade3266c88d


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