風薫海航空翔

カゼカオル・ウミワタル・ソラカケル Presented by 柊(syu)

♪上野発の夜行列車 降りたときから~♪

2007-02-27 10:45:57 | 旅たびたび
今回の旅のスタートは上野駅

             

寝台特急「あけぼの」に乗車、一路青森を目指す。
この「あけぼの」、以前運休になってしまったというトラウマがあったもんで(そのときのネタはコチラ)、チョット心配だったんだけど今回は無事に運行している様子。ホッ
ワタシの持っていた「青森・函館フリーきっぷ」では、青森まで新幹線も乗れるんだけど、この寝台特急も乗れる。新幹線のほうが明らかに早いんだけど、急ぐ旅でなければ寝台特急のほうが情緒があっていい。「目覚めれば旅先」という感覚は、一度やってしまうと病みつきになるのでおためしあれ~。

そんな訳で今回はブルートレイン。
しかも「青森・函館フリーきっぷ」はB寝台(2段ベッド)だけでなく、ソロ(個室)がとれるというお得さ。なので今回はソロに乗車。

             

せ、狭いっす!!。1畳ちょっとしかない部屋の広さに、高さがないので頭ぶつける…。そんでもB寝台に比べれば広い方なんだと思われ。何よりのメリットは個室状態になるので、プライバシーが保たれる。あと出入り口に電子ロックがかかるので、盗難の心配無用。女性のひとり旅にはとっても有難いですな

そんなこんなで「あけぼの」は22時前に上野駅を出発。なんだかとてもワクワクした。旅のスタート地点でこれほどまでワクワク出来る、というのは最近なかなかなかった。久しぶりの胸の高鳴りに、ひとり缶チューハイで乾杯しながらニコニコ。アタマの中ではゴダイゴの『銀河鉄道999』がBGMと化している

消灯後、寝台に寝っ転がって窓を流れる夜の景色を見ていた。小さな星がひとつ、空に輝いて見えた。他の景色は暗がりの中流れていくのに、星だけは場所を変えずに列車を追いかけてくる。そんな当たり前のことに感動しながら、ウツラウツラとしていた。
目覚めれば、そこは雪国だ…

                         

翌朝、「間もなく秋田に到着です」という車内アナウンスで目覚めた。おおおっ、もう秋田かー。と窓のブラインドを開けた。・・・アレ?ナニかヘンだぞ???。首をかしげながら青森到着を待った。

終点・青森に到着したのは朝の10時前。約12時間の列車の旅だった。
「うおぉぉぉっ!!!来たぞぉぉぉっ!!!」という雄叫びを挙げながら下車。やったぞ、やったぞー。『津軽海峡冬景色』の歌詞通りだーっ!!!。

♪上野発の夜行列車降りたときから~ 青森駅は雪の・・・ゆ、ゆきの・・・

          

         雪ないやん!!!!!! 全くない!!!! 

秋田で感じた違和感、それは「雪がない」だった。予感的中…。暖冬とは言え、まさか青森ぐらいの雪国から雪がなくなるとは思ってなかった。

「雪国用の滑り止めのついた靴」「フリースの靴下」「Gパンの下にはタイツ」「セーターの下にはババシャツ」「ダウンジャケットにマフラー」「ニット帽に耳当て」「ザックの中には使い捨てカイロ」のイデタチでボー然として口を開けてるワタシの横を、学ランいっちょで学生が歩きすぎていった2月の青森駅前・・・


(つづく)


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2 コメント

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爆笑 (ミニモニ(仮))
2007-02-27 23:08:26
この時期に雪のない青森はかなり貴重かも。
そういえば東京も雪が降ってないんですよね。
去年は積もった日があったのに
雪ナシ雪国 (柊)
2007-02-28 21:04:15
石川さゆりの世界を期待して降り立っただけに、かなりガビーンでしたわ。まあ、こんなこともあるでしょ。

東京も雪が降りませんな。このまま春になってしまいそう…。