だんなっちょんのブログ

ヤ〇トのセールスドライバーやってます。
競馬・飲酒・昼寝・スマホいじりが趣味の
甲斐性無しの二児の父

11月18日(金曜)日記 謙虚さとズルさをもって。

2011-11-19 08:48:29 | 生活漫談
妻と一緒に朝食を作って一緒に食べるようになって結構経つ。
自分と妻は仕事の時間が大きく食い違う。妻が仕事している間は自分はフリーで、
妻が仕事から戻ってくるタイミング当たりから夜遅くまでが自分の仕事時間となる。
それ故、生活リズムも互いに全然違う。
妻は普通の人間の生活リズムだが自分はどうしても夜型になってしまう。
この調子が続くと互いのコミュニケーションが軽薄になってしまうし、
何より将来子供を授かった際子供が可哀想だ。
というわけで・・朝食は少ない時間ではあるが平日の大事なコミュニケーションの時間。
それを続けられるよう朝ドラも見始めた。
朝食を一緒に食べるようになってからは朝起きるのが楽しみになった。
ほんの1年前は朝は100%俺は寝ていて妻はドタバタ準備してスピード食をかじりながら出勤というケースだっただけに・・。

この日の午前中は一緒に朝食を取り、妻を送り出したらオニューのパソコンをいじりつつ過ごす。
ずいぶんとスペックの低いパソコンしか扱ってないから少々時代に取り残された感もあるので、
もう少し落ち着いたらこのハイスペックを生かして色々やってみようと思う。
同時に資格の勉強も怠りなく。昨日の日記で触れたとおり絶対に無理はしないようにしている。
1日30~1時間を守って集中してがんばろうと思う。



さて今日は大したネタもないので仕事の話。

今年担当している受験生はとにかく手がかかる。
素直で良い子ばかりなのだが謙虚さとズルさが全くもってない。
これは個人的な教育観念になるんだが、優秀な生徒は一律して
素直さ・謙虚さ・ズルさの3つを兼ね揃えている。
ズルさは勉強に対する時間そのものをしっかり考え、短い時間を有効に使おうと考えられる能力を示す。
例えばノートは必要最低限しか書かないようにしてみたとか、地味にまとめる程度にしてみる。
授業の気が抜ける合間を縫ってこっそり内職で宿題やってしまうとか、休み時間に友達に聞きながら宿題を
終わらせたりとか、限られた時間に対する使い方が非常にうまくなる。
宿題が出されたら直後の休み時間にできる限りやってしまうとか。
特にこの時期になると優秀な子ほど休み時間の過ごし方が全然違う。

よく「成績が上がらないからなんとかしてよ」的にヒステリックになる生徒がこの時期でてくるが、
そういう子は勉強を素直に実践できる能力まではあるんだが、謙虚さとズルさが全く足りない。
謙虚さはどんなにできる科目であっても「まだまだ」と思い続けられるか、
逆に出来ない科目は懸命に乗り越えようと考えることができるかどうかであるが、それが皆無に近い。
ほとんどの子が、苦手科目をそっちのけで「勉強を頑張れる科目」だけ頑張って、
自己満足の無駄な時間の使い方をしている子が多い。
結局謙虚に現状を受け止めず、好きなことしか出来ない悪癖が出ているから伸びるわけがない。
好きなことしかやってこなかったから成績が今の位置である認識がない。
「ヤル気がでない」・「忙しい」・「疲れた」で全て片付ける。

成績向上の早道は得意科目を伸ばすことではなくて、苦手科目をなくすこと。
得意科目を伸ばせという指導は底辺層の子だけが当てはまる話。
県内トップ校を志す子はこの当たりからして違う。
できない科目が1つでもあると、この時期になると必死になりながら食らいついてくる。
特にトップ女子高を目指す女子に多い。
女の子という性質上、やはり数学で行き詰まるケースがどうしても見受けられるが
簡単に数学を投げ出す訳ではなく、がむしゃらに問題に食らいついてくる。
それを乗り越えないと受からないことがわかっているからだ。

それからズルさ。
授業を馬鹿正直に聞くのはいいが、休み時間前後の過ごしかたが本当にぬるい。
時間に対する認識が甘い。彼らの頭の中は「たった数分で何が出来るっていうの?」という
短時間を舐めてかかっている節がある。短時間を舐めてかかるから集中力がないし培われてない。
だからそういうところからして足りない。
勉強は質より量ではなくこういう限られた時間をいかに集中できるかがすべて。
宿題やる時間がないならもう少し考えろよと。授業が終わった直後が一番記憶に残っているわけだから
そこでできる限りやるのが「効率」だろう。
自習時間果たして何分集中してやっているか見ているが、伸びない子はかならず定期的に友達と話したり
離席したりするが、優秀な子は2時間も3時間も動かない。本当トイレもいってんの?ってほど微動だにしない。
これじゃ差が出て当然である。ちょっと友達と話す、ちょっと席を話す、ちょっと先生と会話しにいく
「ちょっと」だから「どってことない」という温さがあるから、どんどんどんどん差が出てくる。

そして一番ぬるいのは誰かが何とかしてくれる的なことまで考えているアホ。親にも多い。
よくよく考えてみろよ。勉強は自分でやるもんであって、そういう自分で勉強できない癖を今つけないで
大人になってどうすんだって話。勉強は自分で考えて自分でテーマを見つけてやるもんだ。
自分の能力の低さや努力の少なさ(やっていると勘違いの努力)を棚にあげて塾のせいにするのは結構結構。
そりゃ金もらっているんだから表向きは色々対策を練ってあげる(ふりをする)けど、
根底からしてその考え間違っているだろって話。
そりゃ神様みたいな先生がいたとして、その人から習って成績が飛躍的にあがったとしても
根本的な解決には一切ならないだろって話。先生に対する依存度が高い子は将来見込み薄いとまでいって良い。
そこまで徹底して懇切丁寧に教えて欲しいなら家庭教師にでも頼めばいい。
成績は上がるかもしれないが、解決にはならない。勉強は自分の意思でやれるようになって始めて意味を持つ。
親が子供に教えると子供がダメになるのがいい例だ。

受験生じゃなければダラダラするのも一向にかまわないのだが、この時期にもなって
授業さえまじめに受けてればいいや的に、普段はダラダラしているのが今年の生徒の特徴。
身の丈にあっている高校を志望しているならまだしも、どいつもこいつも雲の上の存在の高校ばかり志望するから
また困るし怒りさえも覚える。だからそういう生徒には本当に辛くあたってしまう。

質問が本当に今年は多い。そして質問内容がほとんど調べればわかる問題や
少し考えればわかる問題ばかりで本当に萎える。
通常毎年この時期になればほっといても全員がむしゃらにやるんだが、今年は甘えん坊が多すぎて本当手がかかる。
ことあるごとに勉強に対する悩みや質問、多すぎてうんざりする。
そりゃ仕事だからいろいろアドバイスはするにはするんだが・・。去年より手間がかかってこっちが疲れてくる。

以上仕事の愚痴でした。