稀勢の里、2場所連続で白鵬に土(読売新聞) - goo ニュース
大相撲初場所11日目(19日・両国国技館)――白鵬に土。
先場所も敗れた稀勢の里に押し出され、初日からの連勝は10で止まった。
琴欧洲は日馬富士を寄り切り、2敗を守った。把瑠都は関脇琴奨菊の寄りに屈し、2連敗で3敗に後退。琴奨菊は勝ち越した。魁皇は玉鷲に押し出され、日馬富士とともに4敗。小結栃煌山は負け越した。
そうはいうものの、なんだかんだで白鵬が優勝するのでしょうけれど、
白鵬は稀勢の里がすっかり苦手になったと見える。
巨人が無敵のV9を誇っていた頃、
他のチームはただ巨人にやられっぱなしだったかというと、
必ずしもそうではなかった。
阪神には江夏や村山。
中日には星野。
ヤクルトには松岡。
大洋には平松。
と、巨人の前に立ちふさがった男たちがいた。
西武ライオンズが無敵を誇っていた頃、
常に立ちふさがっていたのが、
仰木彬監督率いる近鉄バファローズ。
最後には結局王者にやられてしまうのだが、
彼らの奮闘ぶりこそが、プロ野球の人気を支えていたのである。
稀勢の里よ。
白鵬キラーになりなさい。
大事なところで白鵬を苦しめる存在になりなさい。
必ずしも優勝しなくてもいいから。
とりあえず白鵬に勝てそうな力士がいない現在、
稀勢の里に課せられた使命は、それだと思う。