熊本市の区名は「方角」で 区画審、市長に答申-熊本のニュース│ くまにちコム
熊本市行政区画等審議会(会長・桑原隆広県立大教授、28人)は17日午前、2012年4月を目標とする政令指定都市移行時に設置する五つの行政区の名称(区名)について方角を採用することを決定、幸山政史市長に答申した。各区名は「北区」「西区」「中央区」「東区」「南区」で、いずれも市民意向調査で応募数が最多だったのが理由。答申を受け市は2月上旬に区名方針を決める。
同市のホテルで第13回会合があり、昨年12月に実施した各区5案(計25案)の区名候補に対する市民意向調査結果を報告。各区とも「北」(割合55・5%)、「西」(同55・3%)、「中央」(同64・6%)、「東」(同57・0%)、「南」(同55・0%)がいずれも過半数を占めた。
2番目に多かったのは「城北」「城西」「中」「城東」「城南」で、中央の区を除き方角と「お城」を組み合わせた名称。3番目は「武蔵」「有明」「銀杏[ぎんなん]」「託麻」「緑川」だった。応募総数3万4053件で有効数は3万3465件。
審議では、まず委員から異論が出なかった「北、西、東、南」を一括して採決で決定。「中央」については、一部委員から「中央集権的な意味合いがあり、『中』がニュートラル」「すべて方角の区名となれば熊本らしさがない。親しまれている『銀杏』がいいのではないか」などの異論が出たため、別途採決。その結果「中央」に賛成が19人、「中」「銀杏」がそれぞれ3人で、「中央」に決まった。
市は2月上旬の区名方針決定後、同月8~18日に全18カ所で住民説明会を開き、周知に努める。
結局無難なところにまとまったようである。
別の名前にすると、どこにあるのかあまりピンとこないのが最大の理由だろう。
ワタクシの親(熊本市在住)に、
「どうせ区割りするのなら、くまもとならではの名称にしてみたら?」
と言ってみたところ、
「あまり凝りすぎると、どこにあるのかわからない」
と言われた。
それもそうかな、と思う。
それもそうかな、と思うのだけれど、
ちょっと芸がなさすぎるとも思う。
ほんのちょこっとでいいから、
しゃれたネーミングてのはなかったのだろうか。