あまくさ人のひとりごち

あまくさ人のひとりごち、つまり独り言です。
撮りだめした写真も併せて載せます。

第1369回 どこの誰かは知らないけれど

2011-01-16 09:44:04 | 甲信越
佐渡の「月光仮面」、37年欠かさず小銭寄付(読売新聞) - goo ニュース


 プロレス漫画「タイガーマスク」の主人公などを名乗る匿名の人物からの贈り物が各地に広がる中、佐渡島(新潟県佐渡市)の佐渡東署には、1974年から毎年欠かさず、「月光仮面」を名乗る人物からの“お年玉”が届いている。
 届くのは毎年大みそかから元旦にかけて。昨年も大みそかの夜、同署駐車場の車の上に、青いビニール袋が置かれているのがみつかった。中には1~500円玉で364枚、計1万3687円が入っていた。硬貨ばかりでずっしりと重い袋には、「毎日一枚づつ集めた、小銭です。交通事故などで、困っている人に少しでも役だてば、幸福です」と書かれた紙が同封されており、同署は全額を佐渡市社会福祉協議会に寄付した。
 また、同署から約15キロ離れた佐渡西署管内の交番にも87年以降、大みそかから元旦にかけて硬貨ばかりのお年玉が届いている。今回は1万8553円。手紙には無記名で「交通遺児のために使って下さい」などと書かれており、同署は新潟県交通遺児基金に寄付している。両署とも「目的がはっきりしている」として拾得物扱いにしていない。
 佐渡東署の村越則幸次長は「島の人の温かさを感じる。贈り主は特定せず、これからもそっとお年玉を待ちたい」と話している。
 プロレス漫画「タイガーマスク」の主人公などを名乗る匿名の人物からの贈り物が各地に広がる中、佐渡島(新潟県佐渡市)の佐渡東署には、1974年から毎年欠かさず、「月光仮面」を名乗る人物からの“お年玉”が届いている。
 届くのは毎年大みそかから元旦にかけて。昨年も大みそかの夜、同署駐車場の車の上に、青いビニール袋が置かれているのがみつかった。中には1~500円玉で364枚、計1万3687円が入っていた。硬貨ばかりでずっしりと重い袋には、「毎日一枚づつ集めた、小銭です。交通事故などで、困っている人に少しでも役だてば、幸福です」と書かれた紙が同封されており、同署は全額を佐渡市社会福祉協議会に寄付した。
 また、同署から約15キロ離れた佐渡西署管内の交番にも87年以降、大みそかから元旦にかけて硬貨ばかりのお年玉が届いている。今回は1万8553円。手紙には無記名で「交通遺児のために使って下さい」などと書かれており、同署は新潟県交通遺児基金に寄付している。両署とも「目的がはっきりしている」として拾得物扱いにしていない。
 佐渡東署の村越則幸次長は「島の人の温かさを感じる。贈り主は特定せず、これからもそっとお年玉を待ちたい」と話している。


全国に広がった「タイガーマスク運動」。
それとは別に、佐渡では34年の長きにわたって月光仮面をしていらっしゃる方がいた。
頭が下がる思いである。


こないだ聞いた朝のラジオ番組で、「タイガーマスク運動」が取り上げられていた。
この手の寄付をする人たちは、なぜみんな匿名でなさるのか
それは、日本には寄付文化なるものが根付いていないからだという。
欧米では、政治家や大富豪がいろんなところに寄付をするのが当たり前になっている。
ところが、日本でそれと同じことをしようとすると、
「何か下心があるに違いない」とか、
「選挙目当てでしょ」とか言われて、
逆に白い目で見られてしまう。
あるいはやっかみの目で見られてしまう。
だから匿名にせざるを得ない、と。


一理ある。


ただ、ワタクシはこう思う。
匿名で寄付をするのが日本の文化なのではないか、と。


昔、江戸の町に「ねずみ小僧次郎吉」なる義賊が現れた。
悪い商人の家から金品を盗み、それを貧しい人々に分け与えていたという。
もちろん、「ねずみ小僧次郎吉」名義で。


そういえば、月光仮面やタイガーマスクに限らず、
日本の正義の味方は、たいてい仮面をかぶるなどの変身をしていた。
正体がばれた時が最終回だったりしていた。


そう考えると、日本人には、
「良いことは匿名ですべきだ」というDNAが刷り込まれているのではないか。
と思う次第である。