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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

盛り上がらない参議院選挙。与党過半数割れ

2010年07月13日 | 政治
『実に分かりやすい与党過半数割れの理由(増税)』

今までの予想的中実績ですが、『こうなって欲しい。』と予想すると大概は外れていますが、今回自民党消滅の予想は今少し早すぎたようです。
しかし『願望』などの自分の主観を排して客観的な政治情勢を考えると、何とも絶妙な当然すぎる選挙結果が出ている。
高い期待度で発足した管直人新首相が一言消費税10%を口に出しただけで支持率が大幅に急降下。
今回の民主敗北の原因はこの『10%増税発言』で間違いないでしょう。

(自民)『勝利は、店じまい恒例のバーゲンセール人気か?』

歴史が証明しているように、今までの選挙戦で増税(大衆課税)を口に出した政府や政党で勝った試しは一度も無い。
自民党ですが、元首相の息子の一年生議員が一番有名で、首相候補であるはずの党総裁よりも一番露出が多く、肝心の谷垣禎一がかすんでしまっている。
首相候補を担ぐ政権党としての自民党は、今回の選挙で有権者から支持されていない。
今まで自民党が戦後一貫して日本国に張り巡らしてきた集票マシーンが過疎地域の1人区で最後の大働きを演じ民主に対して1対3で勝つ。
当選者だけを見れば自民党勝利に見えるが、勝利したはずの地方区でも総得票数では民主に負けているし政党の正しい実力を測る比例区(全国区)では史上最低の12人当選にとどまり負けている。
自民党ですが、得票数で与党民主党に負けている第二政党で、これでは与党返り咲きは到底出来そうにない。
自民党河野太郎の『菅首相(民主党)の自殺点で、自民はボール(国民の支持)に触れてもいない』との発言は今の自民党の現状を正しく認識している。
今度の勝利で党再建どころか、かえって自民の根本的改革が遠ざかり党消滅に拍車がかかる可能性が高い。
自民党議員は利権のない野党でも10ヶ月程度は耐えれるが、4年の野党暮らしでは『政党』として生きていけない。
今のように、これだけ民主党が自民党化した現状では自民、民主の大連立の敷居は随分低くなっている。

(民主)『管首相オウンゴールと自由抜きの自由民主党』

民主が消費税10%の管発言のオウンゴールで急速に失速。
菅直人首相の経済ブレーンで、内閣府参与も務める大阪大学の小野善康経済学部教授から『消費税の増税で景気回復』なる摩訶不思議なブードゥー教経済を教えてもらって飛びついたのでしょう。
これは20年ほど前に『税金は減税すればするほど増税になる』というレーガノミックスのアルツハイマーのレーガン大統領と同じで、結果的にはアメリカに巨額の双子の赤字を作り出した。
今回、参議院選挙で管民主党がそれなりに勝てば、すんなり消費税10%増税で決まったことを思えば、与党『過半数割れ』の結果とは、
『大衆課税での景気後退』の恐ろしい真実を知りすぎている有権者の正しい判断が示されたのです。
いくらアイルランドやギリシャで正しい政策だからと言っても、条件の違う(正反対の)日本で正しいとはならない。
消費税は必ず消費を抑制するので過熱、暴走するインフレ対策として最も効果的な即効性がある経済対策であり、その為に世界の多くの国で『消費税』が採用されているのです。
ところがインフレ基調の世界の国々とは逆に、日本のような消費不況によるデフレ経済時に増税を強行すれば間違いなく消費は冷え込みデフレが加速する。
消費税増税は日本の経済を破壊してしまうので、必ずしも税収増に繋がらず、最悪減収になりかねない。
今回与党民主党は議席減とはなったが得票数では未だ第一党で、有権者の判断(支持)は複雑である。
消費税増税には反対だが、もう少し与党を続けて長年の自民党政治の悪弊の変革を成し遂げて欲しいと考えているのだろう。
与党過半数割れの結果、政策の似ている政党(みんなの党、枡添新党、条件が整えば旧与党の自民党公明党)との連立は避けれないだろう。

(渡辺みんなの党)『与党入りの時期は早い』

首相にもう一歩届かなかった渡辺美智雄。その息子が渡辺喜美であるが政治や経済政策を一言で説明すれば『お喋りなミニ小泉純一郎』で、絶望的に格差を拡大させ経済を破壊した新自由主義とレベルの低い大衆迎合(ポピュリズム)の権化で、論理の人ではないが動物的な直感に優れている。
肝心な時に優柔不断な枡添要一や与謝野馨、平沼赳夫のように逃げ出す時期を間違うことはない。
沈む巨大船(当事の与党自民党)を敏感に察知していち早く逃げ出す才覚に優れている。
口だけの『改革実現』を看板に支持を集め、『当面の与党入り』を否定しているが、職務権限のあった巨大与党時代の行政改革担当大臣時代にも実現出来ていない。
ましてや権限の何もない小さな野党『みんな党』では絶対に無理なのである。
自民党総裁で『自民党をぶっ壊す』と言って支持を集めた小泉純一郎と同じ手法(論法)で二匹目のドジョウを掴んだ何とも幸運な人物である。
去年の衆議院では社民党に匹敵する300万票。
今回は民主党への批判票を一手に引き受けて公明党を凌ぐ第三党に躍進するが、秋波を送る枝野民主党幹事長など今の与党民主党との間に政策的な違いは小さいので早晩与党入りは避けられない。

嫌がられても『与党入りしたい公明党』

麻薬とか賭博とかと同じで一度『与党入り』すると、止めたくても止められなくなる。
10年続けていた自民党との選挙協力(連立)の結果、議席減は2議席に留まったが与党入りしたい事情は『みんなの党』以上である。
与党入りには民主党元幹事長小沢一郎と太いパイプがあるが『公明党』とは、いみじくも石井一議員が名言したように『公明党から創価学会を引いたら議席はゼロ』である。
公明党との連立での19議席増は喉から手が出る程欲しい民主党であるが、責任ある与党であるなら創価学会のような破壊的カルト宗教との連立はやりたくてもやれないジレンマがある。
管直人は国会運営に行き詰れれば苦し紛れに公明党という名の毒まんじゅに最後は手を出す可能性は高い。

民主入りしかない『消滅寸前の社民党』

社民党ですがスティーヴン・キングのホラー小説『やせる男』と同じで選挙をするたびに毎回、毎回数十万票以上を確実に減らし続けているのです。
このまま行くと必ず政党としての死を迎えるのは確実なのですが、本人達に自覚が有るのでしょうか。?
社民党は元々民主党結党時に全員が入党する算段(約束?)であったが、それなら民主内の最大派閥になることを恐れた鳩山由紀夫が嫌がらせをして村山富一元首相グループを絶対に入れなかった。
小沢一郎の自由党は党丸ごと合流したが社会党はばらばらに分割して個人が民主に入党するようにして力を奪う。数年前にも社民党幹事長が民主党に突然鞍替えしています。
ですから今の社民党とは民主に入りたいが入れてもらえなかった政治家の集まり(社会党の残りかす)で、今でも政策が近い共産党ではなく遠い民主党に寄り添うのはその為ですが、自分達が何故鳩山由紀夫など民主に嫌われて『嫌がらせ』を受けたのかの理由が理解できていない愚か者集団ですね。(左翼の臭いが煙たいから嫌われた?)
有権者は政党の主張する政策を信じて投票する。
ところが、この旧社会党は首相の椅子一つで、政党としての命とも言うべき全ての政策や主義主張を文字どうり一夜にして180度変更してしまう。
しかも変化した理由を、自分に投票してくれた有権者に説明していない。
これではもう一度同じ事(裏切り、寝返り)が社民党に起こらない保証は何処にもない。
得票が減るには減る明確な理由がある。社民が過去を頬かむりしてすんなり勝っつなど、お天道様が許さない。
社民党ですが先ず旧社会党の転向の理由を説明するべきですが、これは多分無理で、それならば残念ながら解党以外に方法は残されていないでしょう。
一度与党入りした政党議員は必ず与党入りする。
社民党のように政党として連立(与党入り)できない場合には議員個人が勝手に与党の民主党入りするしかないが、どちらにしても遅いか早いかだけで結果は同じである。

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23 コメント

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不正選挙の疑い? (マトリックス)
2010-07-12 11:03:14
今回の選挙での国民新党の得票数が異常に少ないのが腑に落ちないです。最も郵政民営化に反対している愛国的な政策を示しているのに議席が一つも得られないのは不可解です。これだけ郵政米営化、郵政外資化、郵政国際金融支配化、郵政ユダヤ化など、いろいろな呼ばれかたで危険性が認識されていると思われるのにこの得票数はどう考えても少なすぎる。これだけ日本全体が追い詰められているのに小泉時代の洗脳が解けてない有権者が九割九分だというのでしょうか? リチャード・コシミズさんのブログでは日本の選挙では備え付けの筆記具が鉛筆ですが、ヨーロッパではボールペンが主流とのコメントが投稿されていましたが、アメリカの選挙は大統領選でも不正が常習化しているのにその属国どころか植民地状態の日本で不正や操作が起きないのか、選挙方法から開票までの流れが監視カメラで見張ってもいないのに本当に不正工作や操作がなかったか?
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日本沈没(笑) (疑問に思う人)
2010-07-12 12:25:21
自民に戻るなんて有権者の程度が低すぎる。馬鹿ばかりだと絶望していたのですが、そうでもないと考える事も出来るのですね。まあ、これかれあは政策より、政局で動くのでしょうが。にしても、選挙結果を見る限りでは、消費税増税にYESと思うのですが。共産党の票が前回より100万票減ってますし。自民やみんなの党は増税する党ですから。それと、社民党は次の選挙では200万票割りますね。数年以内に民主党に合流する可能性がますます高まりましたね。
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そもそも、革新票が少ない (逝きし世の面影)
2010-07-12 14:59:50
マトリックスさん、日本の場合にはトップは確かに腐敗しているので構造的、制度的な不正選挙が行われているのは事実ですが、一般の公務員や市民レベルでの法律や道徳を尊ぶ精神は未だ健在で腐敗していない。
ですから第三世界ではよくある票の書き換えのような見え見えのインチキは行いたくても出来ないのです。
ただ所謂世論調査ですが、これは可也いかがわしく設問の設定を操作するだけでも幾らでも誘導できる種類のものです。
消費税に対して賛成反対が拮抗しているかのようなアンケートは管新総理が一言消費税に言及しただけで大幅に支持率を下げた現実からも疑わしい。

予め設問が消費税増税やむなしの結論部分に誘導するように出来ているのです。
今の日本の有権者に正しい消費税に対する情報を与えずに、必要性だけを一方的に宣伝しているので、
人々は1997年の決定的に悪化した経済指標を覚えている人は『増税=景気の悪化』との認識を持っているが、何故消費税は増税すると日本の景気が悪化するかのメカニズムまでは分かっていないのでしょう。
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共産党が増える政治情勢には無い (逝きし世の面影)
2010-07-12 15:26:15
消費税に明確に反対した共産党ですが、勝つと思うほうが可笑しいのですよ。
1983年にサハリン沖で大韓航空機撃墜事件が発生したら選挙でソ連共産党とは何の関係も無い筈の日本共産党の議席が大幅に減る。
1989年に天安門事件が発生した時には消費税に唯一明確に反対していた日本共産党は、『中国共産党批判』の日本の有権者の意見をまともに浴びて敗北、その後に消費税賛成に転向する社会党が大勝利しているのです。
そして現在は02年の小泉訪朝から続く北朝鮮バッシングが天安沈没でのインチキ臭い韓国側調査団発表に対する鳩山由紀夫首相の『先頭を切って制裁する』との前のめり発言に見られる様に、現在まで継続中です。
これで共産党が勝てる訳が無いのです。
ところが困った事に日本共産党幹部は、この明確な事実を認めたくない。
この事実を認めると『選挙戦とは一種のイメージ宣伝で共産党の名前がマイナスブランドで大損している』ことが明らかに成り党名変更など共産党改革問題が出て来る可能性がある。
これを嫌っているのですよ。
そして北朝鮮問題に関連して共産党繋がりで支持を減らしている日本共産党以上に深刻な影響を受けているのは社民党です。
日本共産党の場合には北朝鮮の労働党とは激しい理論対立から敵対関係になっており組織的な関係は全く無いばかりか、日本の政党の中で北朝鮮とは一番遠い距離にある政党が、日本共産党だったのです。

ところが社民党は旧社会党時代には北朝鮮とは最も親密な関係を持っている日本の政党でもあったのです。
ですから今まで続く激しいマスコミ各社の北朝鮮バッシングは、そのまま社民党バッシングに繋がり、これでは間違っても社民党は勝てない。
このような現状の水準では最早政党の要件を満たしていないとさえ言えるでしょう。
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社民党解党 (疑問に思う人)
2010-07-13 12:48:27
反戦塾というサイトに書かれてましたが、可能なら、個人でバラバラになってもいいから合流すべきですね。どのみち、消えますから。
内政で一番まともな事を言っているのは、社民党らしいですが、勝てなければ意味がない。次の衆院選では、5議席取れるかも危ういでしょう。
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もう革新政党のない政治 (morichan)
2010-07-13 15:02:35
しばらくです。
「関係性」ではお世話になっています。

ところで、またまた選挙の結果を見て、脱力感だけが残りました。
特別に期待していた訳ではないですが、最も小泉派に近いみんなの党に票が集まったことにガッカリしています。
中身のない党首が分ったように語る知性のなさ。あれを応援してしまう庶民の哀れさを見ました。窮すれば鈍するですかね。

その対抗軸にある筈の共産党。
票の減り方を見て、何が問題なのかを総括できない共産党。
庶民や納税者への責任を感じないのですかね。
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政党の政策が大事か、それとも政党の組織が大事か (逝きし世の面影)
2010-07-13 15:20:05
疑問に思う人さん、コメント有難う御座います。

そもそも『政党』とは何でしょうか。?
主義主張を同じくするものたち、政策が同じである人々が一人ひとりのままでは政策を実現する『力』が足りないので徒党を組んだのが政党であるなら、政党にとっての一番大事なものは『政党』組織自身ではなくて、結党の動機となっている主義主張やそれぞれの政策であるはずなのです。
それなら政策が一致しているとはいえない社民党の民主党入りは政党の自殺行為であるといえるでしょう。

社民党ですが、毎日新聞が主催する政党の候補者と有権者個人との相性を調べるネットアンケート『えらボート』なる企画があるのですが、それで調べると私の主張に一番近い政党は社民党だったのですよ。
一ポイント違いで共産党となっていました。
そして比較的近いのは田中康夫の新党日本だったのですよ。
今までの恩讐を越えて、政党の命である政策で選ぶなら社民党と共産党はドイツの左翼等と同じ様に統一選挙名簿による共闘を行うのが筋です。
そしてドイツなど欧州諸国とは違い社共両党の間には戦後一貫して革新護憲勢力として共闘してきた輝かしい伝統があるのです。
欧州では冷戦の影響をまともに受けて各国の社民政党と共産党の関係は最悪で共闘した例は少なく大概は反発し合っていたのですから、日本の社会党と共産党の共闘関係は例外的に良好と言えるでしょう。
この原因ですが、やはりここでも憲法9条の恩恵ではないかと考えています。
欧州諸国ですが、反ファシズムのレジスタンス経験のある諸国ではこの武装闘争の主軸をになっていたのが共産党系組織で、戦勝後には共産党と社民党で敵対関係になってしまう。
これとは対象的に日本国では敗戦後には社共枢軸の有効関係、共闘関係を長い間続けていた。
この友好関係が崩壊するのは社会党の社公民路線への転換ですが、決定的になる契機は開放同盟に対する姿勢だったのです。
この解同の評価や組織の近さの違いでで正面から激突して社共両党は敵対関係になってしまったのです。
このことは新党日本の田中康夫にも言えて政策的にはほんの少ししか違いがないが窓口一本化で解放同盟と対立した田中康夫に対する社民党の態度は敵同士に近い不思議な関係なのです。
返信する
しかしそれにしても腹が立つ (逝きし世の面影)
2010-07-13 16:31:44
morichansさん、コメント有難う御座います。

今度の選挙結果ですが与党が過半数割れしなければ、管直人首相は間違いなく消費税10%で自民党と合意しているはずで、
それなら間違いなく日本の経済は消費不況のどん底に突き落とされデフレが加速する。
日本経済は間違いなく根本的に破壊されて今度こそ本当に立ち直れない。

それなら今回の結果は『素晴らしい選挙結果である』となります。
日本共産党の敗北ですが、
右傾化する日本の中で旧社会党(社民党)は毎回毎回選挙のたびごとに得票と大きく減らして消滅一歩手前の悲惨な有様になっている。
ところが、
それとは対照的に護憲左派の陣営では共産党だけは今まで最低でも450万近い支持票を死守して踏みとどまっていたのです。
ところが消費税に最も明確に反対していた共産党は今回350万票まで大きく後退する。
原因はもう、『北風が吹いた』としか言いようがない。

管直人新首相が一言消費税10%を口に出しただけで支持率が大幅に急降下。
今回の民主敗北の原因はこの『10%増税発言』で間違いないでしょう。
それなら論理的に考えれば消費税10増税の言いだしっぺの『自民が勝つはずがない』のですが、
今回消費税増税で1989年や1998年参議院選挙と同じで与党から支持が離れた。
それで増税を口にしなかったみんなの党が大きく躍進。
消費税選挙だった1989年には与党自民党の批判票は全て野党社会党に入って大躍進してマドンナ選挙といわれたが、この時に今回の選挙結果と同じで共産党は敗北しているのです。
この時は中国の天安門事件が共産党は沈没したが、今回も同じく韓国哨戒艦『天安』の沈没で大敗北し、歴史的に北朝鮮に近い社民も同じく敗北。
行き場を失った消費税批判票は1989当事を同じで最大野党(今回は自民党)に流れたのです。

何故、日本の政治情勢とは全く関係ない中国やソ連や北朝鮮の問題で、消費税反対の国内の政治姿勢だけなら大勝利間違いなしの日本共産党が正反対の大敗北したかのメカニズムを今の共産党執行部には理解できるだけの能力がないのでしょうか。?
知らないとしたら、根本的に日本の庶民の政治行動を理解する政治能力が不足している。
流石に今回の選挙結果総括では、何時もの常套句の『反共宣伝』が敗北原因であるとの言葉が出ていないが、天安門事件や哨戒艦天安沈没が自動的に『反共』宣伝であるとの庶民感覚(政治レベル)が理解できていないのですよ。
今回の選挙結果ですが、日本の民主主義のレベルが韓国に大きく遅れをとってしまった。
韓国では日本とは大違いで、インチキ臭い天安問題は元与党のノムヒョン政権の後継政党民主党には打撃にはならず軍事政権継承政党の与党ハンナラ党にまともに逆風になって跳ね返っていますが、
日本ではまともに北風となって共産党や社民党は沈没しているのです。

それにしても赤旗編集部は酷すぎる。
天安問題ではハンナラ党の主張を鸚鵡返しに報道して疑惑を追及する野党側の主張は全く紙面には載せていないのですよ。
あんな全文でA4で4枚程度の韓国軍合同調査団の調査結果を正しいと勘違いするなどは鳩山由紀夫と頭の程度が同じですよ。
あれは軍やハンナラ党の選挙用の宣伝ビラ程度で到底50人近い人命が失われた調査などでないことぐらい一度でも全文を読めば誰にでも分かる。
鳩山由紀夫と言えば退任会見での発言が、私としては一番の素晴らしい出来だと思うのだが、世間の評価は反対で評判が悪い。
特に、『精一杯頑張ったが、真意を国民に理解してもら得なかったのが残念』との発言が、『悪いのは自分ではなく理解できなかった国民だとでも言うつもりか』とマスコミなどで叩かれて、一番怒りをかったのです。
ところがこの評判の悪い鳩山由紀夫発言は、何処かでよく聞く内容の話なのですよ。
よく考えてみれば、この言葉は何時でも選挙で負けたときの共産党執行部の発言と同じものだったのです。
負けた原因ですが、悪いのは自分達共産党執行部ではなく、自分たちは何時も正しい路線だったが有権者が理解できなかったから、結果的に負けているのだと常に主張しているのです。
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まとめ (疑問に思う人)
2010-07-14 12:54:30
社民党は、このままだと消える。共産党は、名前を変えるべき。日本の有権者は、馬鹿ではないが、どこか抜けている。
社民は共闘しないと次の衆院選で間違いなく消えますよ。
にしても、北風をまともに受ける日本って何なのでしょう。考えてみれば、北朝鮮は日本に何か要求したわけじゃないですものね。
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唖然だ=アジェンダw (逝きし世の面影)
2010-07-14 14:31:35
今回の選挙は、ニケさんの地球も凍る親父ギャグの『唖然だ=アジェンダw』で決まりでしょう。
しかし考えれば考えるほど酷い選挙でしたね。
酷い選挙といえば、戦後民主主義が完敗した、小泉郵政選挙後に亀井静香が、『日本の有権者はみんなアホ』と名言を吐いているが、この結果を見て亀井さんは何を言うか楽しみですが、10%増税を言った与党が負けたのですから、まんざら完全なアホでもない。(賢くもないが)
それにしても日本語とは不思議な言語で使い続けると劣化して『罵倒語』に変化してしまうのですよ。
貴様とかお前など、最初が敬語でも時間が経つと簡単に蔑称や罵倒語に変化してしまう不思議な言語が日本語の特徴なのです。
もともとの普通のやまと言葉である『めくら』や『おし』『つんぼ』は今では放送禁止用語で喋ってはならないとされている。
それ以上に『共産党』という言葉は、今では最大最高の『差別語』の類にまで落ちてしまっているのです。
幾らみんながもてはやした言葉でも年月が経つと自動的に値打ちが下がり、誰も使わなり捨てられる。
一時は大流行した『マニフェスト』なんかはその典型で使い出されてから何年も経っていないのに今では手垢に塗れて汚くなってしまって、今でも使い続けている政党は極少数と言う有様です。
今度の選挙では小学生が考えそうな政党名の『みんなの党』はまたまた「アジェンダ」なる新しい外来語を言い出した。
何故正しい日本語である『公約』を使わないのか。?
今の保守系の政治化には愛国心が無さすぎるのではありませんか。北朝鮮とか中国の脅威を言う暇があるなら、一番に守るべき日本国の大事な事柄は先ず文化であり言葉ですよ。
みんなの党は、『アジェンダ』など怪しげな新しいカタカナ言葉ではなく党名レベルと同じような『みなさんとのお約束』、であるとか『わたしの考えているおなはし』にするべきですね。
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