逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

丸ごと、ひっくり返る秩序や正誤・善悪

2024年06月29日 | 軍事、外交

バイデン氏勝利、市場にとって「より危険なシナリオ」-トゥーズ氏(真偽不明のジャーナリスト暗殺でサウジ皇太子に喧嘩を吹っ掛けペテロダラー失効を確実にした居眠りバイデン民主党政権)

6月26日 ブルームバーグ
 
「バイデン米大統領が再選を果たしても、米国の深い党派対立は市場に不確実性をもたらす恐れがある」米コロンビア大学のアダム・トゥーズ歴史学教授。バイデンがトランプ前大統領に再び勝てば、共和党がさらに反発する可能性があるためだ。「政治的観点から見て、より危険なシナリオはバイデンが勝利することだ」と世界経済フォーラム(WEF)主催の会議で述べた。

バイデン勝利がもたらす不確実性は、トランプ率いる共和党が2度目のトランプ敗北にどう反応するのかという点に起因する。市場はそれを安定性に欠ける結末と見なす(内乱の可能性の意味?)と付け加えた。トゥーズ氏は2008年の金融危機に関する歴史書「クラッシュド(原題)」の著者。

バイデン、トランプの2024年大統領選の最初の討論会は6月27日(★注、郵便投票で胡麻化せる範囲には限度があり、支持率が大幅にリードされるとリベラルメディアの偽情報では「もしトラ」は覆せない)

ブルームバーグの世論調査では、経済への悲観的な見方が広がる中、勝敗を左右するとされる激戦州(スイングステーツ)7州全体でトランプ氏の支持率がバイデン氏を4ポイント上回った。(★注、アメリカ大統領選挙ではスイングステーツ以外は動かない。それなら「もしトラ」は決定的だった)

選挙結果は中国と米経済に大きな影響を及ぼすがトランプは選挙戦中に、中国製品に60%の関税を課す考えを示唆。バイデンは中国産の電気自動車や太陽電池パネル、鉄鋼の関税を引き上げたほか、半導体への規制も強化している。(抜粋)
(★注、アメリカで最大の61万人もの戦死者を出した1961年~1965年南北戦争は40%の関税率で国内工業製品を保護したい共和党のリンカーン(北部23州)に対し、欧州諸国間の20%の関税率で農産物を輸出したい南部11州の分離独立が原因だったが、奇しくも今回も同じ原因だったが、今回は双方に力量差が逆転していた)

トランプ氏 郵便投票の非難一転、利用促進キャンペーン開始

「不正の温床」と批判してきた共和党のトランプ前大統領は勝敗の命運を左右すると判断し、6月から郵便投票や期日前投票を促すキャンペーンを始めた。勝つためには何でもするドナルド・トランプ大統領の面目躍如

第1次大戦終戦100年式典2018年11月11日 画像中央はフランス大統領のマクロン

堂々たる凱旋門。ナポレオン・ボナパルトの命により戦勝を記念して建築

戦勝記念碑として1806年から建設を始め1836年に完成したフランスのパリを象徴する建造物(ナポレオンが死んだ後の完成なので棺が凱旋門を通っている)

観光客にはあまり知れれていないが凱旋門の地下は共同墓地になっていて、1921年から第一次世界大戦(1914年~1918年)中の無名戦士墓の聖火が灯されていた

2018年11月11日マクロン大統領が主宰するフランス・パリ市で開かれた第一次世界大戦終結100周年の祭典にトランプは遅れて到着

遅刻魔で有名なロシアのプーチン大統領(当時はG8メンバー)もトランプ以上に遅れて到着した

ww1の100周年祭典は1918年11月11日午前11時に終戦を知らせたラッパの演奏を聴くトランプ夫妻、ドイツのメルケル首相など各国首脳。その後全員で凱旋門の無名戦士の墓を訪問する

フランスのパリ北東80Kmのコンピエーニュの森に置かれた列車の車両でドイツが英仏に対し降伏文章に署名。第一次世界大戦西部戦線に終止符。32年後の1940年にフランスがドイツに対し降伏文章に署名したのもコンピエーニュの森

ロシアのプーチンが遅れてマクロン大統領主催のww1終結100周年祭典に参加したのは当然で、ロシア革命勃発で欧米列強やポーランドは「白軍」を応援してソ連赤軍と激しく戦っていた真っ最中である(★注、1918年11月11日11時にフランスとドイツは終戦。翌1919年ベルサイユ体制が成立した。ところが、ロシア国内は少しも戦争は終わっていなかった。ソ連赤軍勝利が確定したのが1920年ごろ、ソ連邦が成立したのは1922年で独仏英終戦の4年後なのである)

トランプ氏、雨を理由に戦没者墓地へ行かず 国内外で批判 - BBC ...

2018年11月12日 · パリで11日に行われた第1次世界大戦終戦100周年の記念式典に参加したドナルド・トランプ米大統領が、雨を理由に米兵の眠る墓地の訪問を中止した

バイデン氏、トランプ氏が訪問中止の米軍墓地訪問 パリ近郊 ...

2024年6月10日 · 第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦80周年記念集会参加でフランスを5日間の日程で公式訪問したバイデン米大統領は最終日の9日、パリ近郊にある第1次世界大戦の米軍戦没者エーヌ・マルヌ墓地を訪れた。トランプ前大統領が訪問を直前にキャンセルして波紋を呼んだ。

「戦争を終わらせる最後の戦争」との奇妙なスローガンで参戦、漁夫の利を得たアメリカ

第二次世界大戦でナチスドイツを打ち負かした最大の殊勲者であるソ連赤軍を継承するロシアのプーチン大統領を招待しなかったフランスのマクロン大統領(ノルマンディー作戦80周年)も問題だが、それ以上に植民地主義の帝国戦争で少しも誇るところが無い汚い戦争「第一次世界大戦」に、長引く戦争で厭戦気分が高まり戦線が膠着状態だった第一次世界大戦に「戦争を終わらせる為の最後の戦争」なるスローガンで、自国には戦禍が及ばない安全な大西洋の向こう側のアメリカが、無関係な欧州列強の覇権争い「第一次世界大戦」に軍事介入。漁夫の利で火事場泥棒を働いた「恥ずべき戦争」だったのである。

勝ったから「正しい戦争」だったとのアメリカの居眠りバイデン民主党政権の態度は野蛮極まる危険な発想であり、「戦争の世紀」だった20世紀なら通じても現在の21世紀の民主主義では批判されて当然な非人道的な反民主主義である。


100年前の第一次世界大戦当時に大流行した「スペイン風邪」パンデミック犠牲者を救急車で運ぶマスク姿の医療関係者(渡邉英徳 ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正)

スペイン風邪を持ち込んで第一次世界大戦戦死者以上の、世界中に膨大な死亡者を出した「不正な戦争」のアメリカ軍WWⅠ参戦

もしWW1でアメリカ軍の介入が無ければ多少ドイツ有利の講和条約が結ばれて戦争が終結していて、その後のナチスドイツ台頭も無いし、第二次世界大戦も無かったのである。

ドイツ系アメリカ人であるドナルド・トランプが第一次世界大戦終結100周年祭典で各国首脳と共に凱旋門の無名戦士の墓は訪れたが、WW1の米兵墓地を訪れなかったのは当然の判断である(天候悪化を理由にしたとあるが、少しも不思議ではない(★注、スペイン風邪以来100年ぶりの胡散臭いパンデミック騒動の原因として2020年アメリカ大統領選挙での不正な「郵便投票」導入が考えられるのですから恐ろしい)2023年04月11日 | 存在脅威管理理論 唯一撲滅に成功した天然痘ワクチン

米大統領選討論会の様子=27日、CNNの米アトランタスタジオ/Will Lanzoni/CNN(★注、少しでも居眠りバイデン民主党が有利になるよう、党大会での大統領候補の正式指名前の前倒し、しかも歴史上初めて無観客試合となった異例尽くめのCNNテレビの討論会。トランプとバイデンと司会者の3者以外、聴衆が誰もいない奇妙なスタジオの風景を写すCNNカメラ)

民主党議員ら、バイデン氏に「絶望」 大統領討論会終え

6月28日 CNN

インフレについて非難の応酬。バイデン氏は自分が引き継いだ経済に一因があると批判した。これに対しトランプ氏は、バイデン氏が就任した当時、「ほとんどインフレはなかった」と反論。

トランプ当選した場合、中絶薬の入手を阻止しないと述べ、中絶の規制は州が決定すべきだという立場を繰り返し表明した。バイデン氏は中絶を州の裁量に委ねるのは市民権の保護を州に委ねるようなものだと反論した。(★注、「妊娠中絶など内政は連邦憲法ではなく州政府の判断」と正しく憲法判断した2022年6月米最高裁判決を「トランプが妊娠中絶を禁止した」と噓八百のフェイクニュースを流して2022年11月「中間選挙」で民主党の敗北を最小限にしたが、討論会では子供だましの八百長が通じないのである)

バイデン自身がまとめた超党派国境対策法案が(民主党が多数の)上院で否決されたことを強調。トランプ氏の移民政策を非難した(★注、これは、まさに「藪蛇」で自分の無能ぶりを認めた愚行)

討論会を終え、民主党議員らは、バイデン氏の討論会でのパフォーマンスに絶望している。バイデン氏が党の候補者であり続けるべきかどうかという疑問が生じたほどだ。

バイデンは口を開けて何かをじっと見つめるような表情でステージに登場した。口調は途切れ途切れで、時折、考えを最後まで言い終えるのに苦労しているように見えた。民主党優位の中絶問題では譲歩する場面もみられた。(★注、一言に短く纏めれば「良いところが一つも無い」のである)

10年以上にわたりあらゆるレベルの選挙活動に携わってきたある人物は「バイデン氏が我々の候補者であるべきだと主張するのは難しい」と漏らした。(抜粋)

ますます悪化する居眠りバイデン、褒めるところが一つも無かったCNN

民主党支持を鮮明に表明しているCNNが主催した討論会で、1行もバイデンを持ち上げていないのですから驚く。誰が見ても圧倒的な大差が付いたらしいのである。今後8月に予定されている民主党全国大会での大統領候補指名では、居眠りバイデンに変わる人物に差し替える、アッと驚く大どんでん返しが見られるかも知れない。(★注、たぶんフランス革命やロシア革命のような、100年に1回あるか無いかの歴史の転換点「グレート・リセット」を我々は目撃しているのである。嬉しいような。恐ろしいような。)

6月27日夜、11月の米大統領選に向け、民主党のバイデン現大統領(81・写真右)と共和党のトランプ前大統領(78・左)が、初のテレビ討論会に臨んだ。写真は討論会に臨む両者。ジョージア州アトランタで撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)© Thomson Reuters(★注、討論会の二人だけを写せば普通に見えるが、CNNのようにカメラを引いて全体を写せば今回の無観客討論会の異常性が際立つ。そもそも無観客試合で収益が見込めず主催したCNNは大損害を出していた)

バイデン氏言葉に詰まる場面も、トランプ氏は虚偽主張 初の討論

6月28日 ロイター
 

民主党のバイデン現大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(78)が27日夜、初のテレビ討論会に臨み、経済や中絶、移民などを巡って応酬した。

バイデン氏は時折声がかすれ、言葉に詰まる場面もあった。不倫口止め料不正会計処理事件で有罪評決を受けたトランプ氏を「重罪人」と呼んだ。(★注、民主党検察官が民主党の岩盤支持層のニューヨークマンハッタン地区で大統領選挙前に大急ぎでマフィア対策の組織犯罪処罰法(共謀罪)の司法取引を根拠に裁判して有罪判決を勝ち取ったのは事実だが、こんな政治的偏向した魔女裁判は上級審では引っくり返る。そもそも会計処理云々は何処にでもある「微罪」の形式犯だった)

対してトランプ氏は、バイデン氏の次男が銃不法購入を巡り有罪評決を受けたことを持ち出した。(★注、ハンター・バイデンの方は人命の関わる重罪だった)また、移民が犯罪の波を引き起こし、民主党が子殺しを支持している(妊娠中絶のこと)といった、これまでの攻撃を次から次へと繰り広げた。

ホワイトハウス関係者2人によると、バイデン氏は風邪をひいていた。ただ同氏の調子が不安定だったことは、続投するには高齢過ぎるとの有権者の懸念を高める可能性がある。

<議会襲撃・中絶・移民で応酬>

トランプ氏は2021年1月の連邦議会襲撃事件について逮捕された人々の多くは無実だと主張した。(★注、現在明らかになったビデオ画像では、議事堂内では警察に誘導され整然と歩いていて「暴動」だの「襲撃」などは真っ赤な嘘。逮捕された全員が正当な裁判なら無罪になるのは明らかである)

バイデン氏は「この男には米国の民主主義のセンスがない」と嘲笑した。(★注、中国天安門事件や香港の民主化運動に比較すれば、2021年1月6日連邦議会は非暴力に徹していて「民主主義の鑑」である)

さらに、保守派を連邦最高裁判事に指名することで人工妊娠中絶権の撤廃を可能にしたとしてトランプ氏を非難した。(★注、確かに2年前の米中間選挙では成功したフィクションが、それから2年が経過して人々が冷静さを取り戻し、民主党やリベラルメディアの噓八百は通じない)

トランプ氏は、中絶問題を各州に戻すことが正しい行動だ(地方分権)と主張。バイデン氏が米南部国境の警備に失敗して多数の犯罪者が入国、「私はそれをバイデンの移民犯罪と呼んでいる」と述べた。

<握手もせず不和あらわ>

討論会は無観客でCNNが1時間半放送した(★注、収益を無視して無観客試合にした理由は簡単で、バイデンを近くで見た大勢の観客の溜息をCNNは放送したく無かったのである)

経済を巡ってはバイデンは就任当初より物価が大幅上昇を認める一方、トランプはコロナ禍前は自身の政権で「わが国史上最高(greatest)の経済」と主張。(抜粋)

魑魅魍魎が百鬼夜行する民主党リベラルメディア

ロイター通信もCNNと同じで居眠りバイデンの褒めるところが一つも無いので、タイトルで「トランプ虚偽主張」と罵倒することで胡麻化そうとしたが、圧倒的な大差は「口先」だけでは誤魔化せない。8月の民主党大統領候補指名大会での健康上の理由で「候補差し替え」の大どんでん返しも十分にある。今後何を起きても不思議ではなく「一寸先は闇」。手探り状態なのである。

9月予定の2回目討論会まで持たない民主党バイデンの大失速

討論会主催者を民主党支持(反トランプの急先鋒)CNNにしたり、無観客試合にしたり通常3回の討論会を2回にしたりと必死の努力でも居眠りバイデンの痴呆症の深刻化は誰の目にも明らかである。本来なら副大統領のカマラ・ハリスが痴呆症が深刻化するジョー・バイデンに入れ替わって当然な成り行きだが、刑務所ビジネスの悪評が高く黒人層やヒスパニック層では最悪。代わるに代われない危機的な状況なのである。

米大統領選のテレビ討論会と同時間帯に討論イベントを実施するロバート・ケネディ・ジュニア氏=米ロサンゼルスで6月27日、AP© 毎日新聞 提供

ケネディ氏も「討論会」で三つどもえの戦いを演出 米大統領選

6月28日 毎日新聞

米大統領選に無所属で出馬した弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア(70)は、27日夜に行われた第1回候補者テレビ討論会と同時間帯にロサンゼルスでイベントを開催し、「三つどもえの戦い」を演出した。

イベントは「本当の討論会」と名付けられ、民主党のジョー・バイデン大統領(81)と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が対決するテレビ討論会を放映しながら、ケネディが同じテーマで自身の主張を語る形式で行われ、無人で行われたテレビ討論会とは異なり聴衆も参加し、ウェブサイトとX(ツイッター)で生配信された。

今回CNNは討論会参加条件として、(三つの世論調査で15%以上の支持率をケネディは得ていたら、)四つ以上の世論調査で15%以上の支持率を得ることや、当選に必要な選挙人270人を獲得するのに十分な州で投票用紙に名前が載ることなどを挙げていた。米メディアはケネディ陣営の資金不足も指摘している

ケネディは故ジョン・ケネディ大統領のおいで、父の故ロバート氏もケネディ政権で司法長官を務めた。民主党の名門一家の出身だが、今回は独立候補としての出馬を目指している。(★注、そもそもケネディ二世が無所属で出馬したのは民主党全国委員会(DNC)が勝手に予備選討論会を中止し「発言封じ」を行ったことが原因だった)

一寸先は闇

9月に予定されている2回目、最後の大統領候補討論会では強硬な反ワクチン派のロバート・ケネディ・ジュニア(70)が参加する「三つ巴」の討論会開催に変更される可能性もある。

今度の共和党全国大会でトランプの副副大統領候補には全国的人気がある弁護士のロバート・ケネディ・ジュニアが指名するとか、あるいはロバート・ケネディ・ジュニアを民主党大統領候補に指名する(居眠りバイデンと差し替える)とか、元民主党員のドナルド・トランプが共和党だけではなく民主党との統一(挙国一致)大統領候補になって、危険なmRNAワクチンを糾弾するロバート・ケネディ・ジュニアと争うなど、何が起きても誰も驚かない魑魅魍魎が百鬼夜行するデストピア。日本で260年続いた徳川幕府か倒れた1868年の王政復古とか、77年続いた大日本帝国が崩壊した2045年の敗戦以上の大変化。大激動期に突入しているらしいのである。

討論会で発言するトランプ氏(左)とバイデン氏=AP© 読売新聞

バイデン氏の声かすれ、視線定まらず…アメリカ大統領選テレビ討論会で精彩を欠く場面に米紙「高齢への不安引き起こした」

6月28日 読売新聞
11月の米大統領選に向けた第1回テレビ討論会が27日、ジョージア州アトランタで開かれ、民主党のジョー・バイデン大統領(81)と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が4年ぶりに対決した。バイデン氏は言葉につまるなど精彩を欠く場面が目立ち、高齢不安が高まる

討論会では1時間半にわたり、経済や外交・安全保障、不法移民などを議論。記録的な物価上昇(インフレ)について、トランプ氏は「バイデン氏が引き起こしたインフレが、米国の人々を殺そうとしている」と非難した。バイデン氏はトランプ政権の経済政策にインフレの原因があると主張し、「世界で最も経済が成長している」と実績を強調した。

トランプ氏は、ロシアの侵略を受けるウクライナへの軍事支援を批判し大統領選で勝てば就任前に戦争を終わらせると(★注、軍事援助中止によるウクライナ戦争の強制終了)主張した。バイデン氏はトランプ氏が米国を北大西洋条約機構(NATO)から脱退させようとしているとして、「愚かな話だ」と強調した。

バイデンは討論会の開始直後から声がかすれ、司会者の質問の趣旨をたびたび取り違えた。トランプ発言中に口を開き、視線が定まらない姿がテレビ画面に映る場面もあった。CNNの調査では、67%がトランプ勝利。ワシントン・ポスト紙は「バイデン氏の姿は、高齢への不安を民主党内に引き起こした」

過去の大統領選テレビ討論会は、民主、共和両党候補が正式指名を受けた後の秋に行われていたが、今回は6月という異例の早い時期に開かれた。第2回討論会は、ABCテレビ主催で9月10日(抜粋)(★注、超党派討論会初回予定は9月16日だった)

米中西部ウィスコンシン州ケノーシャで開かれた大統領選のテレビ討論の観覧会の一場面=2024年6月27日、秋山信一撮影© 毎日新聞 提供

米大統領選 バイデン氏候補の差し替えは可能? 必要な条件は

6月29日 毎日新聞

11月の米大統領選に向けた27日の第1回テレビ討論会で、民主党のジョー・バイデン大統領(81)の高齢不安に拍車がかかり、党内からは候補の「差し替え論」も浮上。しかし、党候補指名レースで勝利した候補を交代することは可能なのか。

バイデン氏は27日の討論会後、記者団から大統領選からの撤退を求める意見について問われると「ノー」と否定。ただ、党内では討論会での低調なパフォーマンスを受けて、候補交代を求める声も出ている。

候補を差し替えるための条件

候補を差し替えるには、バイデン自身が断念することが大前提になる。

米メディア「ポリティコ」は27日、(党全国大会で大統領候補選出の投票権を持つ「代議員」は)「党のルールでは、代議員は候補への投票を誓約しているだけで、義務にはなっていない」と指摘し、実際は別の候補に投票することも可能だとの解釈を示した。

しかし、バイデン氏の陣営は代議員の選定にも関与しているため、党大会本番で多数の代議員が「裏切る」ことは考えにくい。

一方、バイデン氏が正式に指名される前に出馬を断念すれば(全代議員3937人中)3894人の代議員の投票先は宙に浮く。党の判断で予備選や党員集会をやり直す可能性もあるが、費用や時間の制約があって難しい。そのため、全国大会に集まった代議員が「自由投票」で候補を決めるシナリオが有力になる。

新たな候補立てても、高いハードル

全国大会で新たな候補が名乗りを上げるには、民主党では300人以上の代議員からの支持が必要で、州をまたいで一定の支持が得られる有力政治家でないと立候補は難しい。党候補指名には過半数の代議員の支持が必要で、候補が乱立すれば、票がばらけて候補がなかなか決まらない可能性もある。

一方、バイデン氏が8月の党大会で一度指名された後に出馬を断念した場合、民主党全国委員長が連邦議会の党指導部や州知事らと協議して、新たな候補を選ぶことになる。計483人の党全国委員の過半数が支持すれば党候補になるが、手続きを巡って党内の駆け引きが激化するのは必至だ。

バイデン氏が身を引いた場合、カマラ・ハリス副大統領(59)が後継者だが、世論や党内の支持はバイデン氏よりも低く、すんなり決まりそうにない。(抜粋)

トランプ氏、バイデン氏は認知機能検査受けるべき 大統領選討論会© ANDREW CABALLERO-REYNOLDS / AFP

トランプ氏、バイデン氏は認知機能検査受けるべき 大統領選討論会

6月28日 AFPBB News 

米大統領選に出馬している共和党のドナルド・トランプ前大統領は28日、第1回候補者テレビ討論会で民主党のジョー・バイデン現大統領に対し、認知機能検査を受けるべきだと述べた。

米CNN主催の討論会でトランプ氏は「私は認知機能テストを2度受けた。両方とも高得点だった。公表したので知っての通りだ。彼(バイデン氏)は一度も受けていない。一度でいいので受けてほしい。たった一度、例えば5問くらいの簡単なやつでいい。できないだろうが」と述べた。

【詳報】米大統領選討論会 メディア「バイデン氏 精彩欠く」

CNNテレビは民主党関係者の話として、バイデン氏が党の候補者でよいのか、疑問視する声も出ていると伝えていて、バイデン氏の年齢や健康状態に対する有権者の懸念が改めて高まる可能性もあります。

米メディア 「バイデン氏、苦戦」「民主党はパニック状態」

討論会についてアメリカのメディア各社はバイデン氏にとって厳しいものだったと伝えています。

有力紙のワシントン・ポストは「バイデン氏苦戦、トランプ氏は質問をはぐらかす」、同じく有力紙のニューヨーク・タイムズは「トランプ氏の威勢にバイデン氏苦戦」、CBSテレビは「バイデン氏、序盤から声がかすれて苦戦」などいずれも見出しに「Struggle(ストラグル)」、「苦戦する、もがく」という言葉を使ってバイデン氏が押されていたと伝えています。

複数のメディアは民主党関係者の間でバイデン氏が候補者にふさわしいのか疑念も浮かんでいると伝えています。

AP通信は討論終了から1時間ほど後のまとめ記事の見出しで「動かなくなるバイデン氏、討論でトランプ氏に向き合うも民主党内では立候補にふさわしいかパニックをもたらす」と表現しています。また、政治専門紙「ヒル」は専門家の話を引用して「バイデン氏のふらふらのパフォーマンスで民主党は完全なパニック状態だ」などと伝えています。

CNN調査 トランプ氏評価の声「67%」

CNNテレビが、討論会について「トランプ氏の方が良かった」と答えた人が67%、「バイデン氏の方が良かった」と答えた人が33%。

討論会の前の調査では、「トランプ氏の方が良いと予想する」と答えた人が55%、「バイデン氏の方が良いと予想する」と答えた人が45%。また、国を率いる能力については「バイデン氏を信頼できない」と答えた人が57%、「トランプ氏を信頼できない」と答えた人が44%
(抜粋)

ウクライナ戦争の強制終了

NHK(有識者)は欧米メディア全員が無視したトランプの「私が大統領に選ばれれば就任前にプーチンとゼレンスキーの戦争に決着をつける」とウクライナ戦争強制終了(軍事支援停止)を明確に指摘していた。すでに勝負は決着していたのである。

体制翼賛会メディア(リベラル独裁)のトランプバッシングが逆効果

CNNテレビ討論会前でも10ポイント以上の大差が付いていたが、討論会実施でダブルスコアでトランプが大勝したので伝家の宝刀「郵便投票」でも覆せないでしょう。それでもインチキ投票で居眠りバイデンを勝たせるとアメリカは160年ぶり二度目の内戦に突入する(★注、リンカーン「共和党」が4年以上の激しい内戦で苦戦するが最後に勝った。今回も同じでトランプの共和党が初戦で苦労するが4年が経過、総合力の差で最後には勝つ)


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4 コメント

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汚いパンデミック戦争と選挙 (ローレライ)
2024-06-28 13:28:22
パンデミックの破壊力が悪用された第一次大戦とバイデンの選挙、不都合な秘密野暴露が待たれる!
返信する
反トランプの急先鋒ニューヨークタイムス社説が、耄碌バイデンの「差し替え」主張 (宗純)
2024-06-29 16:22:02
民主党大統領候補に民主党の名門一家の出身の弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア(70)に差し替えれば民主党が勝つが、
そもそも、バイデン勝利の切り札であるインチキ「郵便投票」導入の原因とは、奇妙奇天烈摩訶不思議。胡乱な新型コロナのパンデミックであり、その一番の弱点の遺伝子操作mRNAワクチン接種強制を最も強力に批判しているのが暗殺されたJFKの甥で1968年大統領選挙中に暗殺されたロバート・ケネディの息子のロバート・ケネディ・ジュニア(70)。大統領になったら間違いなくJFK暗殺や父親の暗殺の真相を暴露するので、絶対にアメリカ大統領には出来ない。エスタブリッシュメント連中はどんな汚い手を使っても断固阻止するでしょう。

6月28日 21時15分 NHK【詳報】米大統領選討論会 メディア「バイデン氏 精彩欠く」によると、

年齢面の不安が指摘される中、バイデン氏はかぜをひいていると陣営関係者が説明したと伝えられていることについては「バイデン氏が健康不安、高齢不安を打ち消すことができたかというとそうではなく、逆だと思う。バイデン氏とトランプ氏は3歳の年齢差だがむしろもっとこの差が大きく見えた。もっともバイデン氏がやってはいけないことは討論会に健康不安で出てくることで、もしかぜを本当にひいていたとしたらマネージメントとしてよくない。戦略ミスだ」
その上で、「今後、バイデン氏の健康不安の話が大きくなっていった場合、民主党の中で党大会までにバイデン氏を替える話がでてくるかもしれない。これから1週間、2週間の動きは注目しないといけない」と述べました。

もちろんバイデンを差し替えても、ケネディジュニア以外では、アメリカ民主党には勝ち目がない。
それなら奥の手の「消えた弾丸」安倍殺しのような選挙演説中に不人気な居眠りバイデンをトランプ支持者が銃撃するとの怖い筋書きで、使い物にならない痴呆症のジョー・バイデンは「最後のお勤め」で殺され、民主党は弔い合戦の同情票を集めてトランプに勝利するシナリオ。
ほぼ2年前の参議院選挙投票日の2日前2022年7月8日の奈良県西大寺駅前ロータリーガードレール内での安倍晋三の公開処刑の二番煎じ。と言うか、思いっきり胡散臭い無理筋の「消えた弾丸」安倍殺しは、ジョー・バイデン代46代アメリカ大統領暗殺の周到な「予行演習」だったことになります。

そもそも今回の大統領候補指名前の民主党と共和党の大統領候補の討論会開催自体が不思議すぎるのですよ。共和党は7月の全国大会、民主党は8月の全国大会で大統領候補を決めるので、通常なら9月に最初の討論会を3回開催する。ところが今回は9月に1回だけ開いて終わりになる。
返信する
Unknown (ロハスな人)
2024-07-03 15:50:40
↑のコメント欄の宗純さんのコメントを観た後だと、6月15日のケネディJrのコメントを“グローバリスト御用達新聞”の日経がわざわざ今頃記事にした意味が…。

☆第3の候補、米大統領選かく乱 若者「批判票」の受け皿に
再戦2つの米国 消去法の選択㊦

米大統領選2024
2024年7月3日 日経新聞

◎「史上最も不人気な候補同士の戦いだ。米国民は嫌気が差している」。11月の米大統領選に無所属で立候補するロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)は6月15日、西部ニューメキシコ州アルバカーキでの選挙イベント後、第3の候補として「当選」を目指すと宣言した。
返信する
ミシェル・オバマ氏だけが『トランプ氏に勝てる民主党候補 BYロイター通信 (ロハスな人)
2024-07-04 16:22:33
“不人気”なカマラ・ハリス氏では無理なので、もう少し見込みのある“ヒラリー氏と利権仲間”のミシェル・オバマ氏の名前も…やはり民主党は『利権ファースト』のようですね。

※ロイター通信はBBCと並ぶ“グローバリスト御用達”メディアですから、『ミシェルオバマ氏を立てたい』という利権の意向を報道した可能性が高そうです。

そのままでは勝てないので、宗純さんの推理のように『バイデン氏を暗殺』することで、『ミシェル・オバマ氏で勝てるように持っていく』というシナリオかもしれませんね。

☆☆強まるバイデン氏への大統領選〝撤退圧力〟 民主党内からも公然と要求 後任候補はミシェル・オバマ氏が一番手か
2024/07/04 11:40夕刊フジ

◎バイデン氏への「撤退要望書簡」を報じたブルームバーグは、「バイデン氏が大統領選の候補者であり続ければ、トランプ氏の返り咲きと共和党の大勝を招くとの懸念が広がっている」と伝えた。書簡については、民主党が伝統的に強く、大統領選と同時に行われる連邦議会選で再選の可能性が高い複数の議員が案を配布したという。

民主党内では、ロイド・ドゲット下院議員が2日、連邦議員として初めて公にバイデン氏に退くよう要求したが、党重鎮のジム・クライバーン下院議員までがバイデン氏を擁護しつつ、仮に撤退となればカマラ・ハリス副大統領を後任候補として支持する考えを示している。ハリス氏がバイデン氏に代わる「最有力候補」と目されているとする報道もあるほか、後任候補としてカリフォリニア州知事のギャビン・ニューサム氏らの名前が挙がっている。

バイデン氏撤退の場合、後任候補は誰になりそうか。

米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一名誉教授は「ロイター通信などが最近実施した世論調査では、バラク・オバマ元大統領の夫人、ミシェル・オバマ氏だけが『トランプ氏に勝てる民主党候補』だという結果が出ている。順番からいえば、副大統領のハリス氏が妥当かもしれないが、今後はミシェル氏が後任候補の一番手という流れになってくるのではないか」と話した。
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