庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
スケジュールは毎月一日に掲載。アクセスカウンターは2010年1月1日より集計。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』色々と考察&妄想

2022年10月21日 03時39分13秒 | Game
古オタなので、どうしてもこういう事をやりたくなります( =゚ω゚)ノ。

1.エリクト=エアリアル、エリクト≠スレッタ?
これは一話とオープニング用に書き下ろされた小説「ゆりかごの星」を読んでから、気になっていた事。
エリクトが成長してスレッタ・マーキュリーと名乗っているのでは無く二人は別人。エリクトはルブリスへ取り込まれ、それがエアリアルとなり、スレッタはエリクトの妹(PROLOGUE時点でエルノラは妊娠していた)説。
楽曲のジャケット、オープニング、MVにスレッタと幼いエリクトが別に描かれている事からも怪しい。
またエアリアルのOS名がESでエリクト・サマヤではないかとも言われてますが、これはエルノラ・サマヤのイニシャルという可能性もあります。
私がなぜエアリアルにエリクトが取り込まれたと推測したのかと言いますと、他のモビルスーツに自我らしいものがある描写が無いからでして。
ただガンダムタイプにはすべて自我がある可能性も捨てきれないので、他のガンダムタイプが出てこないと分かりませんね。

2.「魔女」とは何か?
実はPROLOGUE時点で「魔女」という言葉は使われているんですよね。そして2話のスレッタへの尋問、3話のエランの「魔女なら切り抜けられるはず」という台詞から察して、「魔女」は抽象的な存在では無く、作中人物にとって現に存在するもの。
尋問やエランの発言から察すると「魔女は外見からは見分けがつかない」「MS操縦に秀でている?」とも受け取れ、早い話ニュータイプやXラウンダーに相当するものとも取れます。
今のところは「ガンドアームに適合した人間」という事でしょうか。

3.地球はどうなっている?
ガンダムではオープニングなどで地球は印象的に描かれている事が多く、テーマとしても地球環境が大きく取り上げられる事が多いです。
しかし『水星の魔女』では珍しくオープニングにも一切地球は存在せず、本編中ではPROLOGUEのニュース画面の背景にちらりと地球らしき惑星が見えるだけです。ニュース画面は現実のニュース番組でも東京やホワイトハウスを背景に映すようなもので、それを考えるとガミラスの遊星爆弾を受けて真っ赤になっていたり、『メガトン級ムサシ』のように土手っ腹に穴が空いていたりはなさそうです。
またニカやチュチュは地球出身だそうで人が住める環境なのは確か。ただミオリネが「地球に行きたい」「母がトマトの品種改良をしていた」事から察するに、地球は環境破壊が大きく進み余り住みやすい状況でもなさそうです。
アーシアンは自分のエゴで環境を破壊したとスペーシアンに迫害される理由になってるのかも知れません。

4.あの戦力は何の為?
アスティカシア高等専門学校は、モビルスーツでの決闘が日常茶飯事という脳筋学園(笑)。そして軍事企業が乱立する世界。しかしそれだけの戦力をどこへ振り向けているのか今ひとつ分かりません。
明確な「倒さねばならぬ敵」、ジオン公国やヴェイガン、ギャラルホルンのような存在がまだ示されていないのです。
3話までの感じでは、1990年代によく有った、そして『ヤマモト・ヨーコ』(^^;と同じく「企業が国家よりも権力をもった世界」で、「シェア争い(戦争)」をやっている世界のように見受けられました。
どうやらベネリットグループ以外にもモビルスーツを作ってる軍事企業はあるようなので、そことのシェア争いをしており、文字通り戦場となった市場にモビルスーツとセットで、パイロット、メカニックを送り込む為にアスティカシア校は作られたのか?

5.なぜ水星?
なぜ「水星の魔女」? 火星や月ではないのはどういう理由? どうやらパーメットという物質を太陽から採掘するのに最適な場所のようですが、それ以外に水星である理由はないんですよね。なのになぜタイトルに「水星」を入れたのか気になります。
『ガンダム00』でソレスタルビーイングが木星に居たのは、太陽炉がモノポール触媒反応炉で木星の重力圏に落ち込んだモノポールを採掘する為だったのですが、モノポールと違い今のところパーメットは完全に架空の物質(?)のようです。
水星でしか採掘できないなら、太陽風に含まれているという所なのでしょうが、元ネタになる物質あるいは現象があるのでしょうか?
雰囲気だけで水星をチョイスしたとも思えないんですよねえ。

6.デリング総裁は本当に毒親なのか?
ここから妄想の度合いが酷くなります(^^;。
Twitterでネタになっていてちょっと面白いと思った話題。ミオリネの父デリングは本当に悪い親なのか。娘の事を考えていない所はあるが、それも親ばか故ではないかという指摘。私は充分にあり得ると思います。
同時期にオンエアされてる事もあり、どうしてもデリング、ミオリネの関係は、『ストーンオーシャン』の承太郎、ジョリーンを連想させるのですよね。『ジョジョ』の場合、三部から承太郎を知っている読者、視聴者は、彼が娘を放っておいたのは何か理由がある。ディオの元部下からの復讐を避ける為だろうと予想が付きますが、背景の見えないデリングはミオリネ視点からしか分からない。
グエルの父ヴェムは息子に手を挙げますが、デリングは反発するミオリネを「子供」と罵っても手を挙げる事はしない。罰も与えない。
いやこれ親ばかではないか。承太郎ではないですが、ヴァナディース機関関係者からの復讐を恐れてアスティカシア校を作り、ミオリネを匿ったのではないか。結果的にミオリネを籠の鳥にしてしまい、恨まれるのは承知。しかし失うよりはましという事で、奥さん=ミオリネの母もヴァナディース関係者のテロで失ってるのかも知れません。
そうなるとガンダムが現れた途端、ミオリネを退学させようとしたのも分かります。

7.プロスペラへの内通者は誰か? 最初の決闘は仕組まれていたのか?
プロスペラはヴェム・ジェタークがデリングを暗殺しようとしていた事で脅しを掛け協力させました。
カテドラルかジェターク社に内通者がいるのは確かです。ヴェムの性格上、いくらでも内通者がいてもおかしくないのですが、敢えて物語を面白くする方向で思わぬ人物と考えると怪しいのがシャデク。グラスレー社の人間ですが、審問会にも出席するくらいの地位はあるようです。わざわざ審問会でデリングがミオリネに「資格の無いものはこの場には入れない」と言ってるくらいですからシャデクは普通の生徒ではなさそうです。
また養子というのも引っかかる。地球出身ではないかと。そして最初のスレッタ対グエル戦の立会人も彼。開始時間を自由に設定できる立場です。
決闘そのものは偶然かも知れませんが、デリング暗殺計画を察知して実行時間前に決闘を開始したのかも知れません。しかしミオリネが予想外の行動を取ったので、決着がずれ込み、あやういタイミングとなりましたが、そこでもう一つ怪しい人物が出てくる。
スレッタに生徒手帳を貸したニカです。彼女もデリング暗殺計画を知る立場で、このままだとヴェムが総裁になってしまうと考え、急遽スレッタに生徒手帳を貸したのでは無いか。
するとシャデクとニカの間に何か関係があるのでは? 二人とも地球出身で、もともと男女の関係か、あるいは兄妹か? などと考えてしまいます。

8.重力制御技術があるのか?
PROLOGUEを見返して気になったのが「ルブリスのプラットフォームに階段があるΣ( ̄□ ̄;;;)!?」。無重力下で使用されているプラットフォームになぜ階段があるのか。アスティカシア校のモビルスーツデッキは、無重力下にある限り階段のようなものは見受けられません。
そこで気になるのが、3話でスレッタとミオリネが無重力下の通路を移動する時、光る帯のようなものに手を突いて移動していた事。しかもこれ、途中で柱を挟んでもスレッタたちの移動速度が落ちる事はありません。
ひょっとして重力制御技術があるのか? 金が掛かるので大々的には使えないのかも知れませんが、状況が許せばコロニー全体にも使えるのかも知れません。
すると「4.あの戦力は何の為?」に別の回答が出てきます。
ガンダムシリーズで重力制御技術が大々的に使われた作品と言えば……。そうです『機動武闘伝Gガンダム』です! そしてガンダムファイトは決闘です。学園で決闘の流儀を教えているのも、ガンダムファイターを養成する為です(^^;。
実は「水星の魔女」は『Gガンダム』と同じ世界の話では!? 地球が出てこないのも、巨大なリングロープで囲われている為、一発で分かってしまうからでしょう(^^;。
いずれ巨大な日本列島型のコロニーも登場するかも知れません(^^;。


コメントを投稿