もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

loVe attAck!? (22) 鬼畜眼鏡 佐伯×片桐

2009-06-15 16:11:06 | 腐女子の御伴
         *注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。




loVe attAck!? (21)


         loVe attAck!? (22)


二人で戯れ時間はかなり経っていた肉じゃがに味をつけるにはちょうど良い時間だった。リビングを見ると本多は他かの番組を観ている。

キッチンで片桐が調味料を出し準備をしていると佐伯と入れ違いに御堂が黒いケースを持ってキッチンへ来る。パッと見はまるで楽器ケースの様にも見えるがダイニングのテーブルにその黒いケースを置く。

片桐は不思議がり御堂が何をケースから取り出すのかを見ていると、ケースを開けるとワインとワインの開封に使用する小物が収められていた。

「ワインを持ち運ぶのに便利なケースでワインをこれに入れて移動しても一定の温度を保つ様にされるものだ。」

ワインを手慣れた作業で開封をする御堂。

御堂がIHの台へ向かう片桐も一緒に大量な肉じゃが煮込んでいる鍋の前に立つ。片桐は御堂が何故ワインを開封したのかは分からない。

「肉じゃがの隠し味に赤ワインを入れてみてはどうだ??」

「いつもみりんと日本酒なんです。」

「時には趣向を変えて冒険をして新しい味に出会う。」

「御堂部長さん‥僕は肉じゃがに赤ワインは使った事がないので味がどうなるか分かりません。申し訳ありませんが~」

片桐は丁寧に御堂の勧めを辞退しようとするが御堂は片桐の言葉を封じ込めた。

「大丈夫だ私が保障する、さぁ、肉じゃがに赤ワインを入れみなさい。」

片桐をいつもの威厳と自信に満ち溢れた態度と言葉で諭す御堂であった。そう言われるとそんな気がして承知してしまいそうな雰囲気に飲み込まれてしまう。

片桐は困惑していると御堂は落としにかかる。

「美味しい料理には和洋は関係ない、片桐さんあなたなら大丈夫。」

キッチンで片桐と御堂の押し問答をしているとリビングから佐伯が来た。片桐が困惑しているのを見て佐伯は御堂に遠慮なく言う。

「料理もろくにしないヤツが料理の何が解る??」

佐伯の痛烈な一言に押し黙りしょんぼりと呟く御堂。

「私だって料理ぐらいはする…一人で作って食べても張り合いがないだけだ。」

そんな御堂の言葉を聞き片桐は佐伯と出会う前の事を思い出しせつなく感じた。

「御堂部長さん…僕はワインの事は詳しくないのでごめんなさい。お料理の味の範囲は広がりそうですね。」

片桐はなんとか御堂と佐伯を押し問答を止めた。佐伯は自分以外の人間に片桐の料理の味を変えられるのがイヤだった。

御堂は佐伯に阻まれて痛烈な一言をくらい諦めて本多が居るリビングへすごすごと再び戻って行った。



loVe attAck!? (23)