もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

媚魅 (13) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-30 23:10:14 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。



媚魅 (12)


         媚魅 (13)


主人の御心を重んじ霧島は一人で業務をこなす水曜日で今日は特になく会議と言っても霧島が代理で参加すれば済む会議で重要視する会議ではない後日に御堂が議事録を読めば事足りる。

主人の痛々しい姿を人目に曝したくはない、自分が油断した僅かな時間に主人の危機に気づかなかった自分を叱責した。

安心と思っていた執務室で何かはあったが御堂が頑なに話そうとはしないそれをそうさせたのも自分にも非があり責任がある。

会議が終わり執務室に戻る御堂を一人にして執務室に置き去りにするのは心配だったので執務室の前にMGN内部に在中して居る警備員を呼び警備させた。

「どうも、ご苦労様です。私が戻りましたので後は大丈夫です。」

執務室をノックし御堂の返答を待つ‥

「霧島です、ただ今、会議から戻りました。」

霧島がドアをノックする音で起きたらしく御堂は眠そうな声で返答をした。

「入れ‥霧島…」

「失礼致します。」

主人である御堂の声を聞き霧島は安心してドアを開けて執務室に入室すると御堂はデスクチェアーに座り霧島が会議に行く前に掛けていったブランケットを所在なげにいじっている。

「ごゆっくり休めましたか??会議は私が代理と言う事で出席致しました。本日の会議の議事録は後日にご覧ください。」

「霧島‥今日はすまない。私とした事がこんな事で取り乱すとは。」

「いえ滅相もございません。私が御堂部長のお傍から離れ会社の内部で安心と思い、油断し貴方の危機を察知をしなかった私に責任があります。」

「霧島…理由は聞かないのか??」

「理由??主人である貴方を咎める程、私は愚かではございませんよ。そんな顔なさらずに私の御主人様。」

「分かった。こんな私でもこいう時もあるんだ。それぐれい承知してくれ。」

霧島はくすりと笑い会議の資料を御堂に手渡し会議の報告する。資料を見ながら注意深く霧島の会議の報告を聞く御堂の表情はいつもの御堂の顔であった。

それから雑務をいつもの様にこなし一日の業務を終えた二人だった。 水曜日でノー残業日と言う事で霧島は御堂と共にいつもより早く退社した。

たまには二人で食事をしようと言う事になりMGNの正面口でタクシーの配車を待って居ると佐伯も退社するらしく歩いていた手にはケータイ電話を持ち誰かと通話している様子である。

「はい…克哉です。えっ? 買い忘れ物があれば俺が買って帰りますよ??あぁ~はい♪福神漬ですねVv」

佐伯は嬉しそうに大きな独り言をいいながらケータイ電話を切った。

「今日は久しぶりのカレーだ。福神漬を忘れるなんてしょうがない。」

御堂に見られている事を気づき佐伯は御堂に不敵な笑みで視線を返す。立ち去る佐伯の後ろ姿はどことなく上機嫌である霧島が帰り際に用事があり遅れて正面口にやって来た。

「お待たせさてしまい申し訳ございません。今日の夕飯は何を召し上がりになりましょうか。」

「カレーライスが食べたい気分だ。私はカレーライスにするが霧島はイヤか??」

「私も喜んでご一緒させて頂きます。」

二人が会話をしていると配車を頼んだタクシーが正面口に横付けされ御堂が先に乗り霧島も乗りMGNを後にした。

御堂の住んで居るマンションに程近いレストランで食事を済まし御堂が霧島を離したくないらしく自分のマンション連れて帰る。ワインの酔いが廻っているのか…

「私を一人にするな!!お前は私の傍に居ろ!!」

霧島にしがみつき離そうとしないそんな主人を甘やかすのも自分の勤めと思い御堂のマンションに泊まる事にした。

そんな御堂にシャワー浴びさせて寝かしつけた。御堂が持ち帰った佐伯の弁当箱を洗おうと霧島は弁当用の携帯バックから弁当と水筒を取り出すと他に何かが入っていた。

手に触れた物を弁当用の携帯バックから取り出すと見た事のない果実??佐伯がいかにも好みそうな芳醇な匂い。

何か毒々しさを感じるそれを何故か一口食べてみたい衝動に駆られるが危険な気もする。霧島はしげしげと眺め回す… 一口かじった痕跡があった。

もしや主人はこの得体の知らない果実を食べたのかも知れないと思うとぞっとした。そんな危険な物は捨て様と思い霧島は果実を厳重に包み袋に入れてダストボックスへ捨てた。

霧島の耳元で聞いた事のない男の声が…

「貴方なかなか、食えない方ですね…」

「私の主人に次にこの様な事をしたらただでは済みません。」

霧島は振り返るがキッチンには自分しかおらず佐伯の弁当箱と水筒を洗い長い一日を終えた。



媚魅 (14)

脈絡。

2009-06-30 13:03:36 | Weblog
シドのメジャーデビューアルバムと福山雅治のアルバムを購入。シドは大好きでアルバムは絶対に購入してます。福山雅治はシングル曲はラジオや有線で聴いてるけど

アルバム全体を通しては一度もなかった今回の新曲を聴いて大人の男性の魅力を知ったもぐ菜でした。まだ聴いてないですゆっくり聴きたいな。

媚魅 (12) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-30 02:33:41 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


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媚魅 (11)




         媚魅 (12)


臭いも消えていつもと変わらない通常の雰囲気となり霧島は安心したが御堂を気遣う。佐伯の接待の報告も聞かずに佐伯に任せると言うのを聞き不安でもあった。

佐伯も何も言わずに引き受けた事も裏がありそうな気もする‥佐伯に任せても特に心配はないが去り際のしてはやったりな何かを企んでる飛び切りな営業スマイルを見ると違う意味で不安になる。

「霧島どうした??」

「いえ、特に何もございません。こちらのお弁当箱を洗って佐伯君に返そうと思いました。お疲れの様なので私が洗ってまいります。」

「いや、私が食べた物だ自分でそれぐらいは出来る明日に私から佐伯君へ弁当箱と水筒を返す。」

「はい。」

御堂はクロスと弁当箱のバンドに弁当箱と水筒を弁当箱携帯バックに入れ自分の仕事用のバックと一緒に置いた。



「本日の午後の業務は書類整理です。」

「したくない。」

「どうなさました??やはり体調が優れない様ですね。」

「夢で書類を読んで寝てしまい…」

「私が書類整理を致しますね。」

御堂のデスクにある電話が鳴る、いつもなら出る御堂だっが出る気配はない霧島が暗黙の了解で電話に出た。

「はい、執務室、霧島です。外線ですか、はい‥ 御堂部長、キクチマーケティングの営業8課の片桐課長から外線でお電話です。」

御堂の顔を見るとさっきよりも顔色が冴えないのと声は出さないが口を動かす形でイヤだと言うのがはっきりと良く分かる。

「片桐課長、申し訳ありませんが御堂はただ今、手を離せないのでFAXで御堂宛に送信して頂けますか??お願いします。」

受話器から片桐の声がする御堂に電話をすると必ず電話に出る御堂が電話に出ない事を素直に心配している様子だった。

「えぇ、大丈夫ですよ。ご心配なく今、用事が立て込んでいるだけです。それではFAXの件は宜しくお願いします。」

受話器を電話に戻し霧島は御堂の顔を見ると御堂は眼を閉じて一安心した様に深い深呼吸をしている。

「御堂部長、体調がよろしくないならグリーンクリニックに受診いたしましょう。」

グリーンクリニックとはMGNが経営しているクリニックで入院設備はないが軽度の処置は出来てMGNの社員が体調が悪い時に電話すると優先的に受診出来る。

「霧島‥私は具合は悪くない。」

「さようですか、何かお飲み物でもお持ちしましょう。」

御堂の隣に座っていたが霧島は座っていたチェアーから立ち上がろうとした~

「私の傍から離れるな。」

「はい、承知致しました。」

そう言うと御堂はうとうとして最後は寝てしまった。霧島は書類を見ながら御堂の事を思う今まで長年傍らに居てがこんな非常事態は初めてだった今日は早く御堂を帰宅させ様と一人結論に達した。



媚魅 (13)