G.I.ジョー G.I. Joe: The Rise of Cobra 2009

2009-08-16 03:08:31 | Weblog
G.I.ジョー G.I. Joe: The Rise of Cobra 2009

U.S. Release Date: 2009

■監督:スティーヴン・ソマーズ
■原案:マイケル・B・ゴードン
■キャスト:チャニング・テイタム/マーロン・ウェイアンズ/シエナ・ミラー/レイチェル・ニコルズ/イ・ビョンホン/デニス・クエイド
■音楽:アラン・シルヴェストリ
■字幕:松崎広幸
■お勧め度:★★

 「アメリカの人気ミリタリー・アクション・フィギュアから派生したTVアニメ・シリーズ「地上最強のエキスパートチームG.I.ジョー」をベースに実写映画化したアクション・エンタテインメント。様々なガジェットを駆使する史上最強の国際機密部隊“G.I.ジョー”が世界征服を企む悪の組織“コブラ”と繰り広げる壮絶バトルをスタイリッシュかつ迫力の映像満載で描く。監督は「ハムナプトラ」シリーズのスティーヴン・ソマーズ。
 ある日、NATOの開発した緑色の化学物質ナノマイトが世界征服を目論む悪の組織“コブラ”に強奪される。その物質は本来ガン細胞の治療薬として研究開発されたものだったが、あらゆる金属を侵食し粉々にする驚異の性質を持つため、コブラと共謀する武器商人デストロの手によって世界を脅かす化学兵器として悪用されてしまうことに。そこでアメリカ政府は、世界屈指の精鋭で構成される最強の国際機密部隊“G.I.ジョー”を、世界を救う最後の切り札として送り込むのだった。強靱な肉体と行動力を持ったエキスパート集団である彼らは、加速装置付きのハイパースーツなど最新のガジェットを操り、コブラに立ち向かう。そして両者は、G.I.ジョーの若きリーダー、デュークとコブラの中心メンバー、バロネスとの知られざる因縁をはじめとした逃れられぬ宿命に導かれながら、苛烈を極めた攻防を展開していくのだが…。」(allcinema.net/より。)

この日は台風がはるか日本の南海上を抜け、たいした雨も降らないだろうというのに、緊急を要する水道工事は中止、今は残り一匹となったゴキブリをつぶしてやろうと身構えている状態で、ついでに「HACHI」は吹き替え版しか上映しないことにムカついた状態で見た作品なので、あまり観想を書きたくないし、書く観想も無い。単純にアクションを見せるだけの作品にしては詰め込み過ぎ。それに完結していない。まさか続編は無いだろう。こういうアメコミレベルの作品で一番大切なのは筋書きの単純さだろう。「コブラ」の女戦士がなぜ悪の道に走ったかというような事は、どうでもいい事で、「X-MEN」風なキャラの個性と特技と面白さだけに特化した方が面白いだろう。似たような作品である「X-MEN」と比べると、どうも中途半端な感じがする。たしかに飽きることは無いにしても、キャラも作品自体もほとんど印象に残るものが無い。これはテレビシリーズの映画版ということでしょうがないのだろうが、先週の「劇場版 NARUTO-ナルト」と比べると、映画化作品としては駄作だろう。ハズした。ゴキブリを。ゴキブリの行動パターンには一定のものがあるので、次にどこに出るか、だいたいは予測できるが、モニターの端に出たので叩き損なった。これを書き終わるまでには、つぶしたいが、というかヤツの出方を観察しながら書いていると言った方が正確。もう一つ問題なのは、なぜか「ガジェット」がダサいしショボい。こう書いて分かるかどうか分からないが、プレステ1並。パルサーキャノンなんていうゲーム的な武器も出てくるが、まるで迫力が無い。最後の方で重要な役割を演じるジェット戦闘機は実機のステルスよりダサい。おまけにニンジャ二人や「東京」のシーンは、わざとアメコミ風に嘘っぽく描かれているので見ててバカらしい。アメリカの事なので見る方もピンからキリまでいるわけで、こういう作品を面白いと思う観客は多いのだろう。しかしこいつは運がいい。今、5発目をハズした。商売がら、緩衝剤、通称「プチプチ」は捨てるほどあるが、プチプチをつぶすより、ゴキブリをつぶした方が面白い。空気じゃなくて、まさに生命をつぶす面白さがあって、中ぐらいのやつだとブチッという手ごたえが病みつきになる。小さいやつは生かしておいて、適当な大きさになってからつぶすのだが、この面白さを知ったら、ゴキブリも絶滅種になるのだろう。特に動きの速い夏には商売にする輩も出て来て不思議はない。主演のチャニング・テイタムって、よく見た覚えがあるが、観た作品では「ステップ・アップ」だけか。かなりいい役者。唯一の収穫。しかしこのゴキブリは優秀だ。今だに生き残っている。


ヒアリング度:★★★
感動度:★
二度以上見たい度:★
劇場で見たい度:★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★
ムカつく度:
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)