BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!(2009)
U.S. Release Date:
■監督:両沢和幸
■キャスト:観月ありさ/松下由樹/斉藤由貴/吉行和子/神田うの/伊藤かずえ
■音楽:鴨宮諒
■字幕:
■お勧め度:★★★
「TV・劇場版共に好評を博した「ナースのお仕事」シリーズのスタッフ・キャストが手掛ける観月ありさ主演のコメディ・エンターテインメント。一夜限りの相手との間に思い掛けず子を宿してしまったキャリア・ウーマンのヒロインを中心に、様々な事情で出産に臨む妊婦たちのドタバタ奮闘ぶりを笑いと感動を織り交ぜ描く。共演に「大奥」の松下由樹、「ハンサム★スーツ」の谷原章介。監督は「Dear Friends ディア フレンズ」の両沢和幸。
30代で未婚の佐々木陽子は大手出版社の編集者として働き盛り。新雑誌の編集長への昇進も決まり、順風満帆なキャリア人生を歩んでいた。だがそんな中、たびたび吐き気を催し、生理も遅れていた彼女は、もしや、と薄々感づきながら産婦人科のドアを叩くことに。そこには、40代にして4人目を妊娠中のベテランやその妊婦仲間、ワケありセレブなどの個性的な面々のほか、不妊治療中の夫婦も訪れていた。そして陽子は産科医から、やはり妊娠2ヶ月と診断される。相手はベトナム取材で一緒だったフリー・カメラマンの工藤哲也。その時酒の勢いで寝てしまった挙げ句、この結果をもたらしたのだった。こうして陽子は、哲也を呼び寄せ、無念の退職を決意し、いざ未知なる出産の道に突き進むこととなるのだが…。」(allcinema.net/より。)
好きなドラマだったので「弁天通り」ではなくてこっちを優先したが、そこそこ楽しめる作品。最近の邦画の好調ぶりというのは、こうしたテレビドラマなみの作品でも、一応は映画と言えるレベルに達していることだろう。「ナース」では主演といってもヘマばかりの観月ありさもかなり女優として成長して、痴呆症役の吉行和子といい勝負できるまでになった。これがメインだろう。斉藤由貴もかなり女優っぽくなって、産婦人科医。「ナース」ではむしろ主演級だった松下由樹が、出番は多いものの、むしろこの3人のサポート役に徹したことは作品の構成上、よかっただろう。コメディとか笑える映画作品というより、主に観月ありさと斉藤由貴の女優としての成長ぶりを描く事に重点を置いたような気がする。その意味では楽しめるが、作品自体はそれほどのものではないだろう。テーマ的にはキャリア・ウーマンとして生きることしか知らない佐々木陽子(観月ありさ)が不本意な妊娠に最初は戸惑い、拒絶しながらも、胎児が育つにつれて「女らしい」?生き方に目覚めるというような事だろうが、妊娠をきっかけに会社をやめてしまうという筋書きは、ちょっと作為的かもしれない。とは言ってもこれがなかったら作品として「分裂症」になるのでしょうがない選択だっただろう。洋画だと女の社会進出というのは、あたかも当然の事のように描かれるが、果たしてそうなのかというのもテーマ。むしろ元の「ナース」とは逆のテーマ、というと大袈裟になるが、両方、あってもいいのじゃないか。妊娠して子供を産めるというのは女だけの特権なので、それを美化して描いても、だから女はダメだという事には繋がらない。この点は、少しばかり経験不足の産婦人科医の母親である痴呆症の吉行和子が、最後の大変な事態になった所で回復して手腕を発揮するという筋書きで充分、カバーしている。実質的にはフジTV単独製作なので、これ以上のものを望む方が無理だろう。映画作品としてはこちらが上。ドラマとしては「ナース」の方がはるかに面白いだろう。どちらを取るかは観る方の選択だろう。観月ありさは、これから女優として、かなり期待できそうだというのが最大の収穫。元々は、演技どころか歌もまともに歌えないアイドル歌手だったことを考えれば、女優として頑張って欲しいし、その素質はあるだろう。こういうガッチリタイプというのは邦画界ではあまり居ないし。
ヒアリング度:
感動度:★★★
二度以上見たい度:★★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)
U.S. Release Date:
■監督:両沢和幸
■キャスト:観月ありさ/松下由樹/斉藤由貴/吉行和子/神田うの/伊藤かずえ
■音楽:鴨宮諒
■字幕:
■お勧め度:★★★
「TV・劇場版共に好評を博した「ナースのお仕事」シリーズのスタッフ・キャストが手掛ける観月ありさ主演のコメディ・エンターテインメント。一夜限りの相手との間に思い掛けず子を宿してしまったキャリア・ウーマンのヒロインを中心に、様々な事情で出産に臨む妊婦たちのドタバタ奮闘ぶりを笑いと感動を織り交ぜ描く。共演に「大奥」の松下由樹、「ハンサム★スーツ」の谷原章介。監督は「Dear Friends ディア フレンズ」の両沢和幸。
30代で未婚の佐々木陽子は大手出版社の編集者として働き盛り。新雑誌の編集長への昇進も決まり、順風満帆なキャリア人生を歩んでいた。だがそんな中、たびたび吐き気を催し、生理も遅れていた彼女は、もしや、と薄々感づきながら産婦人科のドアを叩くことに。そこには、40代にして4人目を妊娠中のベテランやその妊婦仲間、ワケありセレブなどの個性的な面々のほか、不妊治療中の夫婦も訪れていた。そして陽子は産科医から、やはり妊娠2ヶ月と診断される。相手はベトナム取材で一緒だったフリー・カメラマンの工藤哲也。その時酒の勢いで寝てしまった挙げ句、この結果をもたらしたのだった。こうして陽子は、哲也を呼び寄せ、無念の退職を決意し、いざ未知なる出産の道に突き進むこととなるのだが…。」(allcinema.net/より。)
好きなドラマだったので「弁天通り」ではなくてこっちを優先したが、そこそこ楽しめる作品。最近の邦画の好調ぶりというのは、こうしたテレビドラマなみの作品でも、一応は映画と言えるレベルに達していることだろう。「ナース」では主演といってもヘマばかりの観月ありさもかなり女優として成長して、痴呆症役の吉行和子といい勝負できるまでになった。これがメインだろう。斉藤由貴もかなり女優っぽくなって、産婦人科医。「ナース」ではむしろ主演級だった松下由樹が、出番は多いものの、むしろこの3人のサポート役に徹したことは作品の構成上、よかっただろう。コメディとか笑える映画作品というより、主に観月ありさと斉藤由貴の女優としての成長ぶりを描く事に重点を置いたような気がする。その意味では楽しめるが、作品自体はそれほどのものではないだろう。テーマ的にはキャリア・ウーマンとして生きることしか知らない佐々木陽子(観月ありさ)が不本意な妊娠に最初は戸惑い、拒絶しながらも、胎児が育つにつれて「女らしい」?生き方に目覚めるというような事だろうが、妊娠をきっかけに会社をやめてしまうという筋書きは、ちょっと作為的かもしれない。とは言ってもこれがなかったら作品として「分裂症」になるのでしょうがない選択だっただろう。洋画だと女の社会進出というのは、あたかも当然の事のように描かれるが、果たしてそうなのかというのもテーマ。むしろ元の「ナース」とは逆のテーマ、というと大袈裟になるが、両方、あってもいいのじゃないか。妊娠して子供を産めるというのは女だけの特権なので、それを美化して描いても、だから女はダメだという事には繋がらない。この点は、少しばかり経験不足の産婦人科医の母親である痴呆症の吉行和子が、最後の大変な事態になった所で回復して手腕を発揮するという筋書きで充分、カバーしている。実質的にはフジTV単独製作なので、これ以上のものを望む方が無理だろう。映画作品としてはこちらが上。ドラマとしては「ナース」の方がはるかに面白いだろう。どちらを取るかは観る方の選択だろう。観月ありさは、これから女優として、かなり期待できそうだというのが最大の収穫。元々は、演技どころか歌もまともに歌えないアイドル歌手だったことを考えれば、女優として頑張って欲しいし、その素質はあるだろう。こういうガッチリタイプというのは邦画界ではあまり居ないし。
ヒアリング度:
感動度:★★★
二度以上見たい度:★★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)