インセプション (2010)
Inception
U.S. Release Date: 2010
■監督:クリストファー・ノーラン
■キャスト:レオナルド・ディカプリオ/渡辺謙/エレン・ペイジ/マリオン・コティヤール
■音楽:ハンス・ジマー
■字幕:アンゼたかし
■お勧め度:★★★★
「空前の大ヒット作「ダークナイト」でセンセーションを巻き起こしたクリストファー・ノーラン監督が自ら書き下ろしたオリジナル脚本を、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙はじめ豪華キャストを起用し、壮大なスケールで映画化したSFクライム・アクション超大作。相手の夢の中に入り込み、潜在意識の中の価値あるアイデアを盗み出す一流産業スパイの男を主人公に、彼と彼のスペシャリスト集団が夢の中で繰り広げる最後にして最も危険なミッションの行方を、複雑かつ巧みなストーリー展開と驚異の映像で描き出していく。
他人の夢の中に潜入してカタチになる前のアイデアを盗み出す企業スパイが活躍する時代。コブは、この危険な犯罪分野で世界屈指の才能を持つ男。しかし、今や国際指名手配犯として、またこの世を去った妻モルの殺害容疑者として逃亡の身となってしまい、大切なものすべてを失うこととなっていた。そんなコブに、サイトーと名乗る男からある依頼が舞い込む。成功すれば、再び幸せな人生を取り戻すことができる。しかしその依頼とは、これまでのように盗み出すのではなく、ターゲットの潜在意識にあるアイデアを植え付ける“インセプション”というものだった。かつてない危険なミッションと自覚しながらも、これが最後の仕事と引き受けたコブは最高のスペシャリスト集団で立ち向かうべく、すぐさまメンバー探しを開始。やがて、相棒のアーサー、“設計士”のアリアドネ、“偽造士”のイームス、“調合師”のユスフ、そしてサイトーを加えたメンバー6人でターゲット、ロバートの夢の中に潜入するコブだったが…。」(allcinema.net/より。)
夢の見方というのは、かなり個人差があるのだろうか。夢日記をつけていた婦/夫人だったかの話しを読んだことがあるが、それ以前的な問題として夢をほとんど記憶していない、記憶できないような者から見ると、本作品の「夢観」は徹底していて面白い。夢を見ている事の自覚に基づいて、夢を三段階に別けて、夢を見ている状態で安定剤を飲んでまた夢を見る。三段階それぞれで時間の流れも違う。そして重要なのは覚め方、覚めることで、覚めないと、永遠に夢見の状態に陥る。夢の内容自体も好きなように作れるらしいが、制約もあって、自分の過去をそのまま夢にすると、過去か夢なのか分からなくなるので注意、といった部分もある。こうした夢観と物語りが、すごく良くマッチしていて面白い。実は主人公の夢活動で一番、危ない部分があって、妻との生活の一部であった夢見が、本人のせいで妻が夢に現実以上の魅力を感じてしまい、自殺。その事から来る罪悪感を、妻の夢への登場という現実的な問題とともに引きずり、仲間との夢の中にも極めて危ない存在として登場する。夢観が徹底しているだけに、ここらへんの物語り展開は説得力がある。夢の個人差とかいう問題を越えて物語りが展開するという印象で、文句なく上手い。もっともこうした夢観を描くことで、スペシャリストを集めて目的にという面白パターンはちょっとなくなるが。キャストは豪華と言えば言えなくもないが、各々の役に合っていて面白い。あぶない妻役にマリオン・コティヤール、それと対照的に一番の部下の「設計士」役にエレン・ペイジ、この意図は適中。特にエレン・ペイジは注目だった。「ローラーガールズ」以来、注目中なので調べていない。他の部下の面々も、かなり見応えある。
ヒアリング度:★★★★
感動度:★★★★
二度以上見たい度:★★★★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:★
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★★★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)
Inception
U.S. Release Date: 2010
■監督:クリストファー・ノーラン
■キャスト:レオナルド・ディカプリオ/渡辺謙/エレン・ペイジ/マリオン・コティヤール
■音楽:ハンス・ジマー
■字幕:アンゼたかし
■お勧め度:★★★★
「空前の大ヒット作「ダークナイト」でセンセーションを巻き起こしたクリストファー・ノーラン監督が自ら書き下ろしたオリジナル脚本を、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙はじめ豪華キャストを起用し、壮大なスケールで映画化したSFクライム・アクション超大作。相手の夢の中に入り込み、潜在意識の中の価値あるアイデアを盗み出す一流産業スパイの男を主人公に、彼と彼のスペシャリスト集団が夢の中で繰り広げる最後にして最も危険なミッションの行方を、複雑かつ巧みなストーリー展開と驚異の映像で描き出していく。
他人の夢の中に潜入してカタチになる前のアイデアを盗み出す企業スパイが活躍する時代。コブは、この危険な犯罪分野で世界屈指の才能を持つ男。しかし、今や国際指名手配犯として、またこの世を去った妻モルの殺害容疑者として逃亡の身となってしまい、大切なものすべてを失うこととなっていた。そんなコブに、サイトーと名乗る男からある依頼が舞い込む。成功すれば、再び幸せな人生を取り戻すことができる。しかしその依頼とは、これまでのように盗み出すのではなく、ターゲットの潜在意識にあるアイデアを植え付ける“インセプション”というものだった。かつてない危険なミッションと自覚しながらも、これが最後の仕事と引き受けたコブは最高のスペシャリスト集団で立ち向かうべく、すぐさまメンバー探しを開始。やがて、相棒のアーサー、“設計士”のアリアドネ、“偽造士”のイームス、“調合師”のユスフ、そしてサイトーを加えたメンバー6人でターゲット、ロバートの夢の中に潜入するコブだったが…。」(allcinema.net/より。)
夢の見方というのは、かなり個人差があるのだろうか。夢日記をつけていた婦/夫人だったかの話しを読んだことがあるが、それ以前的な問題として夢をほとんど記憶していない、記憶できないような者から見ると、本作品の「夢観」は徹底していて面白い。夢を見ている事の自覚に基づいて、夢を三段階に別けて、夢を見ている状態で安定剤を飲んでまた夢を見る。三段階それぞれで時間の流れも違う。そして重要なのは覚め方、覚めることで、覚めないと、永遠に夢見の状態に陥る。夢の内容自体も好きなように作れるらしいが、制約もあって、自分の過去をそのまま夢にすると、過去か夢なのか分からなくなるので注意、といった部分もある。こうした夢観と物語りが、すごく良くマッチしていて面白い。実は主人公の夢活動で一番、危ない部分があって、妻との生活の一部であった夢見が、本人のせいで妻が夢に現実以上の魅力を感じてしまい、自殺。その事から来る罪悪感を、妻の夢への登場という現実的な問題とともに引きずり、仲間との夢の中にも極めて危ない存在として登場する。夢観が徹底しているだけに、ここらへんの物語り展開は説得力がある。夢の個人差とかいう問題を越えて物語りが展開するという印象で、文句なく上手い。もっともこうした夢観を描くことで、スペシャリストを集めて目的にという面白パターンはちょっとなくなるが。キャストは豪華と言えば言えなくもないが、各々の役に合っていて面白い。あぶない妻役にマリオン・コティヤール、それと対照的に一番の部下の「設計士」役にエレン・ペイジ、この意図は適中。特にエレン・ペイジは注目だった。「ローラーガールズ」以来、注目中なので調べていない。他の部下の面々も、かなり見応えある。
ヒアリング度:★★★★
感動度:★★★★
二度以上見たい度:★★★★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:★
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★★★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)