阪神間で暮らす

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   新たな犠牲者

2015-10-05 | 日記


 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃない、と言う事を広げるために 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。

 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法に反対します。

 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP参加に反対します。

  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘

  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」と書いている。


  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブを思い出そう。
   
 拡大すると
   



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー




10/05(月)




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IS名乗る声明、現地邦人ら動揺 バングラデシュ殺害

 バングラデシュでの日本人男性殺害事件で、中東の過激派組織「イスラム国」(IS)のバングラデシュ支部を名乗る犯行声明が3日、インターネット上に出た。真偽は不明で、地元警察は「あらゆる可能性を考えて捜査している」としている。日本人が過激派の標的になった可能性が浮上したことに、現地の邦人社会では動揺が広がっている。

 殺害されたのは、星邦男さん(66)。警察によると、首都ダッカから約300キロ離れた北西部ロングプールで牧草の栽培など農業関係の活動をしていた。3日朝に自転車三輪タクシーで移動中、オートバイに乗った複数の男に撃たれた。2011年から同国に渡航を繰り返し、直近では今年8月下旬に入国したことが確認されている。

 声明はアラビア語で「ISに対抗する十字軍連合国の国民を殺害した。イスラムの国には十字軍連合国民の命も安全もない」としている。9月28日にはダッカで援助団体のイタリア人男性が殺され、ISを名乗る似た内容の声明が出ていた。
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 ついに日本人にもテロが。


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名張事件の奥西死刑囚が死亡 無実の訴え、半世紀以上

 三重県名張市で1961年3月に女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で死刑が確定、半世紀以上にわたり無実を訴えた奥西勝死刑囚(89)が4日午後0時19分、収監先の八王子医療刑務所(東京)で死亡した。三重県出身。法務省によると死因は肺炎だった。

 一審で無罪判決を受け、9度にわたった再審請求で1度は再審開始が認められたが、いずれも検察側の控訴や異議で覆り、司法判断に翻弄された。死刑囚としての収監期間は43年に及んだ。

 4日夜に医療刑務所を訪れ、遺体と対面した鈴木泉弁護団長は「誤った判断を正そうとしなかった裁判所に強い憤りを覚える」と述べた。
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 冤罪の犠牲者、無罪を出したくないから裁判を引き延ばしたとの話も。


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PKO駆け付け警護 参考人「違憲の恐れ」

 安全保障関連法の成立を受け、政府はアフリカ・南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加している自衛隊の任務に「駆け付け警護」を加えようとしている。安保法のさまざまな問題点が鮮明になった通常国会で、駆け付け警護はどのように議論されたのか、振り返る。

 「駆け付け警護」はPKO参加中の自衛隊が、武装集団に襲われている国連職員や他国部隊のいる離れた場所まで向かい、武器を使って助ける任務。安保法成立前のPKO協力法は武装集団が「国や国に準ずる組織」に当たる場合、憲法九条が禁じる海外での武力行使につながる可能性があるため認めていなかった。

 審議で、安倍晋三首相は六月に「非政府組織(NGO)の救出、他国のPKO部隊に対する駆け付け警護の任務が可能になる」と必要性を指摘。中谷元・防衛相は一九九四年、ザイール(現コンゴ)のゴマで日本のNGOから救援要請があったと答弁したが、九月に「個別のNGOから駆け付け警護の要望を確認したことはない」と述べた。

 野党側は「活動現場で武器を持った人が一緒にいるとかえって襲われる」と懸念するNGOの声を紹介。中谷氏は状況によっては懸念通りの事態も起こり得ると認めた。

 参考人として六月二十二日の衆院特別委員会に出席した宮崎礼壹(れいいち)・元内閣法制局長官は駆け付け警護について「停戦合意が崩れれば、憲法違反の武力行使に至る恐れが大きい」と批判した。

 首相は八月の審議で「PKO参加五原則が満たされているなどの要件が前提なら、国や国に準ずる組織が敵対するものとして登場しない」と、駆け付け警護で武器を使っても憲法違反にはならないと強調した。PKO参加五原則は(1)紛争当事者間で停戦合意が成立(2)受け入れ国を含む紛争当事者が同意(3)中立的立場の厳守-などを掲げている。

 審議では、PKOの任務や武器使用目的の拡大にはあまり時間が割かれなかった。駆け付け警護でも、実施の是非はどう判断するのか、隊員の安全は確保できるのか、装備や訓練はどうするのかといった問題は明らかにならなかった。
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 問題だらけの駆けつけ警護、こんなもん要らん。


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中朝国境地帯で拘束 脱北者男性の“スパイ”らしからぬ私生活

 中国で日本人男性2人が「スパイ容疑」で拘束された事件は、いまだ謎に包まれている。5月に遼寧省の中朝国境付近で拘束されたA氏(50代男性)は、脱北者で日本国籍を持つというが、自宅を訪ねると、スパイらしからぬ“極めて普通”の暮らしぶりが見えてきた。

 A氏の自宅は神奈川県大和市の国道沿いの大型マンション。築19年で一室の分譲価格は3000万円前後だ。住民のひとりは「ファミリー世帯が多い」と話し、辺りは子供たちの遊ぶ声に包まれる。平和そのものだ。

「Aさんは、顔を合わせれば明るく挨拶してくれるし、とても温厚な方です。数カ月前から姿を見かけませんが、同年代の奥さんと20代のお子さんはいらっしゃるようです。10年ほど前に引っ越してきた際に、ご自身が朝鮮系の帰化人であることを話していました。ご職業は分かりませんが、カジュアルなジャケットを羽織り朝早く出かけていく姿をよく見かけました」(マンション管理人)

 エントランスからA氏の部屋につながるインターホンを押したが、返答はなかった。

 A氏は日本生まれで、父親が在日朝鮮人で母親が日本人。60年代に在日朝鮮人の帰還事業で、家族と共に北朝鮮に渡った。90年代後半に脱北し、01年に日本に入国後、日本国籍を取得した。現地で拘束される直前には、月1回程度、中朝国境付近を訪れて北朝鮮に関する情報を収集し、周囲に「身の危険を少し感じている」と漏らしていたという。妻子との暮らしを危険にさらしてまで、なぜ怪しげな活動に手を染めてしまったのか。

「A氏は脱北する際、公安調査庁・横浜公安調査事務所に便宜を図ってもらったようです。その見返りとして、公調の諜報活動に協力するようになったとの情報もあります」(外務省事情通)

 菅官房長官は「わが国はスパイを送り込むようなことは絶対にしていない」と断言。スパイ行為を否定している限り、A氏の帰還交渉はウヤムヤになってしまうのではないか。中国の法律はスパイ行為の最高刑を死刑と定めている。
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 『“スパイ”らしい私生活』ってどんなんやねん、スパイやったらごくごく普通の人間を装うのと違うん。
 政府も「わが国はスパイを送り込むようなことは絶対にしていない」と断言するなら、普通の一般人国民が拘束されているんだから全力で解放へ努力せな。



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米軍、病院誤爆で19人死亡 アフガン、国境なき医師団

 アフガニスタン北部クンドゥズで3日未明、国境なき医師団(MSF)の病院が米軍による誤爆を受け、アフガン人職員や患者ら19人が死亡した。他に37人が重傷で行方不明者も多数いるが、日本人スタッフは病院にいなかったという。

 病院を運営する国際医療NGO「国境なき医師団」は3日声明を出し、「あらゆる証拠は(米軍主導の)国際部隊が空爆したことを示している」として、医療施設への攻撃を禁じた国際人道法の「重大な違反だ」と批判した。

 駐留米軍の報道官は3日夜、空爆について、病院近くでアフガン治安部隊を支援していた米兵に反政府勢力が発砲したため応戦したと説明。同日午前の声明では「近くの医療施設に副次的な被害が出たかもしれない」と述べていた。

 これに対し、国境なき医師団は「多くの命が奪われたことを単に『副次的』と片付けるのは受け入れられない」と強く反発。当時の状況について「空爆は午前2時8分から3時15分までの間、ほぼ15分間隔で繰り返され、その間、航空機が上空を旋回する音が聞こえた」と指摘した。そのうえで「集中治療室などが入った本館だけが何度も正確に爆撃されたのに対し、他の建物はほとんど無傷だった」とし、狙いを定めた攻撃だったことを示唆した。

 ロイター通信によると、アフガン大統領府は駐留米軍トップのキャンベル司令官がガニ大統領に誤爆の詳細を説明し謝罪したと発表。カーター米国防長官も「悲劇的な出来事であり、徹底的な調査に着手した」とする声明を出した。
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 病院側から病院の位置情報(GPS情報)を連絡したのにその後もまだ30分ほど爆撃したらしい、完全に確信犯だ。
 国際法廷に告発すべし。






昨日の神戸  
最低気温  17.5度(06:09 前日差 0.0度)
最高気温  26.5度(14:31 前日差+1.2度)

  今朝の神戸最低気温 16.9度 (03:34) 10月中旬並
  
今日の神戸の  
   日の出     5時56分 (昨日 5時55分)
   日の入り   17時39分 (昨日17時40分)

          日の出日の入りが各1分短くなった
          
          



 日本近海には高気圧が3つあるがなぜか曇り、台風の影響ではないと思うが。



 今日は一日曇り、気温もあまり上がらなかった。
 

 天気予報は一日晴れだったが実際は一日曇りだった、衛星写真(赤外)では薄い雲があり雨雲もある様子。



 台風位置関係



 強い台風22号(ムジゲ)は、華南に上陸後今朝9時には熱帯低気圧に成った。



 大型の台風23号(チョーイワン)は南鳥島近海にあり西北西へ15km/hで進んでいる、中心気圧970hPa。
 8日には三陸沖から北海道へ。



 いつも思うが鉄道の道床は錆色をしている、我々はわからないが毎日走る列車がレールや車輪から鉄粉を撒いているのだ。
 健康被害は無いのだろうか、ある種のサプリ(Fe)に成っている?





水島朝穂早大教授が危惧 「自衛隊制服組の暴走始まっている」

2015-10-05 | いろいろ
より

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水島朝穂早大教授が危惧 「自衛隊制服組の暴走始まっている」

 安保法制反対の国会前デモで、「安保法案に反対する学者の会」の呼びかけ人として何度もマイクを握ったのが、水島朝穂早大法学学術院教授だ。若者が自立して行動を起こし、全国に伝播した反対の声は、「憲法を破壊した安倍首相でも壊せない」と訴える。法案通過後、国民に求められている行動とは?

――法案成立後、ヒトラーの言葉を引用して、反対運動を続ける大切さを訴えられていましたね?

「わが闘争」に、「大衆の理解力は小さいが、その代わり忘却力は大きい」「宣伝はこれに依拠せよ」というくだりがあります。安倍首相はヒトラーの言葉通り、忘却戦術を取ってくるでしょう。

――新3本の矢とかアベノミクス第2ステージとか内閣改造の話題とかで、けむに巻いていく。安保法案のことなんか、過去の話題にしてしまう。

 改憲を狙う権力者たちは閣議決定による解釈改憲で、集団的自衛権の行使容認と地理的概念を外した自衛隊の海外展開を可能にしました。しかし、国民の反対運動を見て、「やばかったなあ」と実は思っているのではないか。だからといって、彼らは明文改憲をあきらめたわけではない。国民の慣れ、思考の惰性に期待しているのです。

――立憲主義を否定した乱暴な政治手法が、いつの間にか定着してしまう。怒りを忘れて、それが日常になってしまう?

 そうです。実際、来年度予算で防衛省は何を買うんですか? F35、オスプレイ、水陸両用強襲輸送車など、専守防衛から海外遠征型にシフトしているのは明らかです。米豪軍などとの演習を見れば、尖閣などの島嶼防衛とは明らかに異質な攻勢作戦を想定していることが疑われます。国民が知らないうちに装備が変わり、予算がどんどん膨らんでいく。法案成立の真の危うさは、今までできなかったことが国会のチェックもすり抜け、国民も知らないうちにどんどん拡大していくことです。消費税が10%になり、福祉予算が削られ、防衛費が青天井になる。

■遠からず、米軍のために自衛隊の犠牲者が出る

――そういえば、参院特別委員会では共産党が暴露した防衛省の内部資料によって、制服組の暴走が明らかになりましたね。

 昨年12月中旬、河野克俊統幕長が訪米して、米国の統合参謀本部議長や陸軍、海兵隊のトップ、空軍のナンバー2、海軍の作戦部長、国防副長官らと会談しました。その会談資料によると、河野統幕長はオディエルノ陸軍参謀総長に「安保法制は予定通りか」と聞かれ、「来年夏までに終了するものと考えている」と答えています。

――国会でも大問題になりましたが、この河野統幕長はいわく付きなんですよね?

 2008年にミサイル護衛艦「あたご」が漁船に衝突、乗組員親子が犠牲になった事故の際、記者会見したのが当時の河野海将補です。薄ら笑いを浮かべ、緊張感のない態度でメディアに批判されました。漁船が護衛艦を避けるのが当然という意識がありありでした。海自の場合、50年代から米海軍と一体で行動してきているので、エリート幹部たちは身も心も米国モードで育っている。自分たちこそが「国際貢献」「日米同盟」を担っているという驕りがある。

――だから、国会審議を軽視するような発言が飛び出すわけですね。

 しかも、この時の会談で河野氏は他にもとんでもないことを言っているんです。自衛隊はエボラ熱対策のために米アフリカ軍(AFRICOM=司令部はドイツ・シュツットガルト)に連絡官を派遣していますが、河野氏は「エボラ熱対処後も連絡官派遣を継続し、情報収集や我々のできることを検討したい。また、自衛隊は海賊対処を実施しているが、ジブチは海賊対処のみならず他の活動における拠点にしたいと考えている。防衛駐在官の増派も検討しており、AFRICOMとの連携を強化したい」(ワーク国防副長官との会談)と。「今後はPACOM(太平洋軍=アジア・太平洋地域担当)、CENTCOM(米中央軍=中東担当)、AFRICOMとの連携を強化して参りたい」(デンプシー統合参謀本部議長との会談)とも言っています。

――勝手に世界中で米軍と協力すると約束しているんですね。

 ジブチを拠点にしてウイングを広げる。テロとの戦いにも自衛隊を送り込む。米軍が世界で展開する6つの統合軍のうち、3つで協力する。そういうことを宣言したも同然です。

 米軍が重視しているのは自衛隊が集団的自衛権を行使できる存立危機事態ではなく、米軍を後方支援する重要影響事態法と平和支援法の方です。弾薬を運ぶことや給油なんて、自衛隊がやらなくても米軍は自己完結している。自衛隊に一番やってほしいのは捜索救助活動でしょう。遠からず、米軍のために自衛隊の犠牲者が出ると思います。政府内部でも国会でも議論していないのに、米軍トップと勝手に話を進める制服組の暴走に、背広組も内心、穏やかではないでしょう。

――戦前をほうふつさせるようなイヤな動きですね。

 それでなくても、安倍政権は今年3月、「文官統制」を葬り去っている。防衛省設置法を改正して、背広組も制服組も対等に大臣を補佐できるようになり、文官優位が崩された。戦前は陸海軍大臣が反対すれば、内閣は総辞職です。その反省もあり、文官スタッフ優位制という特殊な日本的仕組みができた。この3月にそれが実質的になくなった。

――ますますこの政権には、監視と選挙での鉄槌が必要ですね。

 選挙で負けさせ、政権交代を実現させて、昨年7月1日の閣議決定を撤回させることが必要です。あの閣議決定で、安倍政権は憲法解釈を変えてしまった。新3要件を満たせば、限定的な集団的自衛権は許される。今後はこの解釈が法律の運用の基本になっていく。それだけで社会がどんどん変わっていく。

■「安保関連法廃止法案」を議員立法で

――忘却戦術に乗ってはいけませんね。

 そのためには安保関連法廃止法案を議員立法で出すことです。すでに盗聴法や政党助成法などに廃止法案が議員立法で出されています。参考になるのは07年の「イラク特措法廃止法案」で、衆院で3度、参院で1度出され、参院では可決されています。大マスコミが報じないので騒がれなかったが、安保法制の違憲性を明示し、訴え続けるには有効です。

――それにしても、この政権は露骨ですね。

 普通の自民党政権なら要職に就けないタイプの異様な人材が跋扈している。そういう人々が安倍首相の使えるうちに、今まで世論や憲法によって抑制されてきたことを全部やっちまえ、と焦っているのです。消費税増税、派遣労働の拡大、原発の再稼働等々、十分な議論が必要な課題をサクサクと決めていってしまう。民主国家とは思えない乱暴さが目立ちます。

――特定秘密保護法から武器輸出三原則の見直し、経団連の武器商人化、憲法破壊まで、あれよあれよですものね。

 登場人物も筋悪ですよ。法的安定性を否定した礒崎陽輔首相補佐官は、法制局参事官になりたいけどなれなかった過去がある。政治家になってから「俺が自民党の法制局長官だ」と威張っている。コンプレックスが議員になってからいびつな形で表れています。

――安倍首相も同じようにいわれますね。

 この政権で重用されている官僚、政治家には同じようなタイプが多い。コースから外れた人が、首相のお友達ということで、序列を超えて重要なポストに就いている。世襲3代目の北朝鮮の恣意的人事とそっくりですよ。能力に疑問符がつくので、その分、恐怖支配になる。警察、国税、検察を押さえて、マスコミを脅し、ビビらせている。能力的に最弱の政権が最強の権力を振りかざしているように見えますね。

▽みずしま・あさほ 1953年生まれ、早大大学院修了。広島大助教授などを経て早大法学部教授。2004年から早大法学学術院教授。専門は憲法・法政策論。
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