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1月22日の社説は・・・

2020-01-22 05:30:45 | 社説を読む
新型肺炎に注意したいですね。

朝日新聞
・ センター試験 積み残した大きな課題
・ 災害と歴史資料 地域の営みを未来へ

読売新聞
・ 領土・主権 対外発信と啓発を強化せよ
・ 中国の新型肺炎 国内への感染拡大を防ぎたい

毎日新聞
・ 小泉環境相の「育休」 男性も取りやすい社会に
・ 豪州の森林火災 地球環境への打撃は深刻

日本経済新聞
・ 雇用のあり方をめぐる突っ込んだ議論を
・ 日銀に望む繊細なかじ取り

産経新聞
・ 大統領選と米国 内向きやめ世界に関与を 脅威の連鎖に同盟で対峙せよ

中日新聞
・ IR基本方針 先送りでなく白紙に
・ チバニアン命名 科学は一日では成らず

※ テーマは分かれました。

産経です。
異例ずくめの米国選挙イヤーである。来月3日、アイオワ州で民主党の候補者選びが行われるのを皮切りに、大統領選がいよいよ始動する。一方、米上院では、トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾裁判が始まった。

 ただでさえ支持政党で米国が真っ二つに割れる選挙と並行し、議会では現職の大統領が裁かれ、互いが政敵を激しく罵(ののし)り合う。尋常ならざる混迷の中で超大国の指導者が選ばれるのである。

 憂慮すべき状況といわざるを得ない。米国の分断が固定化し、与野党ともに内向き志向が先鋭化するかもしれない。トランプ政権1期目最後の1年で、米国の孤立主義がさらに深まる恐れがある。

 ≪「支持者第一」は危うい≫

 世界はトランプ氏の指導力を試すように変動している。米イラン対立は一触即発の危うさにあり、北朝鮮も生き残りをかけて核兵器開発を加速する懸念がある。

 時代はまた、日米欧などの自由・民主主義陣営と中国、ロシアを中心とする権威主義陣営という異なる価値観の衝突に突入した。


続きをぜひお読みください。


中日です。
チバニアン(千葉時代)が地質時代の名称に決まりました。千葉県市原市の川沿いにある崖に、地磁気の逆転という地球史上の大事件の記録が残っていることが国際地質科学連合に評価されました。

 富士山の青木ケ原樹海はコンパス(方位磁針)が狂うので、一度入り込むと出られない、という伝説があります。

 樹海は富士山の溶岩の上にあります。溶岩が冷えて固まるとき、中に含まれている磁性鉱物が磁場の影響で並びます。この方向を調べれば、溶岩が固まったときの磁北(磁石の指す北)が分かります。でも、磁石を狂わせるほどの磁力はありません。

 百年近く前の一九二六年、松山基範(もとのり)京都帝大教授は兵庫県の玄武洞で溶岩を調べていて、磁北が現在とは逆に南向きなのを発見しました。当時は一つの岩石を測定するのに四時間かかったそうです。

 その後、国内や朝鮮半島、中国東北部でも調査した結果、ほぼ半数が逆を指しました。松山教授は二九年に「地球磁場が逆転していた」と発表しました。

 地球の内部構造がまだほとんど分かっていなかった時代。N極とS極が入れ替わるというのは大胆な仮説です。学界からはほとんど無視されました。

 広く認められるようになったのは六〇年代です。海洋底の調査から何度も磁場の逆転が起きていることが分かりました。

 磁場の逆転は、地球の表面は何枚かの大きな岩板でできているというプレートテクトニクス理論が誕生するきっかけの一つとなりました。日本列島は日本海が拡大するとき、逆くの字形に曲がったという説も生まれました。

 チバニアンは約七十七万年前から約十二万年前までの時代です。市原市の崖は「千葉セクション」と呼ばれ、最後の地球磁場逆転が起きた証拠が残っています。崖の下部は磁場が現在と逆ですが、上部は今と同じです。その境界より上がチバニアンという時代です。


快挙です!

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