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社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

5月20日の社説は…

2018-05-20 05:51:57 | 社説を読む
いろいろなテーマが考えられます。

朝日新聞
・ 9条俳句裁判 公共の場の表現を守る
・ 成田開港40年 「急がば対話」教訓今に

読売新聞
・ 島サミット 自立的な発展を後押ししたい(2018年05月20日)
・ 仏マクロン政権 欧州と米国の懸け橋となるか(2018年05月20日)

毎日新聞
・ iPSで心臓病治療 安全性の見極めを慎重に
・ WHOからの台湾排除 中国の圧力に道理はない

日本経済新聞
・ 貿易戦争の回避へ米中双方が自制せよ
・ 政治にもっと女性の力を

産経新聞
・ アホウドリ復活 世界に羽ばたく大成果だ
・ マレーシアと日本 強権政治の排除へ連携を

中日新聞
・ 裁かれる国家の「犯罪」 週のはじめに考える

※ 戦後史の汚点が出てきました。

朝日は成田闘争です。
「成田の歴史は公共事業の進め方の生きた教材といえる。

 半世紀前に滑走路3本の国際空港として構想されたが、用地買収が進まず、1本でのやりくりが長く続いた。閣議で一方的に計画を決め、土地を収用し、機動隊を投入して抑えこむ。そんな政府の姿勢が抵抗運動を激化させ、反対派、警察官、工事関係者らが何人も亡くなるなどの悲劇を生んだ。」

リアルに思い出されます。


中日は優生保護法です。
「「不良な子孫」の出生防止を掲げた優生保護法が定められたのは四八年です。現憲法が施行された翌(あく)る年、世界人権宣言が国連で採択されたのと同じ年。先の大戦の過ちを反省し、国際的に人権保障の機運が高まっていた時期です。

 日本は逆行するように、個人の尊厳と権利を踏みにじる仕組みをつくった。しかも、満場一致の議員立法でした。人権意識がいかに未熟だったかがうかがえます。

 遺伝性疾患やハンセン病、精神障害、知的障害などを理由に、不妊手術(断種)や人工妊娠中絶を施すことを可能にした。

 法律名の「優生」とは優生思想に由来します。人間に優劣の序列をつけ、優れた人を保護し、劣った人を排除することに価値を見いだす考え方といえるでしょう。」

不幸なことが、戦後あったのですね。

優生保護法は、2つの目的がありました。

○「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」--病気や障害をもつ子どもが生まれてこないようにする。

○「母性の生命健康を保護する」--女性の、妊娠・出産する機能を保護する。

この二つ目は、1996年(平成8年)の法改正により、法律名が「母体保護法」に変更されるとともに、優生学的思想に基づいて規定されていた強制断種等に係る条文が削除され、「優生手術」の文言も「不妊手術」に改められました。

まだ最近のことなのです。

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