一昨日(4月26日)、愛西市立八開中学校で、道徳の授業を行いました。
先生方に向けての、いわゆる示範授業ですが、最も勉強になったのは私でした。
「友情・信頼」について昨年までの光村図書2年生の教科書にあった「友達はライバル」で2年生34名を対象に行いました。
何と言っても生徒のみなさんとは初対面。
中学生にとっては全く知らないおじさんに対して、道徳の授業として成り立つか不安でいっぱいでした。
幸い、授業前のアイスブレイクで、空気は温まりました。
冒頭では、そのアイスブレイクの延長で、「全員起立」「じゃんけんをして負けた人は勝った人に、友達とは○○といってください」
「そのあと、勝った人は、なるほど○○ですね。私は□□だと思います。」と言い合ってから座りましょう。
これも、空気を温かくするためですが、主題に一気に近づきました。
その後、教科書を音読し、登場人物を確かめ、3つの場面について、心の声を聞いていきました。
ポイントは、場面ごとの挿絵の高さを変えたこと。
「僕」の心を視覚的に表しています。
さらに、「下がる」「上がる」そのきっかけがどちらも友達の康夫だったことを確かめました。
最後には、「はじめの僕と終わりの僕は同じ?」「ちがう」
「どちらが人として高い?」「後の方」
「それでは、はじめの僕と後の僕は何が違うの?」を考えさせました。
よい意見が出ました。
時間があればもっと深めたかったところですが、
こうした授業は最後まで行かなければなりません。
振り返りに書いてくれれば・・・と思い時間を切りました。
生徒は積極的に話し合い、また挙手発言もしてくれました。
楽しい時間はあっという間に過ぎるものです。
心地よい満足感に包まれ授業を終えました。
書いてもらった「ふり返り」もすべて読ませてもらいました。
ねらい以上のものも多く、これらを全体にフィードバックすれば、
授業としては合格点だと感じました。
その後、市内の小学校からも先生方が参加し、道徳の授業について講義をしました。
テーマは「誰でもできる道徳の授業-まずは75点の授業を-」
こちらもあっという間に時間が過ぎていきました。
八階中学校の先生方、生徒のみなさん、ありがとうございました。