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あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

初等社会科教育法 全体振り返り(2)

2023-02-06 07:22:06 | 大学・社会教育講義資料

初等社会科教育法 全体の振り返り

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1全員参加型での授業について
  普段積極的に手を挙げる子だけではなく、消極的な子にも授業に参加させるためのといかけや、クイズなど楽しいものを画面に表示することによって全員前を向かせる工夫など、なるほどと思うものがたくさんあった。

2ICTの活用
 授業内では、パワーポイントの使用方法をはじめ、様々な活用について取り上げられていた。GIGAスクール構想により一人一台タブレット端末を利用した学びが始まっており、自分たちが通っていた頃とは異なる環境の下で子どもたちと授業を作るためには、教員として欠かすことのできない知識及び技能であろうと思った。Zoom,teams,kahoot,padletといった様々なツールの使い方について、使いながらさらに知識を深められるとよいと思った。

3社会科の授業と教室の雰囲気づくりについて
 小学校の社会科では、学年が上がるにつれて内容が広がっていくことを確認した。プリントの配り方一つやみなで挨拶をすること、その仕方、音楽の活用など、楽しい雰囲気が作られていることに驚いた。

4仲間の模擬授業について
 自分たちの発表では、使い慣れたツールを使用しての授業を実践することに挑戦できたと思う。また、各班の発表ではメンバーの性格や授業の内容に合わせて、各々ツールの使い方が異なっていて勉強になった。それぞれの組み合わせ方により、より幅広い授業展開ができると感じた。これからも授業に効果的にICT活用を取り入れられるようにしていきたい。

〈感想〉
 この講義では、社会科の学習指導要領や学習内容についての知識を得ることができた。また、模擬授業も多く取り入れられていたため、子どもの立場からも、先生の立場からも授業について考えられた。社会についても理科についても、身の回りのものやことに興味、関心を広げ、学びに向かっていくことが大切だと感じた。ICT機器の適切な使い方が行えるよう、情報収集だけでなく実践していきながら取り残されることのないようにしていきたいと思いました。


①模擬授業に関して(学年に合わせたICTの活用)
児童の学年に合わせてICTをどの程度活用するか教師が考えることが必要だと学んだ。9グループ分の模擬授業を受けてみて、大学3年生の自分からするとおもしろいICTの活用法が多くあったが、これを児童が活用するとなると、準備の操作に時間がかかりすぎてしまうのではないかと思う活用方法もあった。この経験から、例えば3年生ではいきなり発展的なICT活用をするのではなく、〇×問題やなどの学年に応じたICTの活用方法を探すことで、児童がタブレットの操作に少しずつ慣れるきっかけをつくっていきたい。

②模擬授業に関して(児童による全体へのアウトプット)
児童に、全体に向けてアウトプットさせることの大切さを学んだ。児童が考えたことをグループのみならず全体で発表する機会をつくることで、発言した児童は教師に受け入れてもらうことによって自信につながる。また、その発言を聞いていた児童も、自分では気づかなかった新たな視点を発見出来ることもある。模擬授業の際、ほかの学生の全体発言を聞いて、新しい考えを得ることができた場面もあった。また、名前をICTでランダムに当てて全体発表させる方法をとったグループがいくつかあったが、全体での発表を好まない学級などには平等であり、よい学びになると思った。

③児童の予想を広げる技術
予想にも様々な方法があることを学んだ。児童がICTを活用しない方法では、教師が写真を見せて予想させる方法、パワーポイントのアニメーションを活用し、写真を徐々に見せて何が映っているか予想させる方法、穴埋めにしたスライドを児童に埋めさせる方法などが見られた。また、児童がICTを活用するにあたっては、チャットやPadletなどの様々な機能が見られ、予想の段階からほかの児童と考えを共有できる仕組みが多くてとても勉強になった。児童から無理やり引き出すのではなく、自身から疑問や考えが湧き出るような予想をさせる工夫を心がけていきたい。

④ICTの活用
ICTの活用について、スライドで用いる色彩が児童の学習に無意識的に影響を与えていると思った。はっきりとした色をスライドに使うことで、後ろの席からでもスライドが見やすかった。また、普段からはっきりとした色彩を使うことで、社会などでよく使われる白黒写真がより際立つとも思えた。児童が歴史観を認識するのに役立つと思う。視覚が弱い児童には、連続して同じような色彩を提示し続けることで、認識を苦手とする色も少しずつ改善させることができると知ることができた。色彩の工夫をし、児童が無意識でも授業を受けやすい環境づくりに力を入れていきたい。

感想
15回の講義を通し、授業の中で児童の主体性を大切にする支援をたくさんの場面で垣間見ることができた。失敗しない授業をするのではなく、講義で学んだ技術を活用しながら、児童の意欲や疑問を一緒に追究していけるような、面白味のある授業を展開していきたい。

・ICT活用について
 ICT活用について今までの授業で本格的に学ぶことがなかったのでとても良い機会になった。Zoomのチャット機能といったクラスメイトの意見を瞬間的に視覚的に知ることができる工夫などはICT活用ならではと考えたため、これは本当に良い方法であると感じた。そして、新指導要領の具現化の4つのポイントにもICTが関わることによってプラスになることを理解できた。しかし、授業でICT活用をするということはわたしたち教える側だけでなく、子どもたちもある程度ICTに理解がないといけない。そのため、ICTは便利であるとこの講義で感じた反面、定着期間に余裕を持たせないと意義が半減してしまうのではないかと感じた。

・学年に対応させた授業
 本講義では様々な学年の分野の授業について先生に解説していただいたが、とても参考になるものばかりであった。一番感じたこととして、学習指導要領において学年ごとの目標や身に付ける力の違いを表で見比べると中学年ではほとんど学年ごとの違いはないが、高学年になると多角的に考える力や我が国の特色や産業、歴史や伝統といった発展的な知識を得るようにするといった学年ごとにしっかりと対応させていることである。ベースは同じでも学年によって対応させることは当たり前ではあるがとても重要なことであるのでしっかりと行っていきたい。また、授業展開においてグループワークなどの交流する時間も必要であることを改めて大切であると実感させられた。

・自分たちの模擬授業
 自分たちの模擬授業では都道府県についての内容でメインの内容はそれぞれの都道府県についてのクイズを作り、ZOOMで共有してみんなに出すといった内容であった。全体の反省としては、ZOOMがうまくつながらなかったことで、無駄な時間を費やしてしまったところと、二人しかクイズを全体に出すことができなかったため、メインの内容としてはよくなかったところである。個人の部分の反省としては、全体的に早口になってしまったことで聞き取りづらくなってしまった。また、もう少し後半のメインにつなげやすい授業展開を行うべきだったと考えた。これらの反省点をしっかり考慮し、今後に臨んでいきたい。

・他の班の模擬授業
他の9つの班の模擬授業を見て、参考になる部分を多く見つけられた。特にICT活用には班ごとによって特徴が出ており、どれも吸収していきたいものばかりであった。例えば、前時の復習や今時の導入においてカフートを用いたクイズを使い、児童に興味を持たせることや、班ごとにICTでチラシを作らせることはとても参考になり、ICT活用以外においても、演劇で場面状況を把握させやすくしたり、インタビューなどで興味を引き出させたりするなど実際に取り入れたいことが多かったので、適切にこれから取り入れたいと思う。

・感想
全15回の授業を通して全員参加型授業の重要性について深く知ることができた。私自身、これまでの講義や教育実習などを通して授業を多くこなしてきたが、本講義を受けて、全員参加型授業の大切さやICT活用の適切な方法を学ぶことができ、とても良い機会になった。本講義は社会の教育法の講義であったが、社会においてはもちろん、社会以外の教科における授業にも役立つようなスキルを知ることができたので、この講義で学んだことを生かして現場に臨んでいきたいと思う。


① ICT活用
これまでの講義では、ICTを活用することの大切さや重要度を学んできたが、活用方法を本格的に学ぶ機会が少なかった。今回の講義で、どのような活用方法があるのかを学ぶことが出来た。
例えば、板書を送るという方法である。板書を後で写真を撮り、児童に送る。児童が後で振り返りがしやすく、欠席者の確認もしやすい。子どもが前回の授業内容が分からず、取り残されるという事が軽減できる。学校の中で授業は大半の時間数を占める。長時間取り残された状態で過ぎていくことが改善できるため、不登校児童の防止になると考えられる。そして、カフートのアプリを使用したクイズも授業導入や学習の手立てになるということを学んだ。暗記は楽しくなく、授業中に行うことは、共同的な学びができないため時間が惜しいと感じる。しかし、カフートを使うことで子どもが楽しく暗記科目を学ぶことができる。また、普段発言をしない子どもの持っている答えが分かるため、誰がどこで躓いているのか、知ることができる。
述べたこと以外にも、色彩の工夫、資料の提示の仕方の工夫など様々なことを学んだ。今回の講義で学んだことや、自分が取り入れたいと思ったことなど、積極的にICTを取り入れ、質の高い授業を目指していきたい。

② 自分の模擬授業
自分が行った模擬授業を通じて、得られるものがあった。まず、ICT活用の取り入れ方である。今回の模擬授業では、パワーポイント、パドレット、ワード、zoomを使用した。それぞれのツールで使用したいものがあったからだ。しかし、慣れていないこともあり、教師側も円滑に行くことができなく、授業を受ける側も困惑している様子だった。小学生が受けることを想定すると、様々なものを一度に取り入れることは難しいと学び、改善していく。次に、切り替えの仕方である。先ほどと関連しているが、多くのツールがあると、それに比例して注意も散漫してしまう。
学年に応じて、取り入れ方を変えたり、工夫をしたりしながら。ICTを使うことを心掛けていきたい。

③ みんなの模擬授業
授業の講義で培った知識を使うだけでなく、それぞれの班が工夫をして、子どもが楽しみながら活動ができるようにしていて、参考になった。
例えば、3班である。地震の単元では、様々な視点から理解を図ろうとしていて、参考になった。地震の基礎知識を学んだあとに、自分事として「どのように自分を守ればいいのか」を考えるという授業構成が良いと思った。また、講義で学んだICTの活用をしているだけではなく、関連動画を複数用意したり、下敷きや模型を用いたりなど、様々な工夫がされていて、分かりやすかった。Kahooでは、問題、答えを前でしか表示しないことで、子ども達の目線を統一できていて参考にしたい。

④ 授業中の言葉
授業中で指示の工夫することで、授業の雰囲気、質の向上が図れることを学んだ。
例えば、「気づいたことをノートに書きましょう」より「気づいたことをつぶやきましょう」の方が、周りからの子どもの気づきを得ることができるし、書くよりも難易度が低く、気づいたことを言いやすいという利点がある。
また、子どもの当て方にも様々な工夫があることを学んだ。ルーレットなどで子どもをランダムにあてることは、普段発言をしない子どもも授業に参加する機会となる。
また、「わかった人、手を挙げて」ではなく、「当ててほしくない人、手を挙げて」の方が、授業に参加しない子どもが減るといういうことに納得し、取り入れたい。分かっていても、授業に参加をしないという子どもが多いと思われる。より多くの意見が出た方が、新しい考え方が生まれたり、議論が活発になったりするなど、多くの利点がある。そして、当ててほしくない、自信がない子どもが一発で分かるため、個別的に対応をすることができ、授業についていけていない子どもが少なくなる。
教師の少しの言葉使がいが、授業の雰囲気が活発になり、全員参加型の授業の肝であることを学んだ。今回学んだことを、自分が授業をする際に、意識したい。

〇感想
 初等社会科の授業を受けて、授業で確実に役立つ知識を多く知ることができ、とても有意義な時間でした。私が今受けても、土井先生の授業は面白く、小学生の時に受けていたら、きっと社会が好きになっていたのだろうなと思いました。私も土井先生のような人をひきつけ、飽きさせなく、楽しい授業ができるよう、自分の授業の質を高め続けていけるようにしていきたいです。半年間、ありがとうございました。

【模擬授業】
 他の班の模擬授業を見て学んだこととしては、授業方法のバリエーションの多さについてである。どの班の模擬授業も学びの多いものであったが、その中でも特に1班の模擬授業が印象に残っている。その理由としては、古墳についての紹介方法が非常にオリジナリティの溢れる方法であったからだ。本来であれば、「古墳とは~~である。」と教師が教科書の内容を伝えたり板書をしたりして済ませてしまうような内容である。しかし、この班は、「古墳について当時の偉い人(今回であれば王様)に直接聞いてみた」という設定を用意し、チャット(LINE)形式で少しずつ情報を明かしていくという形式で古墳の学習を行っていた。このように、多くの児童が使用していることが予想されるLINEというアプリに見立てて学習を行うことによって、児童は視覚的にも楽しみながら学ぶことができるのではないかと感じた。また、「王様に話を聞く」という設定自体も、児童にとっては非常にわくわくするような工夫なのではないかと感じた。今後自分が教壇に立った際には是非とも参考にしていきたい。このように、ただ学ぶだけでなく、楽しく学ぶための工夫という面で1班の模擬授業で特に学ぶことが多かった。
 それ以外の班の模擬授業でももちろん多くのことを学ぶことができた。まずは口調である。ただ資料を読んだりスライドを読んだりするのではなく、言葉遣いを小学生向け(児童向け)にしていたり、言葉の語尾をあえて疑問形や語り掛けるような雰囲気で終わらせたりしている方がいた。それにより、授業を受けている側は「あ、何か聞かれている」という気持ちになり、授業を通して集中力を切らすことなく受講をすることができていたように感じる。
 そして、机間巡視の際の声掛けである。私自身、模擬授業の際の机間巡視の時の声掛けとして、「たくさん書けているね」「この意見良いね」など、どれも一方通行的なものしか行ってこなかった。しかし、様々な班の模擬授業での机間巡視の声掛けについて聞いてみると、「どうしてこう思ったの?」「資料のどこを見てこの意見を思いついたの?」など、双方向のやり取りが生まれる声掛けを行っていることに気付いた。そして、その最後には肯定的なフィードバックを行っていた。このような、一方通行的でなく双方向的な声掛けを私も行っていきたい。

【ICT(思考ツール等)の活用】
 この講義を通じて、様々なICTの活用法について学ぶことができた。「あなたも社楽人!」や先生自身の講義のなかで多くのICTの活用方法について学んできたが、中でもPowerPointの活用の幅の広さについて、最も感銘を受けた。それと同時に、私自身がPowerPoint自体の機能を最低限しか使いこなせていないということにも気付かされた。私はこれまで、PowerPointの活用方法についてはスライドショーを作成することぐらいしか発想になかった。しかし、先生の授業を受けていく中で、アニメーションの時間を引き延ばすことによって資料を徐々に見えるような工夫をしたり、写真の上に重ねるようにして障害物(白の長方形の図形など)を載せておいてそれを取り除くごとに段々と写真が見えるような工夫をしたりと、通常のスライドショーだけではないPowerPointの活用法について学ぶことができた。
そして、実際に自分たちが模擬授業を行う際にもPowerPointを活用しようと考え、模擬授業に向けて作成を行った。授業で使用した(=提出させていただいた)スライドにおいては、年度別の棒グラフを一年ずつ隠しておき、棒グラフの推移を予測しながら結果を確認することができるような工夫を行った。
PowerPoint以外にもKahoot!のような一問一答形式のサイトやGoogleフォームの活用などについても同様に本講義を通じて学ぶことができた。そして今後は、このようなICTの活用法についてこれまで以上に学びを深め、教壇に立った際には、これらの思考ツールを状況に応じて使い分けることによって児童生徒にとってより効果的な学習となるような授業を実施していきたい。そのためには、今後の大学生活や来年度実施される副免実習においてこのようなICTの活用法を積極的に利用し、授業後には自分の授業に対しての振り返りを行うことによって、ICTの活用スキルの上達を計る。

【構造的な板書】
 「構造的な板書」と項目立てしてある通り、この講義においては板書の方法についても学ぶべきことが多くあった。まずは構造的な板書の重要性がささやかれるになった背景についてである。私自身がこれまで小・中・高と受けてきた授業について振り返ってみると、そのほとんどの授業が参考書に記載されているような“出来事のまとめ”の板書を行い、それをノートに書かせて授業を組み立てていく形式だったように思う。しかし現在の教育現場においては、児童生徒には一人一台端末が用意されているなど、これまでとは状況が異なっている。そのため、板書の内容についても変化が必要である。先述の通り、児童生徒には一人一台端末が配布されているのだが、「今はGoogleクラスルームを活用すれば板書の写真を共有できる」ということについて本講義で学んだ。それに関連して、従来であればノートに写すのが難しいという理由で断念していたような板書でさえも、授業後に写真を撮影してクラスルームにアップロードをすること(=ノートに写さなくても見返すことができる)が可能になったことで、実施することができるようになった。
 では実際に構造的な板書がどのようなものかということについて学んだことを基にして考えたことをまとめていく。私は、構造的な板書とは児童生徒の思考を可視化した板書の事ではないかと考える。つまりイメージとしては、黒板という大きなスペースに、各項目に対応した児童生徒の考えを記していき、その集まった多様な考えを関連性のあるもの同士でつないだり、対立しているもの同士を比較してみたりする、ということなどである。そのようにすることで、児童生徒は自分の考えとは異なる視点をもった他者の意見について触れることができる。そして、その経験を定期的に何度も繰り返していくことによって、次第にその児童生徒自身がそのような視点を獲得し、あらゆる問題に対して、一方向ではなく多面的・多角的に捉えることができるようになっていくのではないかと考えている。
繰り返しになるが、これまでであればノートに書かなければ板書の内容については二度と確認できなかったのだが、今ではクラスルームに投稿することによりいつでも確認することができる。そのような現状を踏まえて、ただ知識のみをられるするのではなく、知識+児童生徒の思考が反映された“構造的な板書”を意識することがこれからの学校現場で重要になってくるのではないかと本講義を通じて考えるようになった。

【授業中における先生の所作・取り組み等】
この項目について、学びとして特に印象に残っている点が2つある。1つめは、児童の意見の表現方法(機会)についてである。土井先生は授業の中で、意見発表のために当てる際に挙手させて当てるのではなくランダムで当てるという方法やおでこの前でのハンドサインで考え(立場)を表現させるを取っていた。私自身、教育実習で授業実習を行った際にも「同じメンバーしか手を上げないけど、他の児童は考えているのかな」と疑問に持つことが時折あった。そのような時にこのような方法を取ることにより、児童は必ず自分の意見を持つようになり、授業が活発化するのではないかと感じた。また、「わかった人はつぶやいてみて」という声掛けもまた印象に残っている。この声掛けによるメリットとしては2点あると考えている。1つめは、「考えよう」と指示する時とは違い、頭で考えるのに加えて声に出さなければならない。そのため、考えずにスルーするということが無くなることが予想される。また、マスクの装着が不要になった際には、教師は教室の全体を見渡して児童の口元を見ることでしっかりと考えているかどうか(=考えていないとつぶやけない)が判断できるという効果もある。2つめは、他者に伝えることが苦手な児童でも気軽にアウトプットの活動を行えるという点である。自分がかつてそうであったように、他者に伝えることが苦手な児童は「うまくまとめられなかった。意見を伝えて否定をされたらどうしよう」と考えている可能性が少なからずある。そのような児童にとっては、この活動を通じてまずは“自分なりの言葉をまとめる”という経験することが出来るため、非常に効果的であると感じた。
2つめは、授業の進行方法についてである。土井先生の授業では、基本的に「(児童に対して)考えてみよう!」と「実際の答えを見てみよう!」が繰り返されていた。こうすることにより、授業時間を通して常に頭を働かせている状態になるだけでなく、1つめの内容と関連して、自分なりの考えを持つようになるという効果がある。個人的な考えとして、人は自分の考えをもった事例に対してはその答え(結論)が気になるのが通例であると考えている。そのため、このように発音を多く取り入れることにより、その後の学習を児童は主体的に行うことが出来るようになるのではないかと考えている。今後自分が授業を行う際には、このような方法を取り入れ、児童が当事者意識をもって取り組むことのできる授業を構築していきたい。
またそれ以外にも、クイズ形式での授業の導入や、学習課題のつくり方として「AはBなのになぜCか」という方法についても学ぶことができた。

【感想】
 本講義を通じて本当に多くのことを学ぶことができました。授業の進行に関する知識はもちろん、授業における先生の振る舞いなど、気付かされることが多くありました。各項目で自分の考えは述べたためここでは簡潔にまとめますが、将来的には、本講義を通じて学んだことを実践できるようにするだけでなく、児童生徒にとってより良い学びが実現できるよう、そこからさらに自分なりのスタイルを見つけていきたいと考えています。そしてその実現に向けては、日々の教材研究はもちろん、自分の授業に対する振り返りを行い今後に繋げていきます。

全15回の授業を通して学んだことを以下4つの項目に分けて述べる。

1点目は、他の学生の模擬授業から学んだ点である。様々な授業を見させていただき、たくさんのことを学んだ。まずは教師としての視点及び、立ち振る舞いである。児童との距離感を意識している学生が多く見受けられた。児童が話しやすい空間をつくるために、教師としての威厳を保ちつつ、柔らかい話し方をしていた。友達ではないが、発言しやすい雰囲気を作ることは授業づくりにおいて重要であると私は考える。そのため、はきはきと後ろでも聞こえる声量で、温かみのあるトーンでの話し方をしている学生を見て、私も取り入れていきたいと感じた。また、何か活動を行う際に取り残されている児童がいないか、どこまで進んでいるか子どもに問うたり、机間指導を行ったりする姿から、やり方が分からない児童に対する支援の仕方を学ぶことができた。教育実習の現場でティームティーチングを行ったが、個別指導という意義に関しても再確認できた。視野を広く持ち、児童の実態や様子を把握して授業を行うことの大切さを学んだ。

2点目は、発問の工夫である。児童の興味関心をいかに引き出すかはこの発問の仕方が肝になってくる。なんでだろう?と児童が主体的に問題に取り組めるよう、発問を工夫することの大切さを学んだ。社会科では、身近なことから過去のこと、世界規模の大きな問題など幅広い学習を行う。そのため、クイズ形式で展開する工夫が効果的であると感じた。PowerPointを用いて「この県はどこだろう」と問いかけたり、答えを指番号で表させたり一つの工夫で児童が飽きずに授業に取り組めると実際に授業を体験してみて感じた。また、授業の導入で前時の復習を兼ねてクイズを行うなど、様々な場面で活用できると思った。しかし、クイズをやみくもに行うと目的からそれてしまうので、授業の目標への過程としてきちんと意図をもって導入できるようにしたい。

3点目は、ICTの活用である。本授業ではたくさんのICTの活用法を学んだ。今では児童一人一人にタブレットが支給されている。ICTの利点は児童の意見や考えの共有の簡易化、データの共有、保存の利便さ等が挙げられる。実際、パドレットやzoomのチャット、チームズ等を利用することで、他者の意見を簡単に見ることができた。自分の意見を他者に伝えること、他者の意見と比べてみることでより深い学びにつながると考える。自分の意見を発表するのが苦手な児童でもICTをうまく活用することで交流しやすくなると思った。また、カフートのようなクイズを授業で取り入れることでリアルタイム、ゲーム感覚で学習することができると実際に体験してみて感じた。しかし、情報共有が容易ということは自由に他者の意見を書き換えたり、匿名で発言したりすることが可能ということである。人が傷つくことは書き込まない、人が見て嫌な思いをするようなことは書き込まない、触っていいよというとき以外はタブレットを触らない等、あらかじめ使うときのルールを定めておく必要があると思った。データの管理にも細心の注意を払い、情報モラルの視点を持ちつつ、効果的に活用できるようになりたい。そのためにはICTの利点及び欠点をきちんと理解してきちんと意図をもって取り入れることが重要であると学んだ。

4点目は、全員参加型授業についてである。どうしても授業は教師1人に対して30人程度の児童というように集団教育になる。ティームティーチングや少人数授業などの工夫もできるがほとんどの授業が教師一人で全員を見なければならない。しかし、全員をずっと見ていることは不可能であるため、教師の工夫で全員が授業に参加できるように努めなければならない。本授業では、グループでの活動を取り入れることでこの問題を解消していた。まず個人で問題に対して考え、その後4,5人のグループで意見を共有する。クラス全体の前では発表できない子でも、このように少人数で分けることで全員が発言する機会を設けることができる。また、3つ気が付いた点を隣の子に言えたら着席する、○○に右手人差し指を置こう、というように目に見える形で具体的に指示をすることで、授業に参加しやすくなるとともに進捗状況も分かると学んだ。また、チームズを用いてグループごとに全員でワークシートを作ったり埋めたりすることで、児童が考えて意欲的に活動していけると感じた。3点目に述べたICTをうまく活用して全員参加型の授業が展開できるように本授業で学んだことを生かしていきたい。

感想
全15回の授業を通して授業づくりに関する知識が増え、子どもから見た視点も学ぶことができた。ICTの活用方法や現在の教育現場の様子など、自分にはなかった考え方や方法を学ぶことができ、将来現場に出た際に活かしていきたいと思った。特にPowerPointの作製の仕方や、クイズの発問の仕方の工夫などが印象に残っており、子どもの実態に合わせてより良い授業づくりをしていきたいと感じた。模擬授業をさせていただき、教師側に立たないと分からない部分も知ることができた。そして、授業の見通しを立てて計画的に準備をしておくことの大切さを身に染みて感じた。教員は授業だけでなく行事や日々の生活など様々な業務があるため忙しい。授業の準備にかけられる時間もほとんどないかもしれない。そのため、時間の比較的ある学生のうちに実践力を身に付けておきたい。児童が学ぶ内容やICTは絶えず進化し続けている。その変化に対応できるよう、常にアンテナを張り、向上心を持ってよりよい教育を目指し努力し続けたい。


〇ICTの活用について
私の実習校は、あまりICTの活用が進んでおらず、授業でのICT活用について、あまり知識が無かった。しかし、今回の講義で授業中のICTの活用方法のアイデアを知ることができた。ICTを使用することで、子どもたちが授業に集中できなくなるのではないかという不安があったが、子どもたちが視覚的に理解をすることができたり、教師も紙媒体より授業準備の効率が良くなったりすることを学んだ。ICTを用いることで児童一人ひとりに合わせた課題を設定できるので、個別最適な学びの機会が増えると思った。また、ICTを活用する授業は、子どもたちがアウトプットしやすくなり、学習においてアウトプットをすることは深い学びに繋がると考えられるので、目に見える形でアウトプットを行うことは非常に効果的だと思った。

〇授業の導入について
今回の講義を受ける前までは、授業の導入部分は前回の復習や、理科だと身の回りの現象の不思議について触れるといったことしか思い浮かばなかった。しかし、いきなりクイズを行ったり、時事問題から触れることで子どもたちが授業に関心を抱きやすくなったり、自然と授業モードに切り替えることができると学んだ。また、クイズを通して子どもたちが自ら問題や課題を見出すことができ、児童主体の授業づくりに繋がると思った。めあてや問題提起は、なるべく子どもたちからの発言を拾って設定し、問題解決型の授業づくりをしていきたい。子どもたちが自ら疑問に思ったことを大切にし、主体的な授業を目指したい。

〇平等と公平な指導の違いについて
教育実習で全員参加型の授業をすることに非常に苦戦し、発問の意味が理解できていなかったり、みんなの前で発表したくなかったりする子どもに対してどのようにすれば良いのか悩んだが、今回の講義で、理解ができる子どもが参加しやすい授業ではいけないことを学んだ。理解できている子も、理解できていない子も同じくらいの発言回数になるような授業が、公平な指導だと知った。子どもが誤魔化さずに、本当に理解している授業を行っていくには、教材に指を置かせたり、鉛筆を置かせたりし、見える化できるようにすることが大事だと学んだ。また、私が今回の講義を受ける中で、間違えても大丈夫だという安心した教室の雰囲気を感じたので、そういった工夫も必要だと分かった。

〇模擬授業について
どの授業も楽しく、面白くICTを活用してあって、いつか授業を行う時に参考にしたいと思った。特に、理解するのに難しく、知識を詰め込む授業になりがちな歴史の授業も、歴史上の人物と会話をするといった工夫がされており、もっと詳しく知りたいと思える授業だった。そして、歴史上の人物との会話をきいた後に、どんなことを言っていたかアウトプットを行うことで、知識を得る授業になると学んだ。また、授業の最初に今日行うことを黒板に板書することで、見通しをもって学習に取り組むことができ、授業のユニバーサルデザイン化が大事だと知った。

〇感想
社会科だけでなく授業を行う上で、どのようなことが大事なのか、新しいこと知識を多く学ぶことができた。教科書通り授業を行うだけでなく、教師のオリジナリティを追求し、いかに子どもたちが親しみを持って授業に参加できるか、これからも考えていきたい。


 

①児童の興味の引きつけ方
クイズの出すタイミングや、手を挙げて意思表示を聞く方法がとても印象に残っている。わかる人手を挙げてというのではなく、AとBのどちらだと思うのか同時に出させるのは恥ずかしい気持ちや人と違うことを恐れることなく自分の思いを表現することができ素晴らしいと感じた。

②ICTの有益さ
これまで自分が受けてきた教育は黒板とチョークで先生の言う話を聞くという形式のものが多く、大学生となりICTを活用などと言われてもイメージしずらいことが多かったのが本音なのだが、先生の授業で導入からまとめまでICTをフル活用した授業はとても面白く刺激的な内容で真似できることも多いものでとても面白く感じた。

③生徒の発言や気づきの繋げ方
何か考えるべき疑問を児童に投げかけた時、従来の手を挙げさせて当てていく方法ではなく、グループで相談し一つの回答を作り上げたり、チャットに全員の意見を求める方法が、普段意思表示をするのが得意ではない児童の意見も拾うことができとてもいい方法だと感じた。

④模擬授業について
同年代の教師を目指す仲間の授業はやはり刺激的であり、とても貴重な時間であると感じる。みんな様々な工夫を凝らし考えていて、自分も頑張らなくてはと考えるきっかけとなることが多い、実際に自分が考える側となり苦労する場面もあるが、これから先教師になったとしてもあのみんなも頑張っているのだと思い乗り越えることができる気もしている。自分たちらしく生徒の心を掴む工夫を見ることのできる模擬授業はとても面白くためになるものだなぁと感じる。

⑤最後に
様々な考えるきっかけをくれ成長できた授業であると感じる。中でも生徒との関わりや細かい気遣いは心から見習うべき素晴らしい考えであり、自分もいつかそんな風に生徒を愛し関わっていけるような教師になりたいと感じることのできるような授業でした。ありがとうございまました。


①ICTの活用について
授業においてのICTの活用は授業を分かりやすくするという点や児童生徒が授業内容を理解しやすく、まとめやすくなる利点があると今回の講義を受けて感じた。今までは、ICT化という言葉を聞いても、電子黒板を用いて教科書を映したり、タブレットを授業で用いること程しか思い浮かばなかったが、今回の講義を通して様々な使い方を学ぶことが出来た。特に、板書の部分での使用が心に残った。何度も見直すことができるということ、編集したい時に編集することができるということ、生徒同士が作った板書を見ることで学びを深めることができるということがICTの活用において、重要なポイントにもなり、さらなる使い方の第1歩になるのではないかと思った。また、思考ツールやカフートなどもICTの活用において授業の中でも重要な役割を果たすのではないかと思った。大学生である自分達が楽しんで授業に取り組むことが出来たということは、工夫して授業に組み込むことによって小学生や中学生はさらに楽しんで授業に臨むことができるのではないかと感じた。特に、ジャムボードは教育実習でも使用している場面を何度か見たが、PowerPointなどは見ることが出来なかったので、その点はこの先の教育で必要になってくると感じた。PowerPointはその場での学びをクラスメイトで共有しながら授業を進めることができると感じたので様々な形での活用方法が必要になると感じた。このように、ICTを活用することには多くのメリットがあるということを学んだが、それに頼りきった授業では子どもの学びを止めてしまう可能性もあるので、教師の見極めが必要になると強く感じた。また、教師がICTをある程度の能力をもって授業に用いることができなければ、ICTを活用したとして、生徒に効果を与えることができないのでこの先は教員のICT活用能力も重要になってくるのではないかと感じた。特に小学校や中学校では児童生徒の方が使いこなせる可能性もあるのでその点での理解が教員の次の問題になってくると学んだ。

②全員参加型授業について
 全員参加型授業は、小中学校の授業の中でもかなり問題になることが多くあると考えられる。その中でも、まず挨拶の際に教師に対して挨拶するだけでなく、活動する際のグループのメンバーにも授業の終わりと初めに挨拶をすることは重要であると感じた。そこで参加しやすい状況を作り出すことが、その先の授業に対しての姿勢を作っていくのではないかと感じた。また、生徒に対して意見を聞く時も、額に手を当てて番号などを示すことによって、どの生徒がどのように思っているかを一目で確認することができ、他の生徒も皆がどのように考えているかを見ることができるので、意見交流などもしやすくなるのではないかと思った。
 全員参加型授業を意識して授業をしようとすると、初めは教師がルール作りや授業の進め方などで多くの準備や時間を必要とするが、子どもたちと協力しながら行うことができれば、全員参加型授業におのずと近づくのではないかと思った。その為には、教師が児童生徒の特長やどれだけ現段階での内容を理解できているかなどの情報を把握しておくことが必要であると感じたので、座席表指導案などの工夫が教師には必要であると学んだ。そして、児童生徒の主体性や学びを深めるためには、全員参加型は重要な役割を果たすのではないかということを学んだ。

③今後の教育方針・社会科の学び方モデルについて
 今後の教育方針については、現在進められている主体的・対話的で深い学びや協働的な学びと個別最適な学びを融合させながら教育方針をつくっていくことが必要であると学んだ。その1つにウェルビーイングがあるということも同時に学んだ。そのためには、日本に合った教育方法の推進や、社会性、協調や調和などの教育と絡めると複雑になってしまうような問題に立ち向かわなければならないと感じた。また、グローバル化や地域との連携といった現在も問題となっている部分をどのように解決していくかも考えなければならないと感じた。これらを良い方向に向けていくには教師の能力や資質が今まで以上に重要視され、子どもを一人残らず可能性を引き出せるようにしていく力が必要になると学んだ。
 社会科の学び方モデルについては、指導の流れ、児童生徒の学び方、指導のポイントの3つを意識して取り組むことが必要であると学んだ。導入・展開前半・展開後半・終末でそれぞれ意識しなければならないことがあるので、授業を通して子供たちに意識づけることができるようにしていかなければならないと感じた。特に導入での、めあての作り方は、ただ「~しよう」ではなく、子どもたちから出た疑問に対して「~について説明できるようになろう」というように作ることで、学びを深められるということを実際に感じ、めあては授業の中でもかなり重要なポイントであるということを改めて学ぶことができた。

④模擬授業について(自分・仲間)
 今回の模擬授業では、自分たちは1番初めに授業を行ったが、PowerPointの使い方であったり、ICTを意識した授業制作に取り組むことができ、自分が将来どのような授業を展開していけばよいのかを学ぶことができた。他の多くのグループは、授業の初めにカフートを用いてクイズを行いながら本時のめあてを作っており、その点は授業を楽しく作ることができるのでぜひ取り入れていきたいと感じた。また、ジャムボードやパドレットなど自分がまだ使いこなす事の出来ないアプリを使いこなしているグループもいたので勉強していかなければならないと感じた。
 授業を行っていく中で、生徒に本時で何を学ばせたいのかということを明確にしていくことが重要であると学んだ。活動の目的が明確化されているグループの授業は、授業を受けていて内容を簡単に理解することができた。その部分が不明瞭であると活動の先が見えないこともあったので、自分がこの先授業をしていく際にはそのような点にも気を付けていきたいということを学んだ。

⑤感想
 今回の授業を通して、今まで自分になかった視点で授業を見たり、考えたりすることができるようになった。社会の授業だけでなく、他の授業でも活用することができたり、取り入れることによってよりよい学びを得ることができるような工夫も学ぶことができた。今回の講義を通して授業のICTの活用についてもう1度考え直したり、学び直す必要があると感じた。思考ツールにおいても単元や内容について考え、どのツールが最適なのかを考えたり、クイズをどこで入れることで子供たちが授業に集中し続けることができるかを考えながら授業の組み立てを意識していきたいと感じた。他のグループの模擬授業からも様々な学びを得ることができたので、この先の活動などで実践を行い、自分の授業でどのように取り入れていくかを考えていきたいと思った。
 この15回の講義を通して多くのことを学ぶことができたので、次は現場で実践できるようにしていきたいと思った。
●ICTの活用について。
僕が行った実習校ではICTの活用はそれほど進んでおらず、僕のイメージする従来の黒板を使った授業が多かったです。
今回授業を受けてきて、ICTの活用は非常に有効的なものであると感じました。特に一番有効的だと思ったのは、「生徒を惹きつける」という点です。やはり、黒板の文字を見るより画像や動画を見ることは、より興味の湧くし、よりイメージしやすいので、生徒の興味を惹き、主体的に活動させる一つの手段としてとてもいいと思いました。
そのほかにも、時間を大幅に削減できる場面が多くあり、限られた授業時間を有意義にするのにも役立つと感じました。

●授業の導入について
自分の中で授業の導入といったら、前回の内容を少し復習し、今回の内容につなげる。そしてその中で興味づけをする。という漠然としたイメージを持っていて、そこまで重要視していませんでした。しかし、先生の授業を受けていく中で、「導入」というものがいかに大事なのかを学べた気がします。導入が授業の満足度を決めるといっても過言ではないほど、生徒の授業中での関心度につながるんだということを学びました。

●平等と公平な授業の違い
僕は授業中に、勉強ができる発言が得意な生徒が、考える機会が多く発言する機会も多い授業になってしまうことは、仕方のないことだと思っていたけれど、それは仕方のないことではなく、公平な授業とは言えないのだということを学んだ。
できる生徒できない生徒いずれにも、平等な機会を与え、公平な授業をしていくことが教員として求められていることの一つであると感じた。

●模擬授業
全部の班の模擬授業をみてみて、一番強く感じたのが同じ社会科という授業内容なのにも関わらず、こんなにも多種多様な授業が展開できるんだということに対しての驚きです。正直みんな似たような授業になってしまうのではないかと思っていたけれど、自分の班も含めどれも個性的で、どの授業にも良い所改善点が見えて、授業作りをすることの楽しさ、やりがいを感じ取れました。この気持ちを忘れずに、生活していきたいです。

●感想
僕はほとんどの授業が眠くなってしまうのですが、この授業だけはほんとに面白くて、つい眠気を忘れてしまうことが多かったです。やはり授業の質によってこんなにも生徒の感じ方は違うのだと改めて実感しました。
自分が教員になったら、そう思わせられるような授業をしたいです。

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