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4月22日の社説は・・・

2018-04-22 05:30:24 | 社説を読む
北朝鮮が並ぶでしょう。本当か?

朝日新聞
・ 北朝鮮の決定 完全な核放棄の追求を
・ 憲法70年 権力の均衡を取り戻す

読売新聞
・ 北「実験中止」 非核化の意思表明とは言えぬ(2018年04月22日)
・ シリア情勢 混迷の拡大を防ぐ戦略が要る(2018年04月22日)

毎日新聞
・ 新しい環境基本計画 SDGsの出遅れ挽回を
・ 北朝鮮の「実験中止」宣言 意図を慎重に見極めたい

日本経済新聞
・ 実験中止では核放棄の道がみえない
・ 日本原電支援は丁寧に説明を

産経新聞
・ 北朝鮮の表明 核保有国宣言ではないか
・ 民泊新法 ヤミ一掃で安全確保せよ

中日新聞
・ 勤勉は美徳だけれど 週のはじめに考える

※ 北朝鮮が5社でした。

朝日です。
「北朝鮮が大きな方針の転換を宣言した。核実験と大陸間弾道ミサイルの試射をやめて、和平を志向する姿勢をうたった。」

「ただし今に至るも北朝鮮は、核とミサイル問題のごく一部を切り売りする駆け引きを続けている現実は見過ごせない。周辺国にとっては、真剣な核放棄にどう導くか、本格交渉の起点に着いたに過ぎない。

 今回の決定は改めて、核兵器の軽量・小型化に成功した保有国だと強調している意味を重く考えねばなるまい。すでに所持しているはずの核と大量のミサイルを手放す意図は、まったく見せていないのだ。」

油断してはいけません。


中日がおもしろい!
「 勤勉さのルーツはどこにあるのでしょうか。興味深い指摘があります。経済史研究者の速水融(はやみあきら)氏は江戸時代の農民から日本社会の勤労観は広がったとみています。

 農産物の生産量を増やそうとしたとき、まず労働力としての家畜の利用を考えます。実際、欧州ではそうでした。ところが、江戸時代の日本では耕地の開拓はやり尽くされ耕地面積の拡大は限界にきていた。耕作に使う牛馬を飼育したり飼料の栽培をする土地が既になかった。

 そこで農民は、自ら働く時間を長くした。つまり資本(家畜)ではなく労働力(人力)を投入することで生産量を増やした。その間、生活水準は上がり寿命が延び人口も増えたそうです。この現象を速水氏は「勤勉革命」と呼んでいます。西洋の「産業革命」に対する言葉です。

 江戸時代に、商人の働く意義を説いた思想家、石田梅岩(ばいがん)の教えも勤労観を形作ることに一役買っているようです。後に「石門心学」と呼ばれる教えには、農民の精勤をたたえ勤勉を奨励しています。「一生懸命努力すれば、日常を安楽に過ごせる」と説きました。

 この勤労観は明治時代以降の工業化社会にも受け継がれ、現代に至ったようです。

 勤労を尊ぶ価値観はいいとしても、問題は長時間労働も美徳としてしまった点です。一九五〇年代以降の高度成長期に「午前さま」という言葉がありました。仕事やつきあいで帰宅が午前零時を回ることを指します。猛烈に働く人は「モーレツ社員」と呼ばれました。バブル期の八〇年代には「二十四時間戦えますか」というCMが流行、過重な働き方が当たり前で奨励されてきました。」

日本人の働き過ぎを歴史的に分析しています。

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