ボブ・ディランがノーベル文学賞?
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 配偶者控除 小手先の制度いじりか
・ 大規模停電 備えを見直す機会に
読売新聞
・ 北部訓練場返還 翁長氏はなぜ歓迎しないのか(2016年10月14日)
・ 自動運転車開発 国際標準の獲得へ官民連携で(2016年10月14日)
毎日新聞
・ 電通の過労自殺 若者の命すり減らすな
・ 熊本地震半年 生活再建の課題は多い
日本経済新聞
・ TPP承認で世界の自由貿易を主導せよ
・ トヨタ・スズキ提携と車の未来
産経新聞
・ 大停電 都市インフラの再点検を
・ いじめ対策 血の通った防止法であれ
中日新聞
・ ボブ・ディラン 風の中、時代は変わる
・ 消費者団体裁判 制度を動かすために
※ 中日のみがボブ・ディランを取り上げました。
「 歌手ボブ・ディランにノーベル文学賞。なあに驚くには当たらない。小説も詩も歌詞も、肝心なのは言葉の力さ。だって、友よ、風に吹かれて、転がる石のように、時代は変わっていくのだし-。
ボブ・ディランは詩人である。
フォークからロック、この春の十五年ぶりというホールでの来日コンサートでは、フランク・シナトラやイブ・モンタンといった大御所の名曲をカバーして、ボーカリストとしての実力を見せつけた。
しかし、最も会場を沸かせたのは、アンコールの一曲目に歌った、やはりあの「風に吹かれて」だったろう。「公民権運動の賛歌」と言われる抵抗の歌である。
もともと楽譜の枠をはみ出たような“字余りソング”。一九六三年発表のセカンドアルバム「フリーホイーリン」に収録された初出時の旋律は、ほとんどない。
それでもファンたちは、変化をかみしめ、変わらない言葉を味わい、そして口ずさみ、その歌と共に生きた歴史をふり返る。
ギターの弾き語り、ホルダーで固定したハーモニカ、とても美しいとは言えないしゃがれ声、自分の言葉を自分のメロディーに乗せて歌うそのスタイルは、ビートルズとともに日本のミュージックシーンも変えた。自分の言葉で歌っていいと教えてくれた。」
だったら世界には他にもいそうな気がしますが・・・・。
個人的にはディランのノーベル文学賞には違和感があります。
「そんなものいらねえよ」と言ったらかっこいいのに…。
読売です。
「日米欧で車の自動運転の開発競争が加速している。日本は官民が連携を強めて、安全基準などの国際ルール作りを主導することが大切だ。
トヨタ自動車とスズキが、自動運転や環境対応などの先進技術分野で業務提携の検討に入る、と発表した。
トヨタの豊田章男社長は記者会見で、次世代技術の開発では「標準化に向けた仲間作りが重要な要素となる」と語った。
自らの陣営を増やすことで自社技術の国際標準化を狙う。世界トップの販売台数を競うトヨタでさえ、急速な技術革新のうねりに危機感を抱いているのだろう。」
日経です。
「トヨタ自動車とスズキが環境や安全、自動運転など次世代技術の開発を中心に提携する。
具体的な中身はこれから詰めるが、世界最大手で日米などの先進国市場に強いトヨタと、小さい車づくりや巨大な潜在需要が見込まれるインド市場に強いスズキの組み合わせは迫力がある。
両社の協業が日本の自動車産業の競争力向上に資することを期待したい。
自動車産業では提携や再編の動きが急だ。トヨタはマツダや富士重工業、独BMWなどとも提携している。日産自動車は三菱自動車への資本参加を決めた。世界に目を転じると、2014年には伊フィアットが米クライスラーを完全買収した。
一連の提携劇の根っこにあるのは自動車をめぐる技術潮流の変化だ。過去100年間にわたって自動車の唯一の動力源はエンジンであり、エンジンを改良することが車の環境・走行性能を高める決め手だった。
だが、近年は車の電動化が進み、モーターで車を動かすハイブリッド車や電気自動車が脚光を浴びている。さらにドライバーを人工知能(AI)で補助したり代替したりする自動運転技術の開発競争が、米グーグルなどの有力IT(情報技術)企業も巻き込みながら加速している。
必要な技術の範囲が急速に広がる中では、自動車各社は自社開発の技術だけでは対応しきれない。とりわけスズキのような中堅企業は自前主義の限界を意識しており、それが提携につながった。」
自動運転。
将来、事故の減少などにつながりそうですが、まだ大切なことが欠けているような…。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 配偶者控除 小手先の制度いじりか
・ 大規模停電 備えを見直す機会に
読売新聞
・ 北部訓練場返還 翁長氏はなぜ歓迎しないのか(2016年10月14日)
・ 自動運転車開発 国際標準の獲得へ官民連携で(2016年10月14日)
毎日新聞
・ 電通の過労自殺 若者の命すり減らすな
・ 熊本地震半年 生活再建の課題は多い
日本経済新聞
・ TPP承認で世界の自由貿易を主導せよ
・ トヨタ・スズキ提携と車の未来
産経新聞
・ 大停電 都市インフラの再点検を
・ いじめ対策 血の通った防止法であれ
中日新聞
・ ボブ・ディラン 風の中、時代は変わる
・ 消費者団体裁判 制度を動かすために
※ 中日のみがボブ・ディランを取り上げました。
「 歌手ボブ・ディランにノーベル文学賞。なあに驚くには当たらない。小説も詩も歌詞も、肝心なのは言葉の力さ。だって、友よ、風に吹かれて、転がる石のように、時代は変わっていくのだし-。
ボブ・ディランは詩人である。
フォークからロック、この春の十五年ぶりというホールでの来日コンサートでは、フランク・シナトラやイブ・モンタンといった大御所の名曲をカバーして、ボーカリストとしての実力を見せつけた。
しかし、最も会場を沸かせたのは、アンコールの一曲目に歌った、やはりあの「風に吹かれて」だったろう。「公民権運動の賛歌」と言われる抵抗の歌である。
もともと楽譜の枠をはみ出たような“字余りソング”。一九六三年発表のセカンドアルバム「フリーホイーリン」に収録された初出時の旋律は、ほとんどない。
それでもファンたちは、変化をかみしめ、変わらない言葉を味わい、そして口ずさみ、その歌と共に生きた歴史をふり返る。
ギターの弾き語り、ホルダーで固定したハーモニカ、とても美しいとは言えないしゃがれ声、自分の言葉を自分のメロディーに乗せて歌うそのスタイルは、ビートルズとともに日本のミュージックシーンも変えた。自分の言葉で歌っていいと教えてくれた。」
だったら世界には他にもいそうな気がしますが・・・・。
個人的にはディランのノーベル文学賞には違和感があります。
「そんなものいらねえよ」と言ったらかっこいいのに…。
読売です。
「日米欧で車の自動運転の開発競争が加速している。日本は官民が連携を強めて、安全基準などの国際ルール作りを主導することが大切だ。
トヨタ自動車とスズキが、自動運転や環境対応などの先進技術分野で業務提携の検討に入る、と発表した。
トヨタの豊田章男社長は記者会見で、次世代技術の開発では「標準化に向けた仲間作りが重要な要素となる」と語った。
自らの陣営を増やすことで自社技術の国際標準化を狙う。世界トップの販売台数を競うトヨタでさえ、急速な技術革新のうねりに危機感を抱いているのだろう。」
日経です。
「トヨタ自動車とスズキが環境や安全、自動運転など次世代技術の開発を中心に提携する。
具体的な中身はこれから詰めるが、世界最大手で日米などの先進国市場に強いトヨタと、小さい車づくりや巨大な潜在需要が見込まれるインド市場に強いスズキの組み合わせは迫力がある。
両社の協業が日本の自動車産業の競争力向上に資することを期待したい。
自動車産業では提携や再編の動きが急だ。トヨタはマツダや富士重工業、独BMWなどとも提携している。日産自動車は三菱自動車への資本参加を決めた。世界に目を転じると、2014年には伊フィアットが米クライスラーを完全買収した。
一連の提携劇の根っこにあるのは自動車をめぐる技術潮流の変化だ。過去100年間にわたって自動車の唯一の動力源はエンジンであり、エンジンを改良することが車の環境・走行性能を高める決め手だった。
だが、近年は車の電動化が進み、モーターで車を動かすハイブリッド車や電気自動車が脚光を浴びている。さらにドライバーを人工知能(AI)で補助したり代替したりする自動運転技術の開発競争が、米グーグルなどの有力IT(情報技術)企業も巻き込みながら加速している。
必要な技術の範囲が急速に広がる中では、自動車各社は自社開発の技術だけでは対応しきれない。とりわけスズキのような中堅企業は自前主義の限界を意識しており、それが提携につながった。」
自動運転。
将来、事故の減少などにつながりそうですが、まだ大切なことが欠けているような…。