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ゲームって、なぜこう面白いのでしょう

マリー・エリー・アニスのアトリエ その33

2007-04-27 23:46:40 | ゲーム攻略
3年目の執筆を終えたところで、少しまとめを
書いていきたいと思います。
まずはとっかかりの部分から。幸いなことに
私は初代マリーのアトリエをプレイしていた
ため、大きなシステム上の変更点も感じられず
すんなりゲームに入っていけました。
ただし、記憶には幾つか抜けがあり、有料の
情報を聞かなかったりと、遠回りもしました。
それ以外はおおむね良好ですが、これが全く
シリーズに初めて触れると言う方には、少し
敷居が高くなっているような気がします。
特に脈絡も無く、知り合いが登場するのには
ついていけない感じもしました。

しかし、それ以外の部分は、とてもよく出来て
います。特にこのゲームの要である錬金術の
システム周りはよく出来ていると思います。
注意しなくてはならないのは、良く出来ている
ということで、決して簡単には出来ていない
ことです。
例えば、今まで作った品物は図鑑で確認でき
ますが、その画面からいきなり調合には
入っていけません。私も最初はこのあたり
上手く連動して動けば、使いやすいのにと
思いました。
しかしプレイを続けていくうちに、そこまで
簡単にしなくても良いかなとも思うように
なりました。特に私は紙に書きながらのプレイ
でしたから、図鑑からメモを取りながら
調合を組み立てていくのは、本当に錬金術を
しているようで、楽しかったです。

さてこの錬金術ですが、すこし問題があります。
それはリセットが効いてしまうことです。
プレイヤーの経験が未熟であったり、疲労が
溜っていたり、物自体が難易度の高いもので
あったり、調合は常に失敗と隣り合わせです。
ひとたび失敗となれば、それに要した材料と
時間は無駄になってしまいます。
こうなるとついつい誘惑に弱い私は、リセット
してしまいます。リセットをすると前回セーブ
したところから、再びスタートが出来ます。
ですから難易度がどうであれ、大概は作れて
しまうのです。

はっきり言えば、これは邪道なプレイですが
私は何度も使用してしまいました。
確かにこれでは、ゲームの持つギャンブル性が
失われてしまいますが、それを補って余りある
面白さがこのゲームにはあります。
私が特に感じたのは、スケジュールがピシッと
上手い具合に収まる気持ちよさ。
ほんのわずかな暇も無駄にせず、物をどんどん
作りあげていく楽しさは、最初は気付きません
でしたが、中盤からは楽しくて仕方ありません
でした。
その結果、この3年目は3冊も本を書き上げる
ことができたのですが、もっとスケジュールを
詰め込みたいと、物足りなささえ感じました。

つづく


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