30年ぶりに会えたイギリスの親友キャスが湖水地方の名物を教えてくれました。
名物は、たくさんあると思うけど、日本のガイドブックでは載っていない可能性の高い物をご紹介。
湖水地方って、ピーターラビットとワーズワースだけじゃないんだよ。
まずはKendal Mint Cake
かのシャクルトンが南極へ、ヒラリー卿がエベレストへ持って行ったという冒険家必携のお菓子。
一見チョコレートのような包みですが、中はこんな感じ
ミントと砂糖の塊。
舌に乗せるととろけます。
キャス曰く、「小さい頃山登りには必ず持って行って、山頂で食べたの」
という疲れ挽回力抜群の代物。
調べたらアマゾンで取り扱っているみたいだけど、今は品切れ中。
白糖と黒糖の二種類が伝統食。チョコレートコーティングの甘さ二乗のものもあります。
画像のRamny社が1869年から発売しているWiperさんの直系。
湖水地方ではどこでも普通に売っていますが、知らないと気づかない。
シャクルトンとヒラリー卿と同じお菓子を味わってみたくなりませんか?
ちなみに、甘い物苦手な私ですが、結構後を引く食感と味で、危険です。
何しろ砂糖とミントオイルですから。
次はKeswickのDerwent Pencil
絵を描く人なら知っているかも。
Keswickは、鉛筆の街なのです。
これが鉛筆工場に併設された博物館。
入場料金を払うと鉛筆を一本くれます。
「これがチケットよ」
ということで、鉛筆を持って中へ。
HBの説明が書いてあって、興味深かったので共有。
商品のディスプレイ。見たことありませんか?
中では、ハガキに自分で絵を描くコーナーがあって、
描いた物を水ペンでこすると水彩画のようになってしまう水彩鉛筆が並んでいました。
私も一枚描きましたが、横で描いている店のデモンストレーションの人の絵をみてこっそりしまいました。
記念にとセール品を一つ購入。
36本の水彩鉛筆が3000円って安いのかしら?
レジ横の長安売りコーナーにはマンガ練習ノートが山積み。
Mangaがすでに国際語であることがわかります。
最後は、ホニスターのスレート。
湖水地方の北に行くとバターミア湖に向かう道にある惚れスター峠。
そこには、湖水地方独特の黒い石を掘り出すスレート鉱山があります。
このスレートは家や橋の材料になるばかりではなく
表札や家具などにも利用されています。
自由自在にカットする工場
私のコテッジにも石でできたコースターが。
パブでは料理がこのスレートで出てきたことも。
火山灰の混合の仕方で、柄が違うのをロッドが教えてくれました。
層になっているので、槌で割っていくと綺麗なスレートがはがれます。
それを切ったり磨いたり・・・
今では、ちょっとした観光地になっていました。
その後、バターミアまでドライブをすると両脇は、ずっとこんな山。
山全体があのスレートで出来ていることがよくわかります。
それでみんな、こんな黒い石造りの家になっちゃうのね。
アンブルサイドのナショナルトラスト(歴史的建造物)に指定されている橋の家。
川の上で涼しいのでりんごの貯蔵庫として建てられたとか、
地代がかからないので川の上に建てられたとか、諸説ありますが、狭いです。
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