鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

未来への響き

2016-10-09 | 
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鈴木信夫の詩手紙を中心にした作品から


2008年から絵手紙作家の浅田美知子さんとの交流が始まりました。
詩手紙そのものや書き加えたコメントから選んで紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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「言葉の力」と言われます。
直接何かが出来なくても、言葉の力によって、世の中を変えることだってできます。
しかしながら、アメリカで大統領選挙に向けた二人の候補者の言葉を聞いていると、これで未来はどうなるんだろうと思えます。
この日の詩手紙にはコメントはありませんでした。


        未来への響き
                              2008年3月

未来に何かを響かせたい
あなたの心にそっと目覚めさせたい
何かにあこがれ、誰かにあこがれる気持ち
それが僕たちを押し上げて、人にしていくんだね
未来に何かを響かせたい
あなたの心にそっと目覚めさせたい
何かをしたい、誰かのしあわせ願う気持ち
それが僕たちを押し上げて、力を与えるんだね

今から届けていくことが“未来への響き”になっていく
だから、いいかげんなものにしたくない
だから、いいかげんな言葉にしてはいけない
あなたにしっかり届けることが“未来への響き”になっていく
だから、いいかげんに扱いたくない
だから、すこしもいいかげんにはできない
そう思わなければ、未来は明るくできない
そう思わなければ、未来は明るくならない

今だからこそ、未来に響かせたい
今からでも遅くないから、未来に響かせたい
あなたの心にそっと目覚めさせたい


   詩手紙2008.4.19
   

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