鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

心について

2015-02-21 | 
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鈴木信夫の初期の作品から(2)


詩集に載せなかった未発表のものを選んで紹介してゆきます。
その時々の想いをやさしい言葉で表しているのを感じて頂ければと思います。
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鈴木信夫の詩には少々理屈っぽいものが数多くあります。
今日ご紹介するのもそのような詩の一つかもしれません。


     心について
                        2002年2月

心はどこにあるのでしょう
ある人は、頭の中にあると考えています
ある人は、全くわからないといいます
心はどこにあるのでしょう
あなたは、頭の中にあると思いますか
あなたには、わかりますか
それは、ほんの少し考えてみればすぐわかること
悲しい時、頭で「悲しいから泣かなくては」
そう考えてから涙が出るでしょうか
嬉しい時、頭で「今、嬉しいから喜ばなければ」
そう考えてから笑顔になるでしょうか
胸のあたりにぐっとこみ上げてくるはずでしょう
心は、単純でない不可思議な世界です
神様が与えてくれた、本当に大切なものなのです

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