鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

心と心で触れあえば

2015-03-09 | 
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鈴木信夫の初期の作品から(2)


詩集に載せなかった未発表のものを選んで紹介してゆきます。
その時々の想いをやさしい言葉で表しているのを感じて頂ければと思います。
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一昨日は、「いい出会いに感謝する」ということを書きました。
今日は、「心の触れ合い」をテーマにしたものをご紹介します。


     心と心で触れあえば
                              2002年10月

僕は、ほんとうに大切だと思うよ
人が「心」と「心」で触れあうこと
言葉だけのきれいごとと言われるかもしれないけど
それでもほんとうに大切なことなんだよ
それは、目に映ることだけでとらえていては見えてこない
互いを認めあう気持ちや強く信じあう気持ちは…
「心」と「心」で触れあうことで育っていくものだから

僕は、ほんとうに大切だと思うよ
人が「心」と「心」で触れあうこと
そんな分かりきったことと言われるかもしれないけど
だからこそ忘れてはいけないんだよ
表面的なことばかり見ていてはぜったいに分からない
互いを支えあう気持ちや誰かのためにという気持ちは…
「心」と「心」で触れあうことで創られていくものだから

僕は、ほんとうに大切だと思うよ
人が「心」と「心」で触れあうこと
わかりあうなんてできないと人は言うかもしれないけど
あきらめなければ、必ず分かりあえるよ
歩みよろうとしなければ何も動かない、変わらない
互いが必要だと思う気持ちや一緒に生きようとする気持ちが…
「心」と「心」で触れあえば、かたくなな気持ちもほどけていく

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