鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

笑ってみることは

2021-01-21 | 
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鈴木信夫の詩手紙の作品から

絵手紙作家の浅田美知子さんとの絵手紙・詩手紙の交流は2年を超えて
続いており、このころは、ほぼ毎日1編の詩をつくっています。
できるだけ鈴木信夫らしい詩を選び、詩手紙そのものを見ていただき、
そこに書き加えられたコメントを紹介してゆきます。
一部、詩集に載せたものもありますが、未発表のものが中心です。
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コロナウィルスの感染がますます拡大しています。
おかげで人と会う機会が減り、そして笑顔も減っているように思います。
テレビではお笑い芸人などがにぎやかにしていますが、なかなかおなかの底から笑えない日々です。
こんな時こそ笑顔が必要なのでしょうが・・・。

詩手紙のコメントは、少し前のNHKテレビ出演のことです。
「いまだにテレビの反響がつづいています。うれしいことです。」


        笑ってみることは
                                  2010年5月


苦しくても、笑ってみよう
悔しかったら、笑ってみよう
虚しくても、笑ってみよう
まずは、笑ってみよう
人は、みんな、笑うのを忘れやすい
僕もそのなかの一人
忘れたままでいると、笑えなくなるのかもしれない
そう思うと、笑ってみることは
すごく、だいじにしなければいけないのかもしれない
カガミをみて、笑ってみよう
朝、起きたら、笑ってみよう
人と出会ったら、笑ってみよう
そう思うと、笑ってみることは
すごく、だいじにしなければいけないのかもしれない
カガミをみて、笑ってみよう
夜、眠る前に、笑ってみよう
人との出会いに、ありがたい、両手をあわせて
笑ってみることは、ココロを明るくする
笑ってみることは、ココロをあったかくする

   詩手紙2010.5.19
   
コメント
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作品を引用するとき

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