「須崎の海」

須崎ダイビングセンターの海ログ&生活ログです
スローライフな生活スタイルと同じな
ログアップも気ままですいません。

11/12 カメ

2011-11-12 15:14:46 | インポート

今日も須崎、風吹いてます。 北東の風。

いつになったら止んでくれるのでしょう。

さて、今朝も、いつも通りに海況チェック。

最近では徒歩(散歩がてら)によるチェック復活です。

約1時間かけて九十浜から田ノ浦を廻ってチェック。

時間がかかるけど、運動になったり、色々の物拾ったり

見たりとかなり有意義な時間です。

つい先日には……。

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赤マムシ捕まえたり。(蛇は苦手で、確保するのに一苦労)

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ハナアナゴの餌獲ったりと、海況チェックのみに

止まらず、良い朝の時間です。

今日も九十浜海水浴場廻りからスタート。

今のこの時期は浜には人は、めったにいません。

今朝も無人の浜辺を流木を眺めながら進むと、波打ち際に

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何か流れついています。 大きい? 何?

近付いてみると……。

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カメです。  アカウミガメ?

手や、頭が動いているように見えましたが、死んでいます。

波に揺られているだけでした。

カメは保護動物の為、勝手に処分できません。

海況チェックを終え、センターに戻り、役場に連絡。

しばらくすると、役場の担当者から連絡があり

下田海中水族館の飼育員と共に回収に来るとの事

なので同行しました。

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朝の発見時よりは潮も引き、砂の上に。

水族館の飼育員はカメの姿を見るなり

「アオですねぇ。大きい。」

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どうやらアオウミガメらしい。

甲羅の大きさなどを測ります。

甲羅の長さは81.5cm。

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飼育員のバケツにはこんなものも。

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色々と調べます。

推定体重は100㎏位との事です。

ん?甲羅の所に気になる傷が?

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近くでよく見ると、カーペン(船底塗料)のようです。

船と衝突したのでしょうか?

飼育員の話によると、よくある事だとか。

この後、カメのことを色々と教えていただきました。

実は、今日お逢いした飼育員の方とは顔見知り。

7月に行った、中村宏治さん達のトークショーを

見に来たくれた方々でした。

その飼育員の方の話によると…。

今回見つかったのはアオウミガメ。

伊豆周辺の海では良く見られるとの事。

ただ、伊豆半島での産卵は確認できておらず

小笠原諸島などの南の海だとか。

餌は主に海草が中心。

一方のアカウミガメは伊豆半島でも良く

産卵行動がみられ、餌は雑食で色々なものを食べる

行動範囲は日本近海から黒潮に乗りアメリカ沿岸へ

その後南下してメキシコ方面へ。赤道を通過して、再び北上。

フィリピン近海から再び日本近海へ。

こんな行動が記録されているとか。それも期間は1年程で。

「アカとアオを海の中で遠目で見分けられる方法は無いか?」

と尋ねると……。

「アカとアオとの違いは一目瞭然ですよ。甲羅の形とか

頭の形で」との事。

その違いがよく判らないのです。

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裏返して、お腹側も確認。

全体的には健康状態も良いとの事。

甲羅の塗料跡は気になりますが、死因は特定できません。

君はどおして死んでしまったの?

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最後は100kg程の体を皆で引っ張り、回収して終了。

市役所の担当者の方々

水族館の飼育員の方々    お疲れさんでした。

アオウミガメさん。  海の中で会いたかったな。

追伸。

今朝、ダイビングセンターに来ると………。

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入り口の椅子の上に、何か見慣れないものが。

昨日は、一日買物などの所用で沼津に出かけ留守に

していました。

留守中にお客さん?

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知り合いのガイドさんがお別れの挨拶に

訪れてくれていました。

この場をかりまして。

「留守してごめん。  トシお疲れさんでした。

 また、いつでも顔だしてよ!」


11/8 旨いもん。

2011-11-08 15:39:30 | インポート

今日も須崎は北東の爆風です。

海は荒れちゃってます。 潜れません。

ですが、今朝も早くから仕事で呼ばれました。

漁師さんからです。

「ペラ(スクリュー)に何か巻いかもしれない?」との事です。

潜ってみると……。

Pera

凄い事になって。

ビニールシートみたいです。格闘すること約10分。

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やっと取れて、スッキリ。  無事作業終了。

器材をかた着けて。 朝食にしましょうと……。

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ごはんを炊くのに30分程掛かりましたが、その他は

10分で調理完成です。

何気なく、準備しましたが、なんと食材費は0円です。(調味料以外)

良く考えてみると、もの凄くレベルの高い食材達です。

まず、叔父さんからの新米が届いたので

今日の朝食はごはんを炊こうと決めていました。

それは…。

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オヤジの田舎、新潟の佐渡のコシヒカリ。

収穫後、天日干しにし、甘みをひきだします。

毎年、この時期の楽しみ。

それと……。

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エビ網に掛かった、ショウジンガニの味噌汁。

市場にはほとんど出回りません。

これも貰い物です。

一杯に2、3匹とたっぷりです。

Tukemono

この漬物は、近所のおばあさんからの頂き物。

先日、通院のため路線バスを待っていたのを

ついでに、街まで乗せていってあげました。

そしたら、「こんな物しか無ぇけど、喰うか?」

と持って来てくれました。お手製です。

それと……。

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柿と椎茸をたくさん貰いました。

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椎茸は味噌汁にもたっぷり入れましたが、食べきれないので

干し椎茸にします。

この柿と椎茸は、山方面の知人に金目鯛のおすそ分けの

お礼にといただきました。

そう先週、金目鯛釣りに行ってきました。

Turi1

午前4時すぎ、まだ暗いうちに出港です。

場所は。

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利島や。

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新島が、もうすぐそこの沖合いです。

Okyakusan

乗船した、お客さんたち。

その手伝いで来ましたが、馴れた常連さんたちです。

手助けすることはほとんどありません。

なので釣りに専念します。

Esa

イカ餌を付けたこの仕掛けで、水深500m位の所を狙います。

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お客さんたちは、竿と電動リールで釣りをしますが

自分は、船の漁師道具です。

Maki

竿ではなく、この巻上げ機をつかいます。

Dougu

こうして船べりから海の中へ。

Turi2

今回は大漁。  たくさん釣れました。

Kinnme

一匹数千円する高級魚がゴロゴロとします。

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お客さん達も大漁でした。  上機嫌です。

お客さん曰く、

女房が「ゴルフに行く」と言うと嫌な顔するんだけど

「釣りに行く」と言うと喜ぶんだよ。  と。

それはそうですね。

この時の金目鯛を、おすそ分けしたり

食べきれない分を味噌付けに。

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その時の金目鯛の味噌付けが、今日の朝食でした。

お金では手に入らない旨いもんです。


11/3九十浜

2011-11-03 14:49:22 | インポート

今日は朝からどんより曇り空。

でも、嫌な東風もやっと凪いできたので、

久しぶりに九十浜へ行って来ました。

う~ん。連日続いていた風のせいでしょうか、

海、揺れちゃってます自慢の白砂もユラユラ

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水温は23℃とホカホカなんですがね。

いろんなものが宙に舞ってます

いつも元気なコロダイygも、今日は岩陰に隠れます。

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イソギンチャクもユラユラ。中には砂が

イソギンチャクエビも迷惑!?

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でも、タイミングを狙って群れを撮影すれば~

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午後には凪いできましたが、明日からまた北東

早く、穏やかな海に戻って欲しいものですね。


11/2 逢いたかったよ田ノ浦ビーチ

2011-11-02 17:46:36 | インポート

今日の須崎。

朝から北東の風10m以上吹いちゃってます。

予報では、次第に凪でくるはずですが……。

凪ぎません。 仕方ありませんねぇ~。

のんびり田ノ浦ビーチの散策です。

水温23℃  透視度は7m位です。

Moya1

ちょっと、もやぁ~っとした感じです。

Kai

こんな海草の下に……。

Tama

埃っぽい、アオリイカの卵を見つけました。

でも、今日はちょっと生物少な目です。

ちょっとテンション下がり掛けたその時です。

だめ元で、砂地を超マクロ目線で舐めるように

進むと……。

Ayukawa

やっと逢えた。逢いたかったよアユカワウミコチョウ。

ほんと嬉しかった。

9月の台風で、地形が変わってしまうほどの影響を

受けたこの田ノ浦ビーチ。

ほんと心配でした。 特に砂地の生物達が。

小粒ながら、逢えました。

今日のアユカワウミコチョウにはチョットした物語が……。

はじめに見つけたときは、こんな状態でした。

Ayu1

ラブラブに抱き合ってました。

撮りはじめて、ストロボをたいたりしているとすぐに…。

Ayu3

離れて、別々の方向に……。

恥ずかしかったのかな?

でも、しばらく見ていると……。

Ayu4

背中合わせの状態から向きを変えて……。

Ayu5

また、寄り添うように一緒にいました。

小さな君達の関係。応援してますよ!

他には……。

Hotate

アップで撮らせてくれたホタテウミヘビや……。

Hosi

いつもの、このハゼ。 ホシハゼの仲間かな?

Himeyurihaze

こちらは、遠目にしかお目にかかれません。

ヒメユリハゼかな?

再会できたアユカワウミコチョウのおかげで

嬉しい気持ち一杯な、田ノ浦ビーチでした。

他の今までの仲間にもまた、逢えるよね。

追伸

そんな田ノ浦へ出かける前に、漁師さんが来ました。

「おい、エビ網が引っかかって上がってこねえぇから潜ってくれ」

はいはい。了解です。

「でぇ、深い所?」と尋ねると。

「10~15m位のところだよ。」と。

さっそく向かいました。

Bui

現場到着です。 目印のブイが浮いてます。

Sen

そのブイに沿って潜行開始です。

透明度は良かったですね。 20mは見えてます。

水温も24℃と暖かです。

てぇっ、て深くない?10~15mじゃないような。

Sui

水深計ではすでに20mを超えてます。

ここからまだ、海底はさらに5m位下です。

結局、最大で30mを超えてました。

エビ網の回収は、漁場で普段は潜れない場所なので

目新しい景色にワクワクします。

でも、網は非常に危険です。慎重に作業します。

Ami2

色々と引っかかり易い、ダイビング器材に引っかかり

体に巻きついたりしたら大変です。

特にエビ網は非常に細く柔軟です。

潮の流れる方向も重要です。

岩から外れた網が自分の方に流れてきたら大変です。

Ami

この網は岩に引っかかってました。

Iwa

こちらの網はえぐれた岩の下に入ってました。

これでは上がりません。

取り扱いに注意して無事終了。 お疲れさんでした。