今日も須崎、風吹いてます。 北東の風。
いつになったら止んでくれるのでしょう。
さて、今朝も、いつも通りに海況チェック。
最近では徒歩(散歩がてら)によるチェック復活です。
約1時間かけて九十浜から田ノ浦を廻ってチェック。
時間がかかるけど、運動になったり、色々の物拾ったり
見たりとかなり有意義な時間です。
つい先日には……。
赤マムシ捕まえたり。(蛇は苦手で、確保するのに一苦労)
ハナアナゴの餌獲ったりと、海況チェックのみに
止まらず、良い朝の時間です。
今日も九十浜海水浴場廻りからスタート。
今のこの時期は浜には人は、めったにいません。
今朝も無人の浜辺を流木を眺めながら進むと、波打ち際に
何か流れついています。 大きい? 何?
近付いてみると……。
カメです。 アカウミガメ?
手や、頭が動いているように見えましたが、死んでいます。
波に揺られているだけでした。
カメは保護動物の為、勝手に処分できません。
海況チェックを終え、センターに戻り、役場に連絡。
しばらくすると、役場の担当者から連絡があり
下田海中水族館の飼育員と共に回収に来るとの事
なので同行しました。
朝の発見時よりは潮も引き、砂の上に。
水族館の飼育員はカメの姿を見るなり
「アオですねぇ。大きい。」
どうやらアオウミガメらしい。
甲羅の大きさなどを測ります。
甲羅の長さは81.5cm。
飼育員のバケツにはこんなものも。
色々と調べます。
推定体重は100㎏位との事です。
ん?甲羅の所に気になる傷が?
近くでよく見ると、カーペン(船底塗料)のようです。
船と衝突したのでしょうか?
飼育員の話によると、よくある事だとか。
この後、カメのことを色々と教えていただきました。
実は、今日お逢いした飼育員の方とは顔見知り。
7月に行った、中村宏治さん達のトークショーを
見に来たくれた方々でした。
その飼育員の方の話によると…。
今回見つかったのはアオウミガメ。
伊豆周辺の海では良く見られるとの事。
ただ、伊豆半島での産卵は確認できておらず
小笠原諸島などの南の海だとか。
餌は主に海草が中心。
一方のアカウミガメは伊豆半島でも良く
産卵行動がみられ、餌は雑食で色々なものを食べる
行動範囲は日本近海から黒潮に乗りアメリカ沿岸へ
その後南下してメキシコ方面へ。赤道を通過して、再び北上。
フィリピン近海から再び日本近海へ。
こんな行動が記録されているとか。それも期間は1年程で。
「アカとアオを海の中で遠目で見分けられる方法は無いか?」
と尋ねると……。
「アカとアオとの違いは一目瞭然ですよ。甲羅の形とか
頭の形で」との事。
その違いがよく判らないのです。
裏返して、お腹側も確認。
全体的には健康状態も良いとの事。
甲羅の塗料跡は気になりますが、死因は特定できません。
君はどおして死んでしまったの?
最後は100kg程の体を皆で引っ張り、回収して終了。
市役所の担当者の方々
水族館の飼育員の方々 お疲れさんでした。
アオウミガメさん。 海の中で会いたかったな。
追伸。
今朝、ダイビングセンターに来ると………。
入り口の椅子の上に、何か見慣れないものが。
昨日は、一日買物などの所用で沼津に出かけ留守に
していました。
留守中にお客さん?
知り合いのガイドさんがお別れの挨拶に
訪れてくれていました。
この場をかりまして。
「留守してごめん。 トシお疲れさんでした。
また、いつでも顔だしてよ!」