@susiebero blog編

スージーベロによる@susieberoのブログ編!
アンチエイジング、愛猫、ガーデニングを語りたい!

直脱腸

2007-03-10 23:58:27 | にゃんず全般
今朝も隣家の猫、メレンゲちゃんを捕まえることができませんでした。
メレンゲちゃんは推定2歳の男の子で、長毛MIXが可愛い子です。

何度も当ブログに書きましたが、スージー家のお隣さんにデタラメに猫を沢山飼っている家があり、近所から苦情が出ています。
そのお宅のメレンゲちゃんが、お尻近辺から出血していることに気付いたのは1週間程前のことでした。
最初はケガかとも思ったのですが、数日後、脱腸していることに気付き、このままでは直腸の壊死等、取り返しのつかないことになってしまうと思い、私自身で保護を決心し、猫保護団体から捕獲器も借りていました。

何故隣の家の飼い猫を私が面倒看なければならないかと言いますと、第一にお節介な私は傷ついた子を見てしまった以上、放っておけないから。
第二に隣家の飼い主はぜーったい動物病院に連れて行かないから。
第三にもう動物病院の予約をしてしまったから。
なのです。

しかし、直腸が出てしまってから数日が経過し、時間の猶予がなかったことから、思い切って隣家に出向きました。

スージー「おじさんのとこの猫ちゃんでお尻から血が出てる子いるでしょ?」
隣家おじさん「うん、いるいる。」
スージー「その子ね、直腸が脱腸していてこのままにしておくと大変なことになっちゃうんです。だから私に預けてください。病院に連れて行かせてください。」
隣家おじさん「あ、そう~。悪いねえ。脱腸なんだ~。わかったわかった。」

抵抗されたらどう切り返そうかと考えていましたが、すんなりメレンゲちゃん引渡しを了承してくれました。
ちょっと拍子抜けでした。

拙宅のQちゃんと故・茸吉くんはかつてこのお宅から保護した子です。
特に故・茸吉は尻尾を何者かに切断されるという大ケガをしていましたが放置されていたため、保護を申し出ました。
おまけに条虫やカンピロバクターで酷い下痢をしており、人間の子供ならネグレクトで有罪です。
そんなことも有り、隣家との関係は悪くはなかったのです。

午後になり、メレンゲちゃんがやっと捕まりました。
おじさんがキャリーケースに入れてくれました。
予約を入れてある動物病院は大変人気があるため、午後の診察時間には少し早かったのですが大混雑となる前に急行しました。

直腸が飛び出た痛々しいメレンゲちゃんは腸の洗浄、直腸を体内に戻してもらい、下痢治療の点滴もしてもらいました。
驚いたことに体重は4.02キロしかなく、長毛のあちこちに草の実(通称:ブタッチョ)が毛玉となって絡まっていました。
飼い猫とは思えない毛並みの悪さと悪臭・・・勿論去勢手術もしていません。
可哀相で涙が出そうでしたが、拙宅では飼うことも一時保護もできないので、またデタラメな隣家に帰しました。

おじさん「ありがとねー。」
スージー「一応、直腸は引っ込んで、血も止まりましたけど、下痢が治らないとまたぶりかえすそうです。ちゃんとお薬飲ませてください。」
おじさん「薬飲ませられっかな?」
スージー「錠剤なので粉に砕いていつものレトルトのごはんに混ぜてください。」
おじさん「あ、この子バカだから薬入ってても何でも食べちゃうよ。」

私は言いたかったですよ・・・「バカはおじさんの方だよ!!!」

18時ころ、おじさんの奥さんがケーキを持って拙宅にやって来ました。
スージー「すみません、また勝手にお節介なことしまして・・・。」
奥さん「ううん、お姉ちゃんごめんねぇ、私も気になってたんだけど、お仕事で帰りがいつも遅いでしょう?」
スージー「はぁ。」
奥さん「何万(円)もした?(お財布を出しつつ)半分払うわよ。」

元々1円もいただくつもりはありませんでしたが、“半分”の意味が分かりません。
私は言いたかったですよ・・・「お宅の猫ですよ!!!」
それに何万円もかかりません、今日は4,000円ちょっとでした。(安いかも)

スージー「お金は要りませんから、再発しないよう、お薬きちんと飲ませてください。また血が出たりしたら私が病院に連れて行きますので必ず教えてください。」

変な話だと思われるかもしれません。
書き足りないことや、敢えて書かなかったこともあります。
でも、今日メレンゲちゃんの治療ができて私は満足しています。

長文におつきあいくださいましてありがとうございました。

今日の写真は動物病院での治療を終えたメレンゲちゃん。
元気になるんだよ!


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4 コメント

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なおさんへ (スージーベロ)
2011-09-20 12:47:05
なおさん、はじめまして。
脱腸している野良猫ちゃん、本当に心配ですね・・・。

脱腸したメレンゲちゃんを保護したのは2007年のことですが、その頃の私はもう、行動せずにはいられませんでした。
何だかとても賞賛されてしまい、恐縮ですが、ちょっとの勇気と決断で、誰にでもできたことだと思っています。

その後、無責任な隣家には酷い不幸が訪れ、本文中のおじさんは、まだ50歳代なのに脳の病気で施設を出られない程お身体に障害を負ってしまいました。
広い敷地の家屋敷も人手に渡り、奥さんはアパートで3匹の猫と暮らしています。
その内の1匹が脱腸猫メレンゲくんです。
メレンゲくんはこの日のブログの後、脱腸が直ぐに再発し、結局、腸を腸壁に縫い付ける手術をしました。(入院・手術費用は何故か私が負担しましたが)
でも、今は完全室内飼いで元気に暮らしているそうです。

不幸な猫(犬なども)が幸せになるよう、これからもできることを続けたいと思います!!!
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Unknown (なお)
2011-09-19 23:27:03
こんにちわ。
最近、脱腸している野良猫ちゃんを見て心配になって野良猫、脱腸で検索していたらこのページにたどり着きました。
読んでいるうちに一言申しあげたくて投稿しています。
主様のご意見もっともだと思います。「お宅の猫ですよ!!」と。
私が言える立場ではありませんが隣のお宅は猫を飼う権利ないと思います。信じられません。猫ちゃんが不幸です。
そんなお隣の面倒を見ている主様は本当に心の広い方なんだなと思いました。不幸な猫ちゃんが減ってくれるといいですね > <;
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かつおさんーっ! (スージーベロ)
2007-03-11 20:27:01
かつおさんのコメントを拝読し、ウルウルしちゃいました・・・。

かつおさんは沢山の野良猫・捨て猫ちゃんを保護されていらっしゃるから、猫と人間との不条理に悩まされるスージーベロの気持ちを察してくださったのですね。

ありがとうございます。

私は大丈夫です!まだ余力がありますわよ!
これからもできる範囲で不幸な子を助けたいと思いまーす。
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難しいですね・・ (かつお)
2007-03-11 14:07:37
きっと文章にされていることよりももっと複雑で、
辛くて、スージーベロさんも精神的にまいってるのでは?
こういう問題は奥深くて、目の前の問題だけでなく、人の意識をも変えていかないとならないとか。。いろいろあるんでしょうね。。
あぁ、でもとにかくメレンゲちゃんの治療が出来てよかった。
我が家の里子でも脱腸してた子がいましたが、あれは見てるだけでも痛々しくて。
今後再発しないようにしっかり薬飲ませて欲しいですね。

他にもまだ猫問題抱えてるのかしら?
無事解決するといいけど。。
何かお手伝いできることあれば言ってくださいねー。

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