ちょっとした試練

白長毛猫わたみは元の飼い主のことなど忘れたらしく、夜は拙宅で眠ることが多くなりました。
可愛いわたみ、でも若干おバカなので、私以外の家族からは相変わらず嫌われています。
白猫キヨシも嫌われていますが、キヨシは殆ど私の部屋で暮らしているのであまり問題ではないようです。

わたみは、誰にでも甘え、スリスリしたり、膝の上に飛び乗ったり、何よりずっと鳴いている子なのです。
私以外の家族はそういうことをされるのをもの凄く嫌がり、その度に大きな声で怒られたり、突き飛ばされています。
わたみは、おバカで人懐こいのでそれを学ばず、毎日同じことの繰り返しです・・・。

家族の同意を得ずに、わたみを引き取ったので、少しずつ家族にもわたみにも慣れてもらうしかありません。
（三毛猫みみこや白猫キヨシを保護した時も、同意してもらえませんでしたが・・・）
今、みみこやキヨシよりもわたみはずっと手がかかります。
手をかけて、時間をかけて、拙宅でのルールを覚えさせたり（食卓の上に登らない等）、いっぱい愛情を注いで、わたみの心を幸せで満たしてあげる必要があるからです。

私にとって、猫を飼うことは「癒し」でも「和み」でもありません。
毎日ヒヤヒヤ、ハラハラと心配することや悩み事ばかりが募り、胃の痛くなることばかりです。
でも、猫のいない日常など考えられない程に、どの子も大切な家族です。

今日の写真はおバカなふりして本当は賢いわたみです。
毎日、子猿のように私にしがみついて甘えます。