心穏やかに

白猫キヨシを保護してから９か月が経ちました。
キヨシは幾つかの言葉が理解できるようになり、円滑にコミュニケーションを取ることができます。
（私の語調で言葉を理解しているように感じているだけかもしれませんが）
キヨシには辛く、悲しく、ひもじい野良猫時代のことは忘れて、このまま穏やかにすごさせてあげたいと思います。

野良猫だった頃は、いつも近所の猫たちとケンカをしていたキヨシ・・・。
そのせいで、顔も体も傷だらけでした。
取分け、隣家のコブ平との“死闘”は凄まじいものでした。
大きくて凶暴なコブ平が来ると、どの猫も一目散に逃げます。
しかし、キヨシは未去勢だったこともあり、コブ平と闘っていたのでした。

一年程前の明け方近く、猫同士の大きな鳴き声で目が覚めました。
私はパジャマのまま家を飛び出し、現場に急行！
ケンカを止めさせるために水を撒きました。
それでも二匹は組んだまま離れません。
仕方なく二匹に直接水を掛け、ケンカを止めさせました。

数日後に見たキヨシ（当時の名前は“ヤマシタくん”）は、耳に大きなケガをしていました。
コブ平が噛み付いた痕でしょう・・・。

そんなことを思い出して、こうして書き綴ってみると、今、私の隣で穏やかに眠っているキヨシがここにいることが奇跡に思えます。
しかし、日本のあちらこちらで同じような野良猫を保護して飼い猫にしたり、里子に出されたりしている方も大勢いるのです。
私はキャパが少なくて申し訳なく思うのですが、これからも自分にできることは頑張ろうと思います！

今日の写真は心穏やかな飼い猫となったキヨシです。
私は飼い猫に「癒し」を求めたりしないのですが、キヨシには自然と癒されてしまうのです。


キヨシ：「猫の日光浴はね、人間が温泉に入っているようなモンなんだ」（ふーっ！）