@susiebero blog編

スージーベロによる@susieberoのブログ編!
アンチエイジング、愛猫、ガーデニングを語りたい!

うーちゃん

2009-03-01 20:40:25 | 時事関連
愛知県豊橋市の養鶉場で検出された鳥インフルエンザウイルスは、H7N6型で弱毒性と確定されました。(農林水産省発表)
しかしながら、その養鶉場で飼われていたウズラ26万羽はすべて殺処分されます。
袋にギュウギュウ詰めにされて生き埋めされるのです。
他に方法はないものかと、ただただ感情論を展開する私は愚か者でしょうか・・・。

8年程前、バリバリに元気だった黒猫Qちゃんが、生きたウズラを咥えて来たことがありました。
それまで、スズメやハトは何度かあったのですが、ウズラには驚きました。
先ずは得意顔のQちゃんを褒めて、咥えているウズラを開放させ、安全な場所に避難させました。
近所でウズラを飼っている家を聞いてまわったのですが、見つからず、野性のウズラがいるとも思えず、外に放っても飛べないウズラはまたQちゃん他近所の猫に捕まってしまうと思い、家で飼うことにしました。
インターネットでウズラの飼育方法を調べ、小鳥店でウズラの餌を買い、困惑と期待で頭がいっぱいになりました。

しかし、私の短絡的な考えはすぐに終わってしまいました。
翌々日、ウズラは死んでしまったのです。

勤務先からダッシュで帰宅し、家族からウズラが朝から何も食べなかったと聞かされ、心配して籠から出して様子を見ていた時です・・・。
ウズラは大きく目を見開き、一鳴きした後、スーッと息を引き取りました。
私の手の平の中で。

ウズラには“うーちゃん”という名前をつけていました。
私はうーちゃんに申し訳ないことをしたと後悔し、泣き続けました。
スージー母と家族Bは、ウズラの死に号泣する私を見て“ドン引き”状態でしたが、スージー父は「明日、山に埋めてきてやるよ。」と言って慰めてくれました。

スージー父が亡くなったのは、「うーちゃん事件」の1、2ケ月後でした。
その後、父の山(=畑)に行き、うーちゃんのお墓が立派に造られているのを見つけました。
こんもり盛られた土に竹の棒が挿してありました。
うーちゃんの死に号泣した私も、お墓参りには行っていなかったのですが、私の代わりに父が弔ってくれていたのだと思うと胸が熱くなりました。

一羽のウズラの思い出話です。
26万羽のウズラは卵を得るための、単なる生産機械ではないはずなのに・・・。

今日の写真はスージー父の畑です。(当時の写真)
うーちゃんが眠っています。