
しばらくぶりに原田マハさんの本を読んだ。
マティスと印象派の画家ドガ、セザンヌ、モネに関する小編だった。
マティスはフォービスムの画家といわれている。
フランスが舞台だから、わからない地名や建物などが多く苦労したが、地図や資料などを見ながら読んだ。昔からフランスには興味があったので、調べながら読むのも楽しかった。
マティスに関しては「うつくしい墓」、これはマティスのもとで家政婦として働いた女性の回想の話。この話ではヴァンスのロザリオ礼拝堂に関心を持った。マティスがかかわっていて集大成の仕事ともいわれているという。
ドガについては「エトワール」、これはドガと同時期に活躍した女性の画家マダム・カサットと画廊との思い出の話。ドガの作品制作の裏側をあかす。踊り子とパトロンの話など。
セザンヌについては「タンギー爺さん」、タンギー爺さんはパリで画材具を扱う人で、彼とセザンヌとの関係を娘の手紙を通して描いた作品。ゴッホの絵にも同名の作品がある。

モネについては「ジヴェルニーの食卓」。
印象派といえばやはりモネが有名ですね。
モネのもとで、モネを支えたブランシュという女性の回想の話。
睡蓮の絵を描くモネと彼を後援したクレマンソーとのかかわりも語られている。
絵心はないのだが、私も絵を描いてみようかなと思ってしまった。
いっしょに見た本

表紙の中段左端がドガの絵、下段左がマティスの絵です。


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