
橋本治さんの本を読んだ。
橋本治さんは、2019年に70歳で亡くなっている。
なぜこの本を読むことになったか、今は覚えていない。本か新聞を読んでいて、この本に気づき、図書館から借りてきた。
この本には、6人の主人公(10才づつ年の違う男たち)の生き方とその父母、祖父母までの人生が描き出されている。その背後には戦前から平成までの日本のいろいろな歴史が描かれている。
私もほぼ同じ時代を生きてきたので、思い出されることばかりであった。
なぜこの本の書名が「草薙の剣」というのか?
本の最後の方に「草薙の剣」の説明はあったがよくわからなかった。
とにかくこの本を読んで、私の生きた時代と同じ時代のそれぞれの年齢の人たちが、どんなことを思っていたかを気づかされた気がした。
人は様々であるが、その生きた時代により、違った人生になる。自分でかえられるものもあれば、歴史の荒波にのまれてしまう場合もある。
それでも、ひたむきに生きていれば、違う未来がひらけることもあるのではないだろうか?そんなことも考えさせられました。
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