最後の海軍大将が語る「太平洋戦争秘話」ということであるが、終戦後25年に、旧知の海軍記者と対談した貴重な証言である。
内容は歴史読本の1970年9月号に掲載されたものである。
井上成美(しげよし)は、1889年仙台市生まれの最後の海軍大将の一人である。
井上は、米内光政、山本五十六とともに、日独伊三国軍事同盟に終始反対したことで有名である。
ちなみに、米内は盛岡、山本は長岡、井上は仙台で、いずれも幕末には奥羽越列藩同盟の藩の後裔でした。
その後井上は、海軍兵学校の校長も務め、独特の教育観をもって教育に当たりました。
しかし、終戦後は一切表には出ず、横須賀の郊外に自宅を構え、子供たちに英語を教えて過ごしたといいます。
数年前、私はその場所に行ってみたくて、三浦半島まで出かけました。
横須賀市の長井というところで、三浦半島の最西端の半農半漁の村であったところです。
しかし、詳しい情報も調べずに、行けばわかるだろうの感じだったので、井上大将が住んでいたというところは
訪ねられませんでした。
その時は、長井の丘の上にあった「ソレイユの丘」という所によって、周りの写真を撮ってきたのが
以下のものです。半島の丘にある菜の花の咲いた静かなところでした。