元東京大学法学部教授で民法の権威である内田貴氏の著書「民法改正」を読みました。私は内田先生を直接は知りませんが、昔子供同士が塾友でした。
本書を読むと、今なぜ民法改正が必要なのが分かります。100年以上前に制定された日本の民法は、条文の数は少なく文章もシンプルで、ルールの大部分は解釈論として法典の外にあるので、行間を読まないと内容が分かりません。つまり、大事なことは民法の本文に書いてないので、分厚い注釈書を読まないと分からないそうです。ですから、一般の人が読んでもある程度理解できる文章で、実際に裁判で運用されているルールを民法典にきちんと書き込もうというのが、このたびの改正の主な目的なのです。内田先生頑張って下さい。
本書を読むと、今なぜ民法改正が必要なのが分かります。100年以上前に制定された日本の民法は、条文の数は少なく文章もシンプルで、ルールの大部分は解釈論として法典の外にあるので、行間を読まないと内容が分かりません。つまり、大事なことは民法の本文に書いてないので、分厚い注釈書を読まないと分からないそうです。ですから、一般の人が読んでもある程度理解できる文章で、実際に裁判で運用されているルールを民法典にきちんと書き込もうというのが、このたびの改正の主な目的なのです。内田先生頑張って下さい。