祇園祭…山鉾参観案内書より。

祇園祭山鉾連合会理事長　吉田孝次郎

祇園祭山鉾は、貞観十一年に災禍除去を願って創始以来、京都の町衆の団結と力で守り、世界遺産としてユネスコの「世界無形文化遺産」に登録されております。

都市災害ともいうべき「疫病」から自分達の身を守るために、牛頭天皇を聖地神泉苑に祭り神意の鎮魂を祈った祇園御霊会に、氏子達の「山鉾風流」を加えたのは、約六五〇年前であるが、今年は御霊会創始から数えて一一四三年目の祈りをささげる。

今年の祇園祭には、明治初期より居祭を続けていた神功皇后の説話による凱旋の船鉾が一四二年ぶりに巡行に加わる。

初年度の姿は、神面を唐櫃に奉安して、囃子を随行させる「唐櫃巡行」。山鉾巡行列の最後尾を務める。「大船鉾」の幟を先頭に総数六〇余人の風流列、こ。の鉾の前途ｙ観客の皆さんで祈ってぃただきたく想います。



＊前章の方は、前半二節の部分について…八坂神社の祀りであると、メッセージをくれたのであるが、その事自体には、芥川は、殆ど興味が無かった。

ただただ、京都の町衆＝日本に町衆が勃興した時代である室町時代以来の＝の心意気に、今年は、触れなければいけない、そう思っていたのである。支倉常長のタペストリー以来、ずっと。




銀閣寺を日本有数に愛し続けてくれている芥川さんなら、至極当然の成り行きで御座ろう。






2012/6/23、銀閣寺にて。（Ｃ）芥川賢治。

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