おかげさまで１０周年を迎える事ができました。私が喫茶店に憧れたのは幼稚園の頃。おばあちゃんのうちがパン＆ケーキ屋だったので親はずっと働いており、小さかった私は一人で工場に出入りしたり、店先で遊んでいたり、たまにお隣の渋い喫茶店にも出入りしていました。ジャズの流れる煙草臭いその店は、おじいさんが一人でやっていて遊びに行くとカウンターに座ってオレンジジュースをもらっていました。（今思えばただ飲みでしたΣ(-᷅_-᷄๑)その薄暗い褐色の異空間は子供の私には不似合いだったと思いますが、背伸びをして大人の仲間入りをした気持ちで、その店のコーヒーの香りが大好きでした。きっとそんな思い出があって自分から、カフェをやりたいにつながっていった様な気がします。あの時の喫茶店とは全然違って、本棚とぬいぐるみにテレビのあるいたって家庭の居間のような当店ですが、色々なお客さんに出会えて、仲良くしていただいて、毎日がとても楽しいお仕事です。これからもどうぞよろしくお願いします。