相撲古美術

相撲に関する資料の紹介や相撲史の研究の成果を発表していきたいと思います。

相撲関係者の思い出(その30)

2021年03月22日 | 日記

横綱玉の海

この写真は昭和46年4月11日の浜松巡業の時のものである。玉の海はこの年の10月11日に急逝した。この時の秘密の場所の模様は『大相撲』5月号79ページに出ている。丁度この時に浜松市議選があり、玉の海も何人かに応援を頼まれ、名前がこんがらがってしまったと冗談を言っていた。この巡業でも玉の海が最も稽古をしていたと記事に出ている。浜松巡業の際には豊橋の森國弘氏と、よく玉の海を訪ねた。玉の海の死後に、彼の兄から依頼があり、横綱・トロフィー・賞状など全資料を入手したのも奇縁である。彼の人柄をよく物語るものにファンレターが取ってあったことである。横綱で他にいるのであろうか。昨年、蒲郡巡業の折りに実行委員会から、玉の海展の依頼があったが、コロナ禍で来年に延期となった。素直な性格で入院を伸ばして、あのような結果になってしまったのは、かえすがえすにも残念である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相撲関係者の思い出(その29) | トップ | 相撲関係者の思い出(その31) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事