相撲古美術

相撲に関する資料の紹介や相撲史の研究の成果を発表していきたいと思います。

花籠巡業板番付入手

2019年06月10日 | 日記

このほど花籠部屋の巡業板番付を入手した。板番付といっても、ちゃんとした

庵看板の板番付ではなく、一枚板のものである。昭和31年夏のもので、大関は

初代若ノ花と初代若ノ海である。この当時、若ノ花は実際も大関で、若ノ海は

前頭である。若ノ花が力士時代に最も大変だったのは、巡業であったと語って

いるが、この数年前のことであろう。二所ノ関一門は合併せず、バラバラに巡

業していたのだろう。私の若い頃、2代若瀬川が大関の巡業があったが、客寄せ

にしろ、1日をもたすのも大変であったろう。花籠7若といわれるのは、もっと

後のことである。若ノ花は稽古十分となるが、現在の大合併の稽古と、取組は

当時のものと比べたら、雲泥の差と思われる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする