相撲古美術

相撲に関する資料の紹介や相撲史の研究の成果を発表していきたいと思います。

◯◯相撲(その106)

2018年08月08日 | 日記

【占手相撲】

山口県防府市大崎の玉祖神社に伝えられる占手(うらて)相撲は

前回のネッテイ相撲と似たところがあって、こちらも飾太刀を

持参する。晒の廻しの両力士が取り組むが、勝敗はつけない。

土俵も無い。開催日は9月24日で、県指定無形民俗文化財とな

っている。占手とは節会相撲の最手脇(ほてわき)のことで、現

在の関脇にあたる。現在は大正末年まで続いた南部相撲が消滅

したので、ネッテイ相撲と共に節会相撲の流れを伝える貴重な

相撲神事である。

 

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◯◯相撲(その105)

2018年08月08日 | 日記

【ネッテイ相撲】

兵庫県養父市奥米地(おくめいじ)の水谷神社に伝わる

相撲神事である。10月の第二月曜日に開催される。二

人の大人が小太刀を持って登場し、裃姿で上半身は裸

で廻しは無く、取り組むけれども勝負はつけない。土俵

も行司も無い。国選択無形民俗文化財で兵庫県指定重要

無形民俗文化財である。この形式は節会相撲の流れを汲む

といわれる。

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