『長谷雄草紙』

2023-11-23 23:32:10 | 行って 見た

永青文庫に行ってきました。

以前行った時、やたらと坂道がキツかった記憶があって、どうするか悩んでいたところ、目白駅からバスなら大変じゃない、と教えてもらいました。
試したところ、ホントだった!!
何故に、違うルートを通っていたんだろう?


というわけで、永青文庫、ですよ。敷地の玉砂利に足を取られますが、坂に比べればなんてことない。

今回のメインは『長谷雄草紙』細川さん家の秘蔵の御品。重要文化財だそうです。

館内、写真不可なので、外側の写真しか無い…。

長谷雄草紙、平安時代の公卿で漢学者の紀長谷雄が、鬼との双六に勝って女の人を貰うんだけど…という不思議なお話。

そんなに長くないからなのか、一挙に全巻公開。
太っ腹企画、有難い。
解説も丁寧で、わかりやすい。自分では気付けないツッコミどころも面白かったです。

鬼が、死人の良いところだけを集めて作った美女、顔が見えないようになっていても、美人の気配がある。描き手が上手なんですね。
長谷雄、どれだけ美人であっても100日っていわれたんだから、せめて99日は我慢〜とかでなく、あっさり80日って駄目すぎないか?
そもそも!鬼は何故に長谷雄に双六勝負を挑んだのか、謎が多いですが。
気になる人は見に行って〜。
絶対に楽しいですよ。

長谷雄草紙だけでなく、蒙古襲来絵詞の模本が白描本と比較ができたり、信貴山縁起絵巻の模本の部分(面白い場面)展示があったり、御伽草子があったり。
良いもの見せてもらったなあ。 

お庭の紅葉は、もう少し先のようです。ライトアップの企画もあるようですよ〜。
長谷雄草紙の展示は12月3日まで。オススメです。











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