ウィーン・フォルクスオーパー『チャルダーシュの女王』

2016-05-16 23:47:44 | ♪音楽周辺
上野の文化会館に行って来ました!
ウィーン・フォルクスオーパーの来日公演です。


今回、チャルダーシュの女王/こうもり/メリー・ウィドウと3演目の上演で
本来、好きな順なら、メリー・ウィドウ>こうもり>チャルなのですが!!



いやぁ。ここ最近のメリーはつまらん。
&舞台が綺麗じゃない。
(好きな人いたらごめん。個人的な意見としてね)
何が悲しくて、格好良くない(容姿じゃなくて、演出的にってことですよ)ダニロを見なきゃいかんのかわけわかんないし
やたらと出しゃばるニエグシュも鬱陶しい。
演出が早く変わってくれないかなぁ。

でもって
こうもりは、まあ多分、どう転んでも大丈夫だと思うけど、去年、メルビッシュの引っ越し公演で見たし
(あの時もビーブルさんの指揮でしたねぇ)
だったら、TVでしか見たことがない、チャルをこの機会にという、消極的な選択だったにもかかわらず
アタリでしたー!

ロベルト・ヘルツル演出版って、ものすごく綺麗なアール・ヌーヴォーの舞台装置ですよ。
それだけでも見に行った甲斐大有り

主人公のエドウィンが頼りないし、なんでそーする?そう言う?なおバカなのはアレですが~(お坊ちゃんだからねぇ)
親友のボニがことごとく楽しいところかっさらっていく(笑)
ボニが出てる場面で3か所、アンコールがあってちょっと吃驚した。
特に3幕の、シルヴァ・フェリ・ボニの3人で歌って踊る「ヨイ・ママン」の場面はもともとアンコールがお約束な箇所ですが
1回目のアンコールで、英語&日本語で歌って、ハンガリー語はやらないの?と思っていたらば
2回目のアンコールでシルヴァが歌い、その後、踊りだけさらに2回アンコールありでした。
(昔のメリーのメラニー・ホリディがやったカンカンのアンコールを思い出しましたよ~)
ここ、場面的にはエドウィンと破局して、シルヴァの心情は結構大変な筈なんだけど、
刹那的(やけっぱち気味というべき?)な歌とダンスが妙に盛り上がって楽しいんですよねぇ。
CDでこんな感じってわかってたけど、本物はやっぱりすごいなぁ。

ちなみに、ほかのアンコールシーンは「女なんか」:ボニが下着っぽい(昔のはもっと露骨に下着なデザインだったと思う)衣装の女の子たちと踊るナンバーと、ボニとシュタージが歌う「ハイマシ・ペーター&パウル」の2か所です。
曲とダンスの流れで盛り上がりやすい箇所なのかなぁ。美味しい役どころ?
思えばエドウィンはいまいち盛り上がらない曲が多い???

エドウィンの曲と言えば、今回も(演出変わってないから当然だけど)登場の時に「素敵な人よ」を歌ってました。
出来は置いといて、やっぱり綺麗な曲ですねぇ。。。
(頼むからプログラムに”モンマルトルのすみれ”から持ってきてるってどっかに書いといてくれ~!!)

出番は少ないですが、エドウィンのご両親、侯爵夫妻も良い味だしてますよねぇ。
特にレオポルト・マリア侯爵ステキ過ぎですよ~。
いろいろありそうだけど、シルヴァ、幸せになれそうな気がしましたしね。

フェリだけがこの後ちょっと寂しいかなぁ。フェリ。格好良いし良い奴だから幸せになって欲しいんだけどなぁ。
その昔、TVで見た時はフェリって頼もしいおじさまと思っていましたが、既に気分は同輩。
(私は見てないけど)昨日の公演でフェリを演じていたクルト・シュライプマイヤー氏だって、1989年の日本公演ではダニロだったんだもんねぇ。
月日は平等に流れますねぇ…。

おまけ
今回の戦利?品

Tシャツ・プログラム・チケット

Tシャツは日本ツアーのなので、グレーです。
黒いの欲しい…。ついでにウィーンで買った折り畳み傘が壊れちゃったので欲しかったなぁ。
スタッフの人に聞いたら、販売してないそうです。残念。


コメント
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