人間を人間たらしめてるのは妄想力です!(`・ω・´)シャキーン

2021-09-27 11:45:45 | 歴史系

 

ソドムとゴモラで有名なソドムの町が実在し、その滅亡理由は隕石の空中爆発の余波ではないか・・・というお話。もちろんこれは証明されたわけではないが、調査内容に重大な瑕疵がないのなら、人間がなしうる通常の破壊行為(戦争や略奪)などではなくて天変地異的なもので滅びた可能性は高いと言っていいだろう。

 

オイラが興味深いと思ったのは、それが「神罰」として記録されたことである(ご存知のように、それは同性愛を禁ずるための根拠となされた)。もうずいぶん前に「『神の罰』の期限:その合理性・必然性について」なんて記事を書いたが、要するに人間は「絶対意味づけするマン」という抜きがたい性質を持っているのであり(これは「幻想の解体:宗教・思想・怪談」などでも述べた通り)、そういう性質の一端ともいえる「妄想力」が人間を人間たらしめた(文明を作らしめた)、というのは「旧約聖書」のお膝元たるイスラエル出身のハラリ先生ものたまっていることである(ちなみにノアの箱舟が、洪水の多いメソポタミアとそれを記録した「ギルガメッシュ叙事詩」などの影響を受けていそうだ、というのもよく言われることである)。

 

というわけで、ちょうど漫画「チ。」とフラットアーサーに絡めて穏健な懐疑主義の話をしたところだったので、この興味深いニュースも取り上げてみた次第。

 

ん、待てよ待て・・・ソドムの町が道徳的問題ではなくただの事故で滅んだのだとしたら、同性愛を禁ずる根拠が一つ消滅したではないか!とするなら、前にわっちが喝破したように、「文明はシーメールより始まる」という主張がますます真実味を帯びてきた、ということに他ならない。

 

ユーレカ!(゚∀゚)アヒャ


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