花冠同人・多田有花の俳句ブログ

日々の俳句の備忘録

播磨灘 水煙296号(2008年2月)

2008年10月31日 | Weblog
春近し夕焼け空へ天守立つ
語り終え春星またたく下に出る
光るものみな早春の風の中
沖晴れて冴え返りたり播磨灘
梅東風のさわさわ森を渡りけり
春きざす木の間を漏れる光にも
城とビル間に浪花の朧月