花冠同人・多田有花の俳句ブログ

日々の俳句の備忘録

遠花火 水煙277号(2006年7月)

2008年10月29日 | Weblog
髪切って軽きうなじに夏の風
初蝉や朝の大気の芳しき
開け放つ窓いっぱいの夏の暁
遠花火ききつつ土用鰻かな
雲高く盛夏の町を見下ろせる
朝の川万緑映し静かなる
心地よき風に七月終りけり