花冠同人・多田有花の俳句ブログ

日々の俳句の備忘録

寒晴 水煙283号(2007年1月)

2008年10月30日 | Weblog
きしきしと初雪踏んで境内を
そこはかとなく淋しさも年変わる
正月の街のむこうに瀬戸の海
六甲に霧たち昇る寒の入り
大枯野雲の広さをうつしけり
寒晴の予感の中へシャツを干す
もくれんの冬芽を高く青空へ