花冠同人・多田有花の俳句ブログ

日々の俳句の備忘録

麦青む 水煙261号(2005年3月)

2008年10月28日 | Weblog
海山を眼下に見やり鴨帰る
献血を終えて春陽の中に出る
麦青むいつしか風も柔らかし
足元に光あふれていぬふぐり
退職を決め背後より春嵐
春雪が鏡の中を降りしきる
連翹や明日はいつもまぶしくて